こんにちは。今回は 「怪しい気功師」と 本物の気功師 を見分けるポイントをお伝えします。
「気功師」と聞いて、どんな姿を思い浮かべますか?
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仙人のような長い髭の中国人
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片言の日本語で除霊を語る人物
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派手なウェブサイトで高額グッズを売る“自称ヒーラー”
実際、今の日本には多種多様な気功師が存在し、残念ながら 怪しいビジネス目的の人も少なくありません。
外気功(施術者が自分の気を相手に送り、気の巡りを整える療法)は本来、安全かつ有効な民間療法ですが、誤った方法や詐欺的勧誘で被害を受けるケースもあります。
そこで本記事では、怪しい気功師によるトラブル事例と、信頼できる気功師を選ぶ具体的チェックリストをまとめました。
「除霊を勧められた」「パワーストーンを買わされた」などの不安をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
1.国家資格のある施術
日本で「国家資格が必要な施術」と気功の位置づけ
日本では 気功に国家資格制度はありません。
だからといって違法・無効というわけではなく、あくまで“民間療法”として扱われています。
違いを明確にするため、まず国家資格が必要な代表的な施術を整理します。
分類 国家資格 主な施術内容 法律・試験
- あん摩マッサージ指圧 あん摩マッサージ指圧師 もみほぐし・指圧・あん摩 あん摩マッサージ指圧師法/国家試験
- 接骨・整骨 柔道整復師 捻挫・骨折の整復、固定、リハビリ 柔道整復師法/国家試験
- 鍼・灸 はり師/きゅう師(鍼灸師) 鍼・灸による痛み緩和、体質改善 あはき法/国家試験
これらは保険適用になる場合があり、人体に直接触れて「施術」を行うため国家資格が義務付けられています。
一方、気功はエネルギー(気)による調整が主体で、“外氣功”として世界的に認められる補完療法ですが、日本では資格制度が存在しません。
まとめ
国家資格=触れる医療+保険対応
気功=民間療法(資格不要)だが法的に施術自体は合法
気功は 気の調整・遠隔施術が中心 で、直接押圧や整復をしないため、日本では資格要件がありません。
だからこそ、施術者の知識・倫理・技量を見極めるチェックが重要になります。
2.国家資格がなくても合法な “リラク系施術” の現状と注意点
カイロプラクティック
WHOが補完医療として位置づけ、米・豪などでは国家資格が必要。
日本には統一法がなく、無資格でも開業可能。
登録制度(JCR=日本カイロプラクティック登録機構)はあるものの任意。
リフレクソロジー/フット・もみほぐし店
本来「マッサージ」という医業類似行為は あん摩マッサージ指圧師 の国家資格が必要。
ただし“施術”ではなく リラクゼーション目的 と表示すれば違法には当たらないため、短期研修だけのスタッフでも施術が行える。
利用者が知っておくべきポイント
施術とリフレッシュは別物
対症療法や医療的改善をうたう無資格店は要注意。
解剖学知識の不足によるリスク
強い力で揉まれると、炎症・神経障害を悪化させる恐れ。
“マッサージ”の看板だけで信用しない
国家資格の有無や施術経験を必ず確認。
慢性痛・怪我は医療機関と併用
リラク目的店は「一時的なコリほぐし」と割り切る。
まとめ
日本ではカイロプラクティックやリラク系マッサージは資格がなくても合法ですが、人体へのリスクは資格の有無に比例します。
施術レベルの効果を期待するなら国家資格保有者、リラックス目的なら無資格店でも可──と目的に応じて使い分けましょう。
3.気功施術はきちんとした「施術」が出来る施術
日本では気功師に国家資格はありませんが、すべてが怪しいわけではありません。
中国では中医師資格+行政登録が必須と定められ、本物の気功師は医療現場で効果を認められています。
次章で“きちんとした気功師”を見分ける具体ポイントを解説します。
4.きちんとした気功師とは
5.怪しい気功師の危険性
正しい知識や経験がなくても “気功師” を名乗れるのが日本の現状です。そのため残念ながら怪しい施術者も存在します。
中国では無免許気功師が症状を悪化させた事例が報道され、信頼できる気功師を選ぶ重要性 が広く認識されています。
もし知識・技量に乏しい気功師を選べば──
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症状が悪化する / 改善しない
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何度通っても効果がなく費用だけかさむ
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「遠隔施術」や「金運アップ」など根拠の薄い勧誘に巻き込まれる
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パワーストーンなど不要な物販を迫られる
こうしたケースは詐欺・時間とお金の浪費につながりかねません。
少しでも怪しいと感じたら購入や回数券契約を断り、別の実績ある気功師に切り替えることを強くおすすめします。
6.怪しい気功師の見分け方
怪しい気功師を見抜く 8 つのチェックポイント
# チェック項目 要注意サイン
1 公式サイトの情報量 住所・料金・施術内容が曖昧/実績ゼロ
2 口コミ・評判 Google や SNS で低評価が多数、内容が具体性に欠ける
3 実店舗の有無 物理拠点を持たず YouTube・SNS のみで集客
4 過度な運気・金運アピール 「すぐ金運アップ」「宝くじ波動」など誇大表現
5 問診の丁寧さ 症状をほとんど聞かず即施術・遠隔送気を実施
6 高額回数券の即提案 初回で10回以上のコース契約を迫る
7 物販の勧誘 パワーストーンや浄化グッズをセット販売
8 体感と説明のギャップ 患者は改善を感じないのに「良くなっている」と断言
3項目以上あてはまる場合は “イエローカード”。
5項目以上なら 別の施術者を探す ことをおすすめします。
どうしても不安なときは
店舗名+「口コミ」「評判」で検索
施術者の実名・修行歴・症例公開 を確認
回数券や数回を一括払いなど、高額契約は一旦持ち帰り、家族や専門家に相談
正しい気功は「治癒力を高める補完療法」魔法のように一度で劇的に治るわけではありません。
継続施術+生活改善で 体質が変わり、自分で治せる体へ。
ご自身の身体と時間・お金を守るため、上記チェックリストを活用してください。
まとめ──
怪しい気功師を避け、安全に施術を受けるために- 気功は補完療法。
医療と併用しながら体質改善を目指しましょう!