小田原の気功教室の生徒さんの事例
こんにちは、今回は小田原の気功教室の70歳女性生徒さんの方のお話です。
発症当日の状況
次回の予定を電話で確認したところ、「実は左手がうまく動かせない」と言われました。
話を聞くと、原因は分からないものの、今朝から急に左手が思うように動かなくなってしまったそうです。
化粧をしようとしても、アイラインを引くための力が入らず、うまくできなかったため、唇やファンデーション、眉毛などできる部分だけ整え、あとは眼鏡でごまかして出かけたとのことでした。
明らかに異常を感じ、病院へ行って、カルテに記入しようとしたところ、力が入らず文字がグニャグニャしてしまい、まともに書くことができなかったそうです。
その後、CTスキャンの検査を受けた結果、脳に少し黒い影が見つかり、脳梗塞の疑いがあると診断されました。
しかし、現在の病院には精度の高いMRIの設備がなく、詳しい検査を受けるために別の病院を紹介されたそうです。
これまでどこも悪いところもなく元気に過ごしていたのに、突然このような状況になり、生徒さんご本人もとても落ち込んでいました。
夜に私に相談の電話をくれる予定でしたが、夕方に私から連絡を入れたところ、「ちょうどよかった」と言われました。
遠隔気功の実施
そこで、「遠隔で施術をしましょう」と提案し、遠隔気功を行いました。
施術の腕もさらに上達したという話をしながら、約10分間気を送り、様子を見てもらいました。
すると、左手のふわふわした感覚が落ち着き、半分くらいは力を入れられるようになったとのことでした。
実際に施術後、文字を書いてみてもらったところ、遠隔気功を受ける前は跳ねたり止めたりする動作ができなかったのに、それが明らかに改善し、ある程度できるようになったそうです。
最終的には7割ほど回復したと本人も実感されたため、「しばらく様子を見ましょう」ということで電話を終えました。
翌日のMRI検査結果
翌日、生徒さんは大きな病院でMRIの検査を受け、脳梗塞であることが判明しました。
医師からは2週間の入院と、その後点滴などによる治療を受けるよう指示されたそうです。
翌日、医師に「手を握ってみてください」と言われた際、しっかりと力を入れて握ることができ、それを見た医師から「これならもう大丈夫」と言われたそうです。
病院で入院中の人を見ると半身麻痺や寝たきりの人もいて、自身が相当軽度で済んだことが身に染みたそうです。
退院後も後遺症が残る事もなく、普通に生活できているという事です。
脳梗塞と気功 – もし放置していたら?
脳梗塞は時間との勝負で、発症から数時間以内に適切な治療を受けるかどうかで、その後の回復や後遺症の有無が大きく変わるそうです。
もし、遠隔気功をせず、そのまま翌日まで放置していたら、以下のようなリスクも考えられました。
1 症状の進行による悪化の可能性
- 脳梗塞は進行する可能性がある
→ 梗塞(血管の詰まり)が完全に悪化すると、脳のダメージが広がる。
→ もし左手の麻痺がそのまま進行していたら、足にも影響が出る可能性もある。
- 夜間に悪化していた可能性
→ 寝ている間に血流がさらに悪くなり、朝起きたときに麻痺が強くなっていた可能性もある。
→ 目覚めたら左半身がほぼ動かない、というケースもあり得る。
2 気功の影響を考えると?
遠隔気功を15分行った結果、左手のふわふわした感じが落ち着き、体感で7割は手に力が入るようになった という変化があった。
これは、少なくとも何らかの形で血流や神経の伝達が改善した可能性を示している。
もしこの施術をせず、そのまま翌日を迎えていたら、症状が進行し、改善のチャンスを逃していた可能性が高い。
- 気功が血流に影響を与えた可能性
→ 梗塞部分の血流をサポートし、脳のダメージ拡大を防いだのではないか。
→ ふわふわした感覚が落ち着いた=血流の改善や神経伝達の変化の可能性がある
- 症状の回復が早まった可能性
→ 「7割回復」という結果が出たのは、施術による影響があったからこそ
→ もし施術をしなかったら、回復が遅れて後遺症が残る可能性もあった。
3 医師の診断とも矛盾しない
翌日、大きな病院でMRIを受けて「脳梗塞」と診断されたが、
- その後の回復が早かったこと
- 医師に「もう大丈夫」と言われたこと
これらを考えると、早い段階で気功を行ったことが、結果的に回復を早めた可能性は高い。
結論:「悪化していた可能性はある」
- 気功をしなければ、そのまま麻痺が進行していた可能性が高い。
- 夜のうちに悪化し、翌朝さらに動かなくなっていた可能性もある。
- 結果的に早期回復につながったので、やらなかった場合よりも良い方向に進んだと考えられる。
「放っておいたら悪化していた可能性は高く、気功が回復を促進した可能性も大きい」というのが妥当な判断。
これらを考えると、早い段階で気功を行ったことが、結果的に回復を早める方向に働いた可能性もあるのではないか と推測できます。
結論:遠隔気功は回復をサポートできたのか?
結局のところ、「もし何もしなかったらどうなっていたか」は誰にも分かりません。
実際に脳梗塞のような症状は、できるだけ早く医療機関で診断・治療を受けることが最も大切です。
もちろん、今回MRIで脳梗塞が確認されており、気功によって血流の詰まりが解消されたわけではありません。
しかし、施術後に手の感覚や動きに改善が見られたことは確かな事実です。
今回のケースでは遠隔施術後に手のふわふわ感が軽減し、力が入るようになり、文字を書く動作も改善し手の感覚が回復したという事実 はあります。
医療機関での診断と治療が最優先ですが、補助的に気功を活用することで、回復をサポートできる可能性があるという一例かもしれません。