こんにちは今回は気功の好転反応についてのお話です。

気功施術を10年以上行っており、これまで数千件を超える施術と相談を重ねてきました。

その経験から、実際に起こる好転反応の特徴や注意点を、わかりやすく解説します。

当院に気功を受けた方たちから電話で相談が受けることがあります。

その相談の中で、良くあるのが気功を受けた後に具合が悪くなるという人が一定数います。

気功師に報告すると「これは好転反応だから仕方ない」と説明されたことがある方が多いようです。

これ本当だと思いますか?

結論から言うと、それは単なる体へのダメージであり、「治る過程で起きる良い反応」ではありません。

本記事では、悪い気功と好転反応との違い、本物の気功との違い、そして施術を受ける際に気をつけるべきポイントをしっかりお伝えします。

気功の好転反応と呼ばれる不快な症状は本当に治るサイン?

気功を受けたのに、余計に具合が悪くなったという方から、当院に電話で相談が来ることがあります。

どういう症状が出たのですかと聞くと、「頭痛」「吐き気」「だるさ」「めまい」「下痢」などがあります。

これらは実際には好転反応ではなく、悪い気功うけたり、過剰な圧力をかけて押されたことによる疲労や負担、怪我です。

そこまで強く触れられなくても、間違った気の送り方をしている気功師の気を受けると、体が一時的にバランスを崩してしまうことが原因で体調がおかしくなることもあります。

こうした症状を「よくなるサイン」「好転反応」だと間違えた説明をされることもあります。

時に好転反応と説明される場合は、殆どが偽物か未熟な気功師の、施術の質の低さや判断ミスをごまかす言い訳になっています。

気功の好転反応という言葉の裏にあるもの

施術前に「頭痛やだるさが出る場合があります」と説明されていたら、施術後にそうなっても「きっとそういうものなんだろう」と納得してしまいますよね。

つまり、「好転反応」という言葉は、お店側にとって非常に便利な言葉なのです。

あらかじめそう言っておけば、多少不快な症状が出てもクレームになりにくい。

技術的な問題をカバーする言い訳として、意図的に使われているケースも少なくありません。

偽の気功の好転反応が起こる要因

1 悪い気を受けている

私は気功をしていて、受けた方が具合が悪くなるという事はありません。

ですから、悪い気や邪気というたぐいのものは信じていませんでした。

しかし、何件も電話で話を聞くうちに、本当に悪い気ってあるかもと信じてしまうようなことが何回も聞いています。

電話相談を受ける中で、偶然ではなく気功を受けた翌日は身体がだるくなったり具合が悪くなるというような意見を。

となると、本当に邪気や悪い気があるという事は否定できない気がします。

2 気功の好転反応の多くの正体は、揉み返し「打撲や炎症」

気功は触らずに施術できるから揉むことはありません。

ではなぜ、気功受けて揉み返しになるかそれは、気功を受けるつもりがマッサージを受けてしまったからです。

揉み返しとは、押された箇所が痛くなったり、だるくなったり、場合によってはアザになるなど、強すぎるマッサージによって体の組織が傷ついた状態です。

これは、力加減が適切でなかったことによる明確な物理的損傷であり、体がよくなる反応ではありません。

強く揉まれすぎると毛細血管が破れ、筋肉が炎症を起こします。

その結果として、筋肉痛のようなだるさや痛み、熱を持つなどの反応が起こります。

これが、いわゆる「揉み返し」です。

揉み返しやだるさが不安な方へ

不調の改善や癒しを求めて施術を受けたのに、逆に体がつらくなるのは本末転倒です。

そうした不安がある方には、以下の点をおすすめします:

  • マッサージをしない施術法を選ぶこと
  • 事前に「揉み返しはありますか?」と確認すること

当院のように、気功など非接触の技術を用いる気功では揉み返しは一切起こりません。

施術後には「体が軽くなった」「眠くなった」「気分がスッキリした」といった心地よい反応だけが起きます。

もし揉み返しが起きてしまったら

揉み返しやだるさが出た場合、たいていは2~3日で自然に治ります。

無理をせず、いつも通りの生活を心がけましょう。

ただし、頭痛・めまい・吐き気など重い症状が出た場合は、「好転反応だから」と自己判断せず、一度病院で検査を受けることをおすすめします。

気功の好転反応で揉み返しのような不調は起こるのか?

答えは「通常は起こりえません」。

なぜなら、本物の気功施術では筋肉を押したり揉んだりしないからです。

手を軽く添える、または一切触れずに行うため、筋肉や血管に物理的な負荷をかけることがありません。

よって、揉み返しや炎症といったダメージが起きようがないのです。

しかし、実際には「気を出しながらマッサージします」と説明する整体院や、「気功」と称しながらマッサージだけを行う店舗も存在します。

もし、そうした店で揉み返しが起きたのであれば、それはマッサージやリラクゼーションであり、本物の気功とは言えません。

本物の気功は気だけで対処するために、押したり揉んだり、触れる事すら不要です。

結局気功の好転反応はあるのか?

結論として、「一般的に言われているような不快な症状」は、ほぼすべてが好転反応ではありません。

私自身、10年以上にわたる臨床で延べで数万回と施術してきましたが、いわゆる好転反応と呼ばれる症状が起きたケースは、数えるほどしかありません。

一時的に(数時間から一日)だけ症状が悪化した後に、劇的に改善する場合を除いて好転反応と言えることは起きません。

  • 1回で10年来の腰痛が改善した
  • 正座ができなかった人が一度で座れるようになった
  • うつ病の方が薬をやめられるようになった
  • 不安障害やパニック障害が解消した

といった明確な改善事例の中でも、揉み返しや体調悪化は一切ありませんでした。

私がしているのは、その場でしっかり変化を出す施術です。

それでも不快な反応は起きません。それが本来の施術だと思っています。

気功に好転反応による本当の変化とは?

気功を受けた方からよく聞く反応には、以下のようなものがあります:

  • 体がポカポカと温かくなる
  • 手足がびりびりする
  • 気分がスッキリする
  • 姿勢が良くなる
  • 呼吸が深くなる
  • 自然と眠くなる

これらは、身体が整い、本来の回復力が働き出した証拠です。

不快感ではなく、心地よい変化こそが「本当に効いている証」です。

気功の好転反応まとめ

  • 悪い気を受けて具合が悪くなるのを好転反応と誤魔化される?事がある
  • 揉み返しは「技術不足」によるダメージであり、好転反応ではない
  • 好転反応という言葉は、お店側の逃げ道になっている場合がある
  • 本物の技術では、施術後に不快な反応は基本的に起きない

もしあなたが「好転反応が怖い」「揉み返しが心配」と感じているなら、受ける気功師を変えるなど、見直すタイミングかもしれません。

体が素直に「気持ちいい」「楽になった」と感じられる施術こそ、本当に信頼できる技術です。