こんにちは、今回は気を感じる「気感」=人が気を感知する能力の仕組みについて話します。
まず前提として、僕はどんな分野でも科学的に証明できる領域は別として、「自分で体感できないものは信じない」タイプです。
スピリチュアル的な話になると、じゃあ実証してよ、俺にも同じ体感を再現してよ、と思ってしまうのです。
だから昔、ヒーリング、レイキ、というようなエネルギーワークを習い始めた頃に「気は気を感じる感覚「気感」がないと感じられません」いう説明を受けると。
それって本当は逃げ口上じゃないの?
じつは気なんて出てないから、感じる側せいにしてごまかしてるの?
特別な人じゃないと無理とか言って、気功の証明を避けているだけでは?
気を出してるという相手側が証明するもので、気を感じる側のせいにするのは筋違い思っていました。
そんな感じで頑固な部分もあったため、周りの人たちが気を感じると言われても信じられませんでした。
習い始めの頃、周囲が「今、気が来てる」「温かい」「気が分かる」と言っていても、僕は正直こう思っていました。
「本当なの?雰囲気に飲まれてるだけじゃないの?」
と思っていた時期もありました。
無論、本当に周りの空気に飲まれている人もいます。
実際にそういう人も見てきているので、全てが本物とも今でも思っていません。
でも、現在は自身の経験から本当に気を感じている人もいるし、訓練すれば感じられるという事が分かります。
気を感じ始めて分かったこと
ただ、訓練を重ねていくうちに状況が変わりました。
• 前より感覚を拾えるようになってきた
• 「この違和感は何だ?」が言語化できるようになった
• 特定の練習法で感覚が一気に掴める瞬間がある
• 基本ができると応用が利くようになる
• 感覚のアンテナが育つほど変化を検出しやすくなる
というようなことが分かってきました。
この経験を通して、気を感じる気感はスピリチュアルではなく訓練によって育つ能力だと確信しました。
物事はみな同じで、理解力が増えるほど細かい変化を認識できるようになるわけです。
人は自分の知能を超えたものは、上手く理解も説明できません。
もし認知の領域外のものを説明できたら、説明をしながら未知の領域に理解が及び新発明が出来てしまいます。
つまり、「気を感じない=才能がない」ではなく、「理解の解像度がそこに届いていないだけ」という話なんです。
気を感じる気感は感覚統合に近い
気を感じる仕組みをあえて現実的にまとめると、
• 皮膚感覚
• 深部感覚(固有感覚)
• 神経の過敏さor鈍さ
• 注意の向け方
• 微細な変化の比較能力
つまりこれはスピリチュアルなセンサーではなく、身体が本来持っている感覚の組み合わせです。
ソムリエ
調律
骨とう品の目利き
このほかにも、いくらでも感覚を研ぎ澄まし見極めが必要なも
のはあるはずです。
気を感じる気感も、
- 生まれながらに感じる能力に長けている人か
- 習い事や趣味などで知らないうちに感性を磨いていたか
- 訓練して感覚を磨いていくか
の違いだけです。
気を感じる“気感”を育てる方法
では次に、気を感じる気感(=感覚能力)をどう育てるのかについて話します。
たとえば気功の鍛錬法に、タントウコウとか、小周天とか、スワイショウなどがあります。
でも、気功を全く知らない人に同じ動作だけをさせたとして、気感が育つでしょうか?
突然気を感じられるようになるかと言ったらそうはなりません。
気感を高めるには気づきと成長が必須ですが、意味も分からぬまま動作を繰り返しても身になりません。
結局、その動作の中で気感どういう意識をして、何を感じられるようになってくるかが大事なのです。
つまり、気功の鍛錬法の意味や、気の感じ方、動作や意識の調整をされて、気の理解が深まり、初めて気感は育つのです。
気感を高めるには気功の鍛錬法と生徒の間に先生が立ち、通訳のように気功の理解を深める手助けが必要という事です。
素晴らしい音色を奏でる楽器や、いくら優れていたとしても、使い方の分からない難しい道具を与えたところで、上手く使えるようになる人はどれほどいるかという事です。
気感の育て方は大きく分けて3つです。
1. 練習法を自分で調べて練習(独学型)
2. 自分で気づいていく(検証型)
3. 人から教わる(指導型)
①ネットや本で練習法を調べて試す(独学型)
これは最も時間がかかりますが、検証力が高い人は独学でも伸びます。
ただし、伸びる人は必ず
• 変化を測定する
• 他の方法と比較する
• 思い込みで終わらない
• 自分の身体の反応を記録する
• 他者の変化で効果を判断する
という検証が必須になります。
検証しない独学は上達しないか、勘違い・思い込みで終わります。
ただ自分で良いと思った、違うと感じた、自分が気に入ってるから、自分が正解だと思ったからというのは、自己満足以外には何もありません。
何が正解で何が不正解か確かめないからです。
これは気功だけでなく、すべての技術が同じです。
②自分で気づくタイプ(検証型)
自分でやってみて、
• 「これは違うな」
• 「これは合ってる気がする」
• 「これをやると反応が出る」
という気感“比較と検証の積み重ね”気感で気づいていくタイプです。
ただしここで重要なのは、「納得した気になる」のではなく、明確な変化を基準にすることです。
出来るだけ正確な検査方法を持つのです。
気功は見えない技術なので、
「正しいフィードバック装置」を自分で作る必要があります。
他の変化で検証する
僕自身は「人の変化」で検証してきました。
• 手で触って硬さを確認する
• 歪みや左右差がどう変化するかを見る
• 可動範囲が広がったかどうか
• 反応するポイントが同じかどうか
• 感じる人には“どこに何を感じるのか”を質問する
こういう“身体の変化”は嘘をつきません。
しかも、こちらが何も言わなくても「今何かやってます?」と気づく人は複数存在するのです。
一人だけなら偶然かもしれないけど、複数人が同じ反応を示すなら、それはもう検証結果です。
この「他人で検証する方法」は、最も現実的で、最も成長が早いやり方だと思います。
例えば私の場合は、気功を行った相手が
• 施術前後で可動範囲がどう変わったか
• 硬さや歪みがどう変わったか
• 押した感触がどう変わったか
• 痛みや不快感の減少消失があるか
• 姿勢の改善が見られるか
という身体的な基準を使って検証してきました。
自分の中に基準軸があるほど、「これは反応が出ている」「これは違う」の判断精度は高まります。
③教えてもらう(指導型)
誰かにコツを教わると、自分では一生気づけなかった感覚が一気に開けることがあります。
なぜかというと、気を感じる感覚は“比較の基準”がないと育ちにくいからです。
正しいやり方を“体感で”教えてもらうと、その後は、ある程度自分で修正しながら上達できます。
これは芸術やスポーツと同じで、基本や、フォームを教えてもらうだけで伸び方が変わるという話です。
またあらゆる検証結果を自身の努力なくして知ることが出来ます。
何年も試行錯誤して検証した答えを聞くだけで知ることが出来るのは、大きな利点です。
まとめ:気感は“才能”ではなく“理解と検証”で育つ能力
気を感じる気感は、特別な才能でもスピリチュアルな能力でもありません。
身体が本来持っている感覚(皮膚感覚・固有感覚・注意力・比較能力)の組み合わせで成り立つ、訓練で育つスキルです。
そして気感が育つかどうかを決めるのは、
• 気づきを得られる環境があるか
• 正しい比較と検証を繰り返せるか
• 変化を測る基準を持っているか
• 他者で反応を確認できるか
この4つだけです。
つまり、「気を感じない=才能がない」ではなく、理解の解像度と検証の仕組みが整っていないだけ。
動作を真似するだけでは気感は育たず、知識と意識の方向性が揃ったときに初めて“変化を拾える体”になります。
独学でも伸びる人はいますが、最短で伸びるのは正しい比較基準を体感で教わる指導型です。
いずれにしても、気感は「やれば伸びる能力」であり、誰にでも開く可能性があります。

