気功が上達しない人へ|瞑想と“気を感じる練習”が必須な理由とは?
こんにちは。今回は、気功を独学で練習している人や、教室で習っているけれどなかなかうまくいかない人に向けてお話します。
これは、東京で気功院と気功教室をやっている私が、実際に生徒に指導する中で「本当に大事だ」と痛感したことです。
気功が上達しない人が見落としている“2つの基礎”
気功を習うとき、どうしても「手の形」や「動作」に意識がいってしまいがちです。
でも、私が生徒を教えていて感じるのは、「瞑想で気を感じること」と「先生から気を受け取って体感すること」、この2つができていない人は伸び悩む、ということです。
教室でもまずここを徹底します。
瞑想はなぜ気功に欠かせないのか?
功法(気功の練習法)では、自分が気を出せているかを確かめる必要があります。
その感覚をつかむには、気を感じ取る力=気感を鍛える必要があります。
その一番の方法が、瞑想です。
私の教室では、気を感じるための独特な瞑想を生徒にしてもらいます。
体の内側の流れや温かさ、静電気のような感覚などに意識を向けていきます。
▼具体的なやり方:
- 静かな場所で座る
- 全身の感覚を広く感じる
- 呼吸を邪魔せず、体内の気を“探す”ように感じる
この練習を重ねると、だんだん自分の気の状態がわかるようになります。
そうなれば、いちいち先生に「できてるかどうか」を聞かなくても、自分で答え合わせできるようになるんです。
それこそが、本当に上達しているということだと私は思います。
気を受けて感じる練習の重要性
もうひとつの基礎は「気を受けて感じること」。
気功を始めたばかりの人が、自分で気を出すのは正直むずかしいです。
だからこそ、まずは先生から出た気を受けて、体の変化を体感してもらうことが大事になります。
教室でも、生徒に気を送って、
- 手がぽかぽかする
- ピリピリする
- 姿勢が変わる
- 心が落ち着く
- 痛みが減る
といった変化を感じてもらっています。
こうした変化を実際に体で感じると、「気功って本当にあるんだ」と信じられるようになるんです。
気感が育つと、何ができるようになるのか?
気を受ける体験を重ねると、気感が育っていきます。
すると、
- 気の種類や強さが分かるようになる
- 場の“空気”を敏感に察知できる
- 良い気・悪い気が区別できる
こんな力が自然と身についてきます。
そしてその先には、自分で気を出す・吸収する・変化させるといった、応用的な気功もできるようになっていきます。
気功上達の本質は“感覚”にある
私が教室でいつも言っているのは、「気功は外側ではなく、内側だ」ということです。
形をまねしても、呼吸だけ整えても、うまくいかない。
大事なのは、意識と感覚です。
自分の中の変化を感じ取る力。これがなければ、気功は上達しません。
「気功をやっても気がわからない」という人の多くは、ここを見落としています。
まとめ|上達したいなら、“感じる”ことを優先してください
気功を習ってもなかなか上手くいかない。
そんなときは、「瞑想で気を感じる」「気を受けて体感する」という2つの練習に立ち返ってください。
この2つをちゃんとやるだけで、体感も上達スピードもまったく変わってきます。
私としては、教室に来てくれた人には、楽しく、そして効果を実感しながら上達してほしいと思っています。
そして卒業した後にも、自分の人生の中で役立ててもらえるような気功を伝えていきたいと思っています。
この文章が、ほんの少しでもあなたの判断の助けになれば幸いです。
またよろしくお願いします。