気功のやり方を知りたい方も多いと思いますので、気功の覚え方も交えて説明します。

気功が出来るようになるには気功を練習するにあたり、覚えやすい順序があります。

しっかりした気功を覚えたい方に向けて、私が気功の治療が出来るようになった順序でもあり、私の気功教室で教えている気功の習得法の順序をお伝えします。

気功を独学でされてる方にも参考になる内容にしましたので、ご参照下さい。

 

気功を覚える時に良くある遠回り

遠回りのイメージ画像

  • 太極拳のようなゆっくりとした動きの気功の体操をしてしまう
  • 太極拳をしてしまう
  • 站椿功(タントウコウ)などの立禅をしてしまう

これらは基本自分や他人を治療する目的で気功を覚えたい方は、覚えても覚えなくてもどちらでも構いません。

私もできますが、武術の経験から出来るようになったので、治療には特に役立っていません。

なので、不調を健康にしたいという方は、気功体操や站椿功(タントウコウ)を覚える必要はありません。

しかし站椿功(タントウコウ)や気功体操の動画は、沢山あるので、やってみたい方は挑戦してもよいと思います。

站椿功(タントウコウ)で健康になった人もいますが、私はもっと効率的で負担の低い楽な方法を選びました。

でも威力は強力です。

気功が出来るようになるまでの気功の覚え方

 

  1. 気を感じる練習 (瞑想)
  2. 気を出す練習
  3. 気を操る練習
  4. 気を強くする練習
  5. 自分や他人を癒す気の治療
  6. 癒す以外の気の使い方

 

というように気功のやり方を覚えるには、覚えやすい順序、気功を効率的に出来るようになる法則のようなものがあります。

1 気を感じる練習 基本 

一番初めは気を感じる練習から始める。

通常、気功は目に見えないので、気を感じるところから練習します。

たとえば、気を出してくださいといって、気が出せていたとしても、気が出ている事を自分で感じられなければ、次の段階の練習に進めません。

どのようにしたら気を感じられるのかというと、気を感じる身体を練っていくのです。

まず気を感じるには自分の身体の感覚の意識を上げていく必要があります。

自分の身体の感覚を上げる一番良い方法は、ズバリ瞑想です。

瞑想のやり方はいろいろありますが、私が行っている瞑想は、気を感じる力を高めたり、気功を上達させたり、手から気を出す一段階上の気を練って出す気功をするのにも役立つ瞑想法です。

 

2 気を出す練習 

    ある程度まで瞑想が出来着るようになってくれば、気を気を感じられるようになるので、次に気を出す練習に入れるようになります。

    次に気を出す方法ですが、気が出ている疑似的な感覚を体験してもらい、自分で気が出せているかどうかを自覚できるようにします。

    不味きが出ている状態がどんな感じが分かる必要があると説明しましたが、気が出るとどう感じるかも、分かった方が気功習得の近道だからです。

    疑似的ですが気が出ている感覚が分かるようになると、一般的に一番気を感じやすくて、気を出しやすい場所は手のひらになので、手のひらから気を出す練習を数種類行います。

    数種類の気の出し方や感じ方を練習すると、どれか一つは自分に合ったやり方を見つけられて、何となくでも気を出せるようになります。

    感の良い方はこの段階で気が出せているかどうか、はっきり自分で分かるようになります。

    3 気を感じる練習 応用

    次に気を操る練習をします。 自分で気を感じられるようになり、気も出せるようになった後にすることは、出した気をさらに繊細に感じ取る練習をしていきます。

    気功の代表的な鍛錬法の小周天、大周天などがありますが、いきなり小周天、大周天をやってみましょうと言われて、気功の初心者が出来るものではないので、段階的に覚えていって最終的に小周天、大周天ができるように稽古法な行っていきます。

    気功の代表的な稽古法を行う事で、さらに気をしっかり感じられるようになります。

    4 気を強くする練習

    気功の代表的な練習をするようになったら、気を強くする練習も行っていきます。

    丹田と言われる個所を自覚していく段階です。

    日本の武術にも力の源と言われる臍下丹田という個所があります。

    中国の気功にも上丹田・中丹田・下丹田といい三か所の丹田があるとされています。

    子の丹田を自覚できるようにする練習方があります。

    私は丹田を意識すると、大きな力を出せたり、重心が安定したり、相手の力を無力化(合気道の合気といわれる技術)出来たりします。

    気といった見えない感覚の問題ではなく実際に誰にでもはっきり体感させられるほどの効果を出せます。

    三か所の丹田を開発することで、さらに気功が上達していきます。

    5 自分や他人を癒す気の治療

    気を感じられて、気を出せて、気を操れて、気を強くなれたら、気で自分や他人を癒せる段階になります。

    中途半端に気を出せる人は世の中沢山いますが、誰にも1分ほどで、ハッキリと違いを分かってもらえるような気が出せる人はプロの気功師でもなかなかいないのは下地が出来ていないからです。

    せっかく気を出せても、出した気が弱くてはその場しのぎになってしまいます。

    気を用いて治療する場合は、漠然と気を出したり、気の流れを整えたり、気を抜いたりといろいろなアプローチ法があります。

    肩こりや腰痛、頭痛、自律神経の乱れなどの不調に対して気を送るのではなく、体調に合わせた気の治療を行うとその場で楽になったり順調に回復します。

    まとめ

    気功には覚える順序があります、覚える順序が間違えていたり、必要な事が覚えられていないと、本来の気の持つ効果を十二分に発揮できずに、気功がつまらないものになってしまいます。

    もし本当に気功が出来るようになって、自分や他人を元気にしたいなら本物の気功の覚え方を知ることがとっても大切です。

    独学でも習うにしてもしっかり、その場で効果を感じられる気功を学ぶことをお勧めします。

    以上、気功のやり方、覚え方の順序でした。