こんにちは今回は揉み返しと好転反応についてのお話です。

整体やマッサージ、リラクゼーションを受けた後に「揉み返しかもしれない」「これは好転反応だから仕方ない」と説明されたことがある方は多いのではないでしょうか。

ですが結論から言うと、それは単なる体へのダメージ=軽度の怪我であり、「治る過程で起きる反応」ではありません。

本記事では、揉み返しの正体、好転反応との違い、本物の気功との違い、そして施術を受ける際に気をつけるべきポイントを明確にお伝えします。

揉み返しの正体は「打撲や炎症」

揉み返しとは、押された箇所が痛くなったり、だるくなったり、場合によってはアザになるなど、強すぎるマッサージによって体の組織が傷ついた状態です。

これは、力加減が適切でなかったことによる明確な物理的損傷であり、体がよくなる反応ではありません。

強く揉まれすぎると毛細血管が破れ、筋肉が炎症を起こします。

その結果として、筋肉痛のようなだるさや痛み、熱を持つなどの反応が起こります。これが、いわゆる「揉み返し」です。

「好転反応」と呼ばれる不快な症状は本当に治るサイン?

施術後に起きる「頭痛」「吐き気」「だるさ」「めまい」「下痢」などの症状は、好転反応ではなく、施術のやり過ぎによる疲労や負担です。

お風呂で長く入りすぎて湯あたりするのと同じく、施術時間が長すぎたり、強く押しすぎた結果、体が一時的にバランスを崩してしまうことが原因です。

こうした症状を「よくなるサイン」だと勘違いさせる説明は、施術の質の低さや判断ミスをごまかす言い訳になってしまっています。

本当に気功で揉み返しは起こるのか?

答えは「起こりません」。なぜなら、本物の気功施術では筋肉を押したり揉んだりしないからです。

手を軽く添える、または一切触れずに行うため、筋肉や血管に物理的な負荷をかけることがありません。

よって、揉み返しや炎症といったダメージが起きようがないのです。

しかし、実際には「気を出しながらマッサージします」と説明する整体院や、「気功」と称しながらマッサージだけを行う店舗も存在します。

もし、そうした店で揉み返しが起きたのであれば、それは本物の気功とは言えません。

「好転反応」という言葉の裏にあるもの

施術前に「頭痛やだるさが出る場合があります」と説明されていたら、施術後にそうなっても「きっとそういうものなんだろう」と納得してしまいますよね。

つまり、「好転反応」という言葉は、お店側にとって非常に便利な言葉なのです。

あらかじめそう言っておけば、多少不快な症状が出てもクレームになりにくい。

技術的な問題をカバーする言い訳として、意図的に使われているケースも少なくありません。

揉み返しやだるさが不安な方へ

不調の改善や癒しを求めて施術を受けたのに、逆に体がつらくなるのは本末転倒です。

そうした不安がある方には、以下の点をおすすめします:

  • マッサージをしない施術法を選ぶこと
  • 事前に「揉み返しはありますか?」と確認すること

当院のように、気功など非接触の技術を用いる施術では揉み返しは一切起こりません。

施術後には「体が軽くなった」「眠くなった」「気分がスッキリした」といった心地よい反応だけが起きます。

もし揉み返しが起きてしまったら

揉み返しやだるさが出た場合、たいていは2~3日で自然に治ります。無理をせず、いつも通りの生活を心がけましょう。

ただし、頭痛・めまい・吐き気など重い症状が出た場合は、「好転反応だから」と自己判断せず、一度病院で検査を受けることをおすすめします。

結局「好転反応」はあるのか?

結論として、「一般的に言われているような不快な症状」は、ほぼすべてが好転反応ではありません。

私自身、10年以上にわたる臨床で延べで数万回と施術してきましたが、いわゆる好転反応と呼ばれる症状が起きたケースは、数えるほどしかありません。

むしろ、

  • 1回で10年来の腰痛が改善した
  • 正座ができなかった人が一度で座れるようになった
  • うつ病の方が薬をやめられるようになった
  • 不安障害やパニック障害が解消した

といった明確な改善事例の中でも、揉み返しや体調悪化は一切ありませんでした。

私がしているのは、制限したり弱く施術したりするやり方ではなく、その場でしっかり変化を出す施術です。

それでも不快な反応は起きません。それが本来の施術だと思っています。

気功による本当の変化とは?

気功を受けた方からよく聞く反応には、以下のようなものがあります:

  • 体がポカポカと温かくなる
  • 手足がびりびりする
  • 気分がスッキリする
  • 姿勢が良くなる
  • 呼吸が深くなる
  • 自然と眠くなる

これらは、身体が整い、本来の回復力が働き出した証拠です。

不快感ではなく、心地よい変化こそが「本当に効いている証」です。

まとめ

  • 揉み返しは「技術不足」によるダメージであり、好転反応ではない
  • 好転反応という言葉は、お店側の逃げ道になっている場合がある
  • 本物の技術では、施術後に不快な反応は基本的に起きない

もしあなたが「好転反応が怖い」「揉み返しが心配」と感じているなら、施術法を見直すタイミングかもしれません。

体が素直に「気持ちいい」「楽になった」と感じられる施術こそ、本当に信頼できる技術です。