犬がキャン!と鳴く整体は間違い?本当に効果がある施術の見分け方

ペットの整体において「犬が痛がる=効いている」という認識をしている施術者や飼い主さんがいますが、それは大きな誤解です。

実際、私が以前YouTubeで見た動画では、整体師が犬に触れるたびに犬が「キャン!」と鳴いていました。

にもかかわらず、その整体師は「ここが悪いですね~」と言いながら、さらに力を入れて押し続けていました。

こういった行為は、犬にとってただの“苦痛”でしかなく、調整でも施術でもありません。

果たして、「犬が痛がる整体」は本当に正しいのでしょうか?

本記事では、犬にとって安全で、本当に効果のある整体とは何かを、具体的な視点からお話しします。

「痛い=効いている」は人間でも間違い

人間でもそうですが、本当に効果のある整体や調整は、無理なく・痛みなく行われるべきです。

痛みが出るような刺激は、神経や筋肉を緊張させ、逆に身体を防御反応で固めてしまうことがあります。

それは犬でもまったく同じです。

無痛で整える方法はたくさんある

私は実際に犬の整体と気功を行っていますが、施術中に犬が痛がることは一切ありません。

むしろ、目をとろんとさせてリラックスし、施術が終わる頃には身体の柔軟性が戻って、尻尾を振るようになることもあります。

世の中には無痛で整える技術がいくつも存在します。 痛がらせて無理に押すしか知らないのは、単に技術が未熟なだけです。

飼い主ができる見極めのポイント

犬の整体を受けさせる際、飼い主さんには以下のポイントを見ていただきたいです:

  • 施術中に犬が緊張していないか
  • キャン!と鳴くような痛みを与えられていないか
  • 終了後、身体の動きに明らかな変化があるか
  • 触ったときに柔らかさやしなやかさが戻っているか

これらの要素が満たされていなければ、施術の質を疑ってみるべきです。

終わりに

犬は言葉で痛みや違和感を伝えることができません。その分、飼い主が「様子」や「反応」をしっかり見てあげることが必要です。

本当に効果がある施術は、犬が痛がることなく、その場で身体が変わるものです。

「痛がるから効いている」という時代遅れの常識ではなく、安心して任せられる施術者を選んであげてください。