気功を独学で学び練習する方法について

気功を独学で学びたいと思ったあなたへ

気功を独学で学ぶ方法は、動画・本・DVD・インターネットなど、さまざまな手段があります。

検索すればたくさんの情報が出てきます。

スワイショウ、太極拳、大周天・小周天、呼吸法、瞑想、修功など、気功の練習方法も豊富に存在します。

気功の型は3000以上あるとも言われています。

独学で練習して気功ができるようになったと感じ、自分のやり方を広めようと教室を開いたり、施術院を開業する人もいます。

気功は国家資格がないため、誰でも教室や施術院を始めることができる世界です。

そのため、良い意味でも悪い意味でも「ルールのない業界」であり、「やった者勝ち」のような側面があります。

独学のリスクと私の実体験

しかし、私の経験から言うと、気功の独学はあまりおすすめできません。

理由は、正しく行えば心身の健康に良い影響をもたらしますが、間違って行えば体調を崩したり、運気さえも下がってしまうからです。

10年前、瞑想や気功に不慣れな時期に、私は呼吸法の訓練に熱中していました。

腹式呼吸と逆腹式呼吸を繰り返し、丹田の稽古を行っていましたが、練習を重ねるたびに体が重くなり、頭がスッキリしない状態が続きました。

合気道やキックボクシング、木刀の素振りでは問題がなかったのに、呼吸法の稽古をすると体調が悪くなる。

明らかに異常でした。

今ならわかりますが、当時は明らかに間違った呼吸法を自己流で行っていたため、逆効果となっていたのです。

気功の学び方には順序がある

私はその後、難病やさまざまな症状が気功で改善していくのを実際に目にしました。

遠隔の気功も扱えるようになりましたが、当初は学び方の順序が逆でした。

中国の気功師によれば、気功の正しい習得ステップは次のようになります:

  1. 自分の体を強く健康にする
  2. 自分の病気を自分で治せるようになる
  3. 他人を施術できるようになる(対面・遠隔)

この順序を無視すると、逆に体を壊したり、気功の本質から外れてしまいます。

独学では理解できない「気の扱い方」

気功で人を施術する方法には2通りあります

  • 自分の気(エネルギー)を使う方法
  • 宇宙や自然の気を借りて使う方法

自分の気を使ってばかりいると、具合が悪くなったり、寿命を縮めるとも言われています。

独学ではこのような大事な知識や感覚を学ぶ機会がなく、知らずに自分を傷つけるリスクがあります。

独学と師事、それぞれのメリットと違い

独学には以下のメリットがあります

  • 安価(費用がかからない)
  • 自分のペースで自由にできる
  • 通う手間が不要

しかし、次のようなデメリットもあります

  • 間違っていても気づけない
  • 上達が遅くなる
  • 体調を崩すリスクがある

体系的に教えてくれる先生がいれば、無駄な回り道をせずに短期間で上達できます。

よい指導者に師事することは、学びの質と成果に大きな違いをもたらします。

まとめ:気功を学ぶならどうするべきか

本格的に気功を学びたいなら、実績があり、改善事例も豊富な気功師に習うのが最も安全で確実です。

「まずは独学で試してみる」のもよいでしょう。

書籍やテキストで基礎に触れ、興味が深まったら教室で学ぶ──その順番も十分アリです。

ただし、間違った方法で体調を崩した私のようなケースもあるということを、ぜひ覚えておいてください。