線維筋痛症とは確かに痛みは存在するのに体のどこにも異常は見られず、詳しく検査しても炎症や免疫機能にもまったく問題がない病気で、20~60歳代の女性に多く、とくに中高年の女性に多く発症。痛みに対する不安からうつなど精神疾患を併発することも多い難病です。

以前線維筋痛症を患ったことがあり、最近また症状が出てきたので来院されました。

症状は、3歳の子供が抱きついてきたり、膝の上に乗っかってくると激痛がし、子供を抱くこともままならなくなった、服の素材によっては着た時に痛みが出るので、好きな服を着られないとのことでした。

初回の施術後は両腕の痛みが違和感程度に減って、その場で効果を実感できたようでした。

1週間目後に2回目の気功を受けてもらうと服を着た時の痛みや違和感がなくなり、好きな服着られるようになったそうです。

ただ、子供に抱きつかれたり、抱っこした時に動かれるなどの、強い衝撃が来るとまだ痛みが出るとのことでした。

3回目の施術で経過を聞くと、急に子供に抱きつかれたりしても痛みがなくなり、支障なく日常生活を送れているとのことでしたので、また不調が出たら来るように伝えて、卒業になりました。

線維筋痛症の原因ははっきりしていませんが、思春期に受けた虐待やトラブル、手術や事故などによる外傷、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などが発症や増悪の原因になるともいわれていますので、症状がぶり返す場合はトラウマ治療と気功治療でアプローチする方法もあります。

今回はそこまで重症ではなかったので、これにて卒業です。

病気は安心すれば改善するものも多いもの。

逆に心配すれば通わせることができるので、よくない治療院は何度も通ってもらうためにに「毎週来ないと治りません。」と言いがちです。

私は、みなさんが早く治って、早く卒業してもらうこと、治療に費やす時間をもっと楽しいことに使っていただけることを願っています。