クンダリーニ症候群にならない方法をお伝えします。

そもそもクンダリーニ症候群とは何?という話なのですが、クンダリーニ症候群は気功やヨガを間違えた方法で行うとなる精神と肉体にあらわれる症状です。

症状はチャクラが開いてしまう、開きっぱなしになる、色々有るのですが、今回はこころとからだの不調について・クンダリーニ症候群とおもったら・クンダリーニ症候群にならないための予防法を書きます。

1 初めにクンダリーニ症候群の記事を書いた理由

なぜクンダリーニ症候群について書こうと思ったのかというと。

世の中にはいろんな気功師がいて、で電話相談や問診などで、患者さんと話した際に、あなたの症状はクンダリーニ症候群で特別な治療をしないと治らないだとか、高額な治療代を請求したりする場合があるからです。

また、患者さんも具合が悪いところに、良く分からない病名を出されて困惑したり不安になってしまい、偽物の気功師の話を信じてしまう事があるります。

クンダリーニ症候群ではなく、ただの自律神経の不調や体調不良までクンダリーニ症候群だと勘違いしてしまう人がいるのです。

そしておかしな気功師やスピリチュアルの人に頼ってしまう事もあるからです。

2 クンダリーニ症候群の症状

クンダリーニ症候群の症状はどのようなものがあるかといいますと、チャクラとかいろいろあるのですが、ここでは一般的に体に現れる不調を説明します。

  • 自律神経系の不調
  • 体温調節ができない
  • 背中に感じる違和感
  • ムズムズ感
  • 呼吸が苦しい
  • 呼吸が浅くなる
  • 体がだるくなる
  • やる気が出ない
  • 集中力が下がる
  • 統合失調症のような症状
  • 幻覚・幻聴
  • 離人症(前の自分とは違う感じ・自分が自分ではない感じ)
  • 不安感が強くなる

など精神的にも肉体的にも症状は現れます。

クンダリーニ症候群の症状はヨガや気功をしている人だけがなる症状ではなく、自律神経が乱れると起きり症状とかなり似ているというかほとんど同じです。

3 クンダリーニ症候群になる原因

どうしたらクンダリーニ症候群になるかというと、ヨガや気功をしている人で間違えた練習をするとクンダリーニ症候群になります。

1 間違えた呼吸法

一般的にヨガや気功で重要視されているのが、呼吸法です。

呼吸法は鼻から吸って口から吐くというのが主流なので、間違えた呼吸法をするとクンダリーニ症候群になることがあります。

たとえば、呼吸をする際に無理に息を止めたり、限界まで息を吐ききる、限界まで吸い込むといった肉体と精神に負荷をかけるとクンダリーニ症候群になる可能性があります。

2 無駄に力を入れる・力み・力む

呼吸以外に何がクンダリーニ症候群の原因になるかとうと、特別な感覚を得ようとして、身体に集中するあまりに力むことです。

これはヨガや気功だけに限らず、一般のスポーツや武道、運動全てにおいて共通して言えることです。

上手い人や感覚が良い人は一流の選手は武道でもスポーツでも力まずにリラックスした状態が体を動かしやすかったり、良い結果を生むことを知っています。

しかし運動音痴の人や、脱力の大切さをわかっていない人は、力みが正解の感覚と思って練習を続けてしまいます。

この力みを正しい感覚だと思って練習していると、体に余計な負荷やストレスがだんだんかかってきて、ケガや故障の原因にもなりやすくなります。

たとえば気功の代表的な稽古法の小周天で説明します。

小周天は丹田にためた気をお尻の方から頭に気を上げていく最中に、体の中に意識がいき、気を探そう、気を感じよう、気を上げようとするあまり力みがちになります。

力むと当然体に良くない負荷がかかり脳圧が上がり、めまい、ふらつき、頭痛、呼吸が浅くなる・苦しくなる、倦怠感など、クンダリーニ症候群のような症状が現れ始めます。

そして最初の内はその負荷が稽古には付き物の感覚や成果だと勘違いして続けます。

そして、最初は症状が出ていても気にせずに行い続け、徐々に体調が悪くなり、そのうち稽古中だけではなく稽古をしていなくても症状が出るようになって、やがて症状が慢性化します。

その結果クンダリーニ症候群になってしまうという事があります。

なぜなら、力みというエネルギーは中にこもったり、体の中に作用するエネルギーで、本来行う意識を広げていく外に向かうエネルギーとは対極だからです。

力みとは反対、対極の感覚を養う事が気功上達の秘訣になります。

4 クンダリーニ症候群にならないために予防法

とにかく力まない事が大切です。

私の合気道の経験から伝えると、合気道には合気といった相手を無力化する技があるのですが、この合気は力みを完全になくして脱力した状態で行うと成功しますが、力んでいたのでは全くかかりません。

気功も力んだ状態ではエネルギーが上手く通らずに発生しないために、換気してない部屋と同じで気がこもってしまいます。

力まずにリラックスして行うと、力みと反対の身体の感覚がつかめてきます。

呼吸で負荷をかける際も力まずに行う事です。

5 クンダリーニ症候群になったと思ったら

1クンダリーニ症候群に基本的にはならない

基本的にヨガや気功などをしていない方は、クンダリーニ症候群は関係ないので、ご安心ください。

クンダリーニ症候群の症状は自律神経失調症の症状と一緒と言って良いくらいすごく似ています。

過労や、人間関係や仕事のストレス、ストレスをためやすい性格、過去の嫌な思い手での積み重ね、寝不足、食生活の乱れなどいろいろな事で自律神経が乱れているだけなので、クンダリーニ症候群ではありません。

2 クンダリーニ症候群だという気功師の治療は受けない事

なぜなら、まともな気功師ならクンダリーニ症候群という不確かな病名は伝えないはずです、通常自律神経の不調だとか、一般的な言葉や表現で症状を伝えるでしょう。

気功師の私が受けた相談で、クンダリーニ症候群という言葉を使う気功師の話で一回もまともな話を聞いたことがありません。

3 オステオパシー・整体・カイロプラクティックなど代替医療を受ける

自律神経失調症など自律神経の不調になったら、もちろん気功でも良いですし、カイロプラクティック・オステオパシーを受けてください。

病院を勧めずに整体などを勧める理由は、病院には症状を抑える薬はあっても、自律神経の不調を整える治療法や解決策はないからです。

一言で言うと本来は医者の範疇外の症状だからです。

お医者さんに聞いてみるとわかる話ですが、病院で出来ることは、血圧が高いなら下げる薬、かゆいならかゆみ止めなど、症状を抑える薬はあっても、自律神経の乱れを整えたり、自律神経の不調で起こる症状を治す薬はないのです。

でも病院を悪く言っているわけではなく、もちろんプロフェッショナルでお医者さんにしかできない分野も沢山あるのも本当の事です。

クンダリーニ症候群にかかったと思ったら気功・オステオパシー・カイロプラクティックの施術を受けてください。

なぜ気功師の私が気功だけではなく、手技つまりカイロプラクティック・オステオパシーなどの手技も勧めるかというと、腕が良い治療家なら、本当に自律神経系の不調は改善できるからです。

そして私は整体やオステオパシーやカイロプラクティックの手技もできて、自分でも手技で自律神経系の不調を何百人と治してきたからです。

ただし、中途半端な治療家に診てもらうと、最初は良くなるものの、完治や、日常生活が不満なく過ごせるまでは回復できません。

ようは頭打ちという現象で、あの先生のところでは、これ以上元気になるのは無理かなという状態になります。

くれぐれも本当にうまい技術者のところの治療を受けてください。

以上、気功やヨガでクンダリーニ症候群にならない方法と解決策でした。