こんにちは、今回は気功教室の料金相場や、料金で失敗しないための注意点をお伝えします。
気功教室の高額料金は「将来的な目的」とセットで考える
一般的な気功教室の料金相場は、月額約1万円程度。安いところでは1回3,000円の都度払いもあります。
ただし、中には月額3万円〜5万円という高額な教室も存在します。
茶道、書道、料理教室など他の習い事と比較しても、著名な先生でなければ月額3〜5万円という料金は適正とは言えません。
専門的な内容や開業支援、明確な目的があり、卒業後に実際に気功師として活動し収入を得られる教室であれば、高額料金も自己投資として価値があります。
しかし、「料金が高い=内容が良い」とは限りません。同じ気功を学ぶ上で、月額1万円の教室と5万円の教室で内容に大幅な差はほとんどないのです。
特に「同じ練習内容を繰り返すだけ」「明確なゴールや期限がないまま高額料金を払い続ける」といったケースは、単なる「無駄金」になる恐れがあります。
まず、自分が健康になりたいのか、人を施術するプロを目指しているのかを明確にして、料金がその内容に見合っているかを十分に確認しましょう。
気功技術だけで収入を得るのは難しい?
高額な気功教室で「技術を学べば簡単に開業して稼げる」と言われることがありますが、実際には単純ではありません。
気功の技術自体は収入を生むための「飯の種」に過ぎません。
それを収入に変えるためには「集客」が不可欠です。
ホームページ、SNS、YouTubeなどを使って新規の方を呼び込む仕組みが整い、初めて授業料などの投資を回収できるようになります。
口コミや紹介だけで新規顧客を獲得し続けることは難しく、実際に口コミや紹介だけで経営を続けている方々でも、新規のお客様は月に2~3人程度です。
そのようなお店は常連のお客様がほとんどを占めるため、一見すると人気店に見えますが、実際は同じ方が繰り返し通うことで経営が成り立っています。
これは裏を返せば、「症状が根本改善されないため、同じ方が何度も通うしかない状態」だとも言えます。
つまり、高額な授業料を払って気功の技術を習得しても、それだけで即座に収入になるわけではありません。
習う料金を考える際は、「集客力を身につけられるか」までセットで考える必要があるのです。
一般的に、施術院や気功教室では顧客が何度も通うことで利益を上げています。
気功の世界で「本当に改善させている場合」はどうなるか?
しかし、私の場合は正反対です。
私の施術では、症状が改善すればするほど、お客様は「卒業」して通わなくなります。
つまり、きちんと治せば治すほど、常連客は減ってしまうのです。
施術をする時に力を抜けば、当然治りが遅くなり、何度も通ってもらえるでしょう。
しかし、私はそうしたことは苦手ですし、一回一回しっかりと施術をして、確実に改善してもらいたいと思っています。
そのため正直なところ、利益を出すのはとても難しいです。
だからこそ「単価」を上げざるを得ませんし、新規顧客を継続的に集める「集客力」が必要不可欠となります。
本当に治せる気功師ほど、「気功技術」と「集客スキル」を同時に習得することが重要になります。
身近な人だけに使うために高額な授業料を払う必要はある?
家族や身近な知り合いにしか使わないのであれば、果たしてそこまでの金額を支払う必要があるのか疑問を感じます。
身近な人だけに50万円や100万円もの高額をかけることを考えると、それは少し現実的ではありません。
身近な具合の悪い人を改善するなら、そんな大金掛からないし、習う時間があるなら、プロに任せた方が早く改善するので、習うよりプロに施術してもらった方が早いしやすく済みませんか?
このようなことを踏まえると、気功を習う目的に合わせて支払う料金設定を考えることが非常に重要です。
例えば、将来的に開業し、技術を生かして収入を得たいという明確な目的がある場合には、高額でも投資として理解できます。
私もカイロやオステオパシーにセミナーに数百万はかかりましたから。
しかし、家族や知人を対象とした範囲内で楽しむ程度ならば、数千円の手頃な価格で楽しみながら学べる方が良心的だと思っています。
こうした理由から、私の教室では目的に応じて二つのコースを設けています。
開業を目指し、本格的な技術習得と集客ノウハウを身につけるためのプロの技術を会得する高額な講座と、気功を気軽に楽しみながら学びたい方のための手軽な初級3000円の習い事です。
私が過去に失敗した高額教室の話
じゃあどうしたらよいの?という話になります。
よし!気功の学校の入って一から気功を勉強しなおすぞ!と意気込んで1年分の授業料を払って入学したのはよいけど。
いざ行ってみると、やらせの気功で飛ばされてる弟子と、先生も昔はすごかったようだけど、今はちょっとなんだかなぁみたいな感じで拍子抜けして、授業料だけ払って数回行った後は行かなくなる。
なんてことにならないように。
自分の失敗談なんですけど。
まずは個人でやっているような比較的低価格でやっている気功の学校や教室に通ってみるとよいでしょう。
そして、もっと気功の道を極めたいと思ったら、ある程度しっかりしたカリキュラムと価格帯の教室などで習ってみてもよいかもしれません。
なぜ料金と人格が関係するのか?
モノには相場というものがあります。
著しく相場を外れた値段をつけて商売をしているということは、本来の価値以上の料金を取っている可能性があります。
たとえばエルメスやヴィトン、ベルルッティのようなハイブランドは別格です。
ネームバリュー、歴史、素材、商品力、付加価値など、すべてが高額になる理由になります。
しかし、実績や背景が明確でない気功師が、相場を大きく超えた料金を設定している場合、高額の根拠を明確に説明できるでしょうか?
料金だけが高く、内容が伴わない可能性があります。
気功は人格がとても大切だと気づきます。
人を呪わば穴二つという言葉がありますが、自分自身の心や意識が良くなければ、悪い気を発してしまいます。
もしあなたが高額な料金を払った後で、「高いだけで普通の気功だった」と気付いたら、どうでしょうか?
普通ならまだしも、内容が伴わず粗悪な場合、非常にがっかりするでしょう。
良い人格を持った人ほど良い気を発します。
私自身も、気功の先生から「気功は人格が非常に大切である。だから人格者やお坊さん、純粋さがある方や素直な方ほど強いエネルギーを持っている」と教わりました。
私の料金の考え方と理由
ちなみに私の料金のつけ方は、実力が上がって良くできる確率と卒業できるまでの回数が短くなった分だけ、価格を上げてきました。
希少性もありますが、何より来てもらった人を良くできるか実力が付いた分だけです。
値段を上げないとやっていけない理由があります。
私のスタイルは早く治ってもらって、早く卒業を目指します。
手を抜いて、わざと回数を稼ぐようなせこい真似はしません。
上手くなればなるほど、早く卒業するので、その分単価を上げないと売り上げが下がって店を存続できない、生活もできなくなります。
だから料金を上げていき、今に至るのです。
今後はもう料金を上げる予定はありません。
気功教室選びで後悔しないために
色々なことを踏まえても、相場を著しく外れた気功の施術院にはいかないに越したことはありません。
くれぐれも、お気を付けください。
まとめ
気功教室選びで絶対に失敗しないために。
料金が高いからといって、良い教室とは限りません。
相場を大きく外れた教室には注意してください。
料金と内容、そして教える人の「人格」まで、しっかりと見極めましょう。
本物の気功を学ぶなら、価格以上の価値が必ずあります。