なぜ今、気功師を目指すべきなのか?
現代社会では、ストレス・不調・不安を抱える人が急増しています。
医療やカウンセリングではカバーしきれない領域を、補完・代替として支える「エネルギー療法」への需要が高まっている今、気功師という職業はかつてないほどに必要とされています。
- 健康志向・自然療法志向の高まり
- 不定愁訴や心身の慢性疲労に悩む人が増加
- スピリチュアルやエネルギーに興味を持つ層の拡大
こうした社会背景の中で、誠実で確かな技術を持った気功師の存在価値は、ますます大きくなっています。
気功師になるのは簡単。でも“本物”になるのは難しい
気功師には国家資格がありません。だから今この瞬間に「私は気功師です」と名乗れば、誰でも気功師になれてしまいます。
でもそれで、本当に人の不調を整えられるでしょうか?
家族の体を癒したい。人の役に立ちたい。開業して自分の手で収入を得たい。
そんな想いを実現するには、「気を感じて使える力」と「相手を変化させる技術」が不可欠です。
本当に上手な気功師になりたいなら、これからお伝えする5つのステップを踏むことで、その確率を確実に引き上げることができます。
ステップ1:色々な気功を受けて、違いを“体で”感じる
まず最初にすべきこと──それは「受ける」ことです。
どんなに本を読んでも、気功がどんなものかは分かりません。頭で考えるより、まず“バシッ”と気を受けてみてください。
整体院、スクール、セミナー──できるだけ多くの気功師の気を体験しましょう。
その中で、「ズシン」と体に響くもの、「ふわっ」と包まれるようなものなど、気の“違い”が見えてきます。
※よくある失敗は、気功をよく知らないまま、「雰囲気が優しそう」とか「話しやすいから」で先生を選んでしまうこと。気功の腕と人柄は、まったくの別物です。選ぶ基準は“効果”一択です
ステップ2:まずは自分の不調を“改善してみる”
どんなに知識があっても、どんなに理論を学んでも──
「気功は本当に効くのか?」という疑問は、自分の体で実感しない限り、消えません。
だからまずは、自分の体を使って気功の効果を確かめましょう。
上手な気功師に施術を受けに行く
信頼できそうな気功師を見つけて、施術を受けてみてください。
肩こり、疲れ、不眠、胃腸の不調など、自分の気になる不調で構いません。
“スッ”と軽くなる感覚、体の中で“じんわり”と動くエネルギー、そして終わった後の“フワっと体が軽くなり”と整ったような感覚──
その変化は、気感を一気に研ぎ澄まし、同時にその先生の実力も肌で理解できます。
ステップ3:本当に上手な先生から“直接”学ぶ
いよいよ次の一歩は明確です。
それは──「気功が本当に上手な先生から、直接学ぶ」こと。
気功は本やネットの情報だけでは、どうしても限界があります。
「これで合ってるのか…?」 「なんか違う気がする…」 「体調が“ズン”と重くなってきた…?」
こんなふうに、間違った方法で気を扱うと、逆に体を壊してしまうリスクすらあります。
気功の道は奥深く、習得には“気づき”が連続します。それを独学で探し当てるのは、地図なしで山に登るようなものです。
本当に気功ができる先生に出会えたなら、その人から習うのが一番早くて、安全で、確実です。
「えっ、そんな簡単にできるの!?」 「これだけで、こんなに気の流れが変わるの?」
そんな“ビビッ”とした衝撃とともに、気功の本質を一つずつ学べるようになります。
ステップ4:気感を養い、気の“違い”がわかるようになる
「気を感じる力」、これを気感(きかん)といいます。
この気感は、生まれつきのものではありません。
何度も気を受け、“ビリッ”“ズシン”“スーッ”といった微細な感覚を積み重ねることで、少しずつ育っていきます。
色々な気功師の気を受けていくうちに、「この人の気は重たい」「この人の気は軽やか」など、質や方向性の違いが分かるようになってきます。
気感が鋭くなると、まるで“気のソムリエ”。
相手の状態も、気の流れも、わかるようになります。
後ろ向きで行うテストによる気の確認
ちなみに、私の気功教室では生徒が本当に気を出せているかを確認するために、ある簡単なテストを行います。
それは──私が後ろ向きに立ち、生徒が気を出すタイミングで、私が気を感じ取った瞬間に手を挙げて合図をするという方法です。
このタイミングがピタリと一致すれば、生徒は「気を出せている」ことが証明されます。
こうした実践を通して、誰でも“気のソムリエ”のように、気の有無や質を判断できるようになるのです。
ステップ5:気やエネルギーの“質”を見抜けるようになる
気功師によって出す気の「質」や「強さ」はまったく違います。
たとえば──
- “ビリビリッ”と電気のように鋭い気
- “ズーン”と重く響く深い気
- “ふわっ”と包み込むように優しい気
これは技術の差、出し方の違い、そして何より気功師の熟練度によるものです。
だからこそ、多くの気功を受けて違いを知ることは、本当に効果のある気とは何かを見極めるうえで非常に重要です。
自分の身体がどう変わったか?どんな反応が起きたか?を観察することが、「良い気功」と「効かない気功」の違いを見抜く土台になります。
この感覚が備われば── “誰に習えば良いか”を、自分で判断できるようになります。
言葉や雰囲気に惑わされず、「この人は本物かどうか」を体で判断できる。それは気功を学ぶうえで、最大の武器になります。
本物の気功師になる方法 ― まとめ ―
本物の気功師を目指すなら、やるべきことはシンプルです。
色々な気功師に出会い、
様々な気を実際に受けてみる。
そこで初めて、 「気を感じる力=気感」が養われてきます。
すると、 本当に腕の良い気功師が“感覚で”分かるようになり、
あとはその人から学ぶだけ。
近道を探さずに、“正しい順序で地道に積み重ねる”。 それが、あとで一気に飛躍できる「王道」です。
今うまくいっている気功師は、みんなこの道を通っています。
焦らず、一歩一歩着実に進んでください。
その積み重ねが、あなたを“本物”にしてくれます。