形だけの站椿功はムダ!意功を入れて効果を10倍にする方法
こんにちは今回は、気功の立禅「站椿功(タントウコウ)」を10倍効果的にする意功のコツを解説します。
本物のタントウコウとは、体内の気の流れを明確にイメージしてコントロールする『意功(意識の鍛錬)』があって初めて本物になります。
站椿功は立ち姿を真似るだけでは棒立ちや、筋トレに過ぎません。
体内を“気”が貫くイメージを持ち続ける 意功 ──これが入って初めて本物になります。
「丈夫な体になりたい」「健康を底上げしたい」「施術の気を強くしたい」なら、意功は必須。
丈夫な体、健康底上げ、施術の気を強めたい人に意功は必須。 逆に意功を教えられない先生には要注意です。
【意功の定義】
意功(いこう) とは、「気が体内を通る感覚を意識的に作り出すこと」です。
ただ形を真似るだけではなく、気の流れを身体の中心から末端まで常に感じ続ける意識の訓練です。
1 タントウコウを成功させる鍵は『意功(意識)』にあり
よくある失敗例は、形だけ教えて「これがタントウコウです。はい立って」と済ませてしまう指導です。
しかし、それは立禅の“型”を真似ているだけで、本質である意功(気の意識操作)が抜け落ちています。
たとえば座禅でも、胡坐を組んで目を閉じる行為自体が修行ではなく、「呼吸や丹田に意識を向け続ける」心法があって初めて座禅になります。
タントウコウも同じで、姿勢を取るだけでは単なる棒立ちの筋トレ。
内部に気が通る感覚を掴み、重心を丹田へ落とす――その意識操作をどう行うかで稽古の質が天と地ほど変わります。
意功を教えず“形だけ”を指導する先生では、残念ながら本来の効果は期待できません。
「曲がらない腕(藤平光一先生)」の秘密
気の研究会の藤平光一先生が示す「曲がらない腕」は、意功の重要性を端的に示す実例です。
片手を前に伸ばすと、相手が肘を押してもびくともしません。
腕に気の通り道ができ、関節が固定されるためです。
逆に気を通さず同じ姿勢だけ真似ても、簡単に曲げられてしまいます。
タントウコウも同じで、姿勢+意識の両方を整えないと稽古の質も成果も激減します。
タントウコウも同様で、姿勢に加え「何をどう意識するか」が稽古の生命線なのです。
3 本当に効果があるタントウコウの具体的な方法
正しい姿勢の調整方法
どのようにしたら効果的な站椿功ができるかというと、YouTubeやブログの写真にあるような、ただ恰好を真似るだけでありません。
じつは站椿功は、一センチくらいずつ、肘、手首、指、腰、胸、背中、膝、股関節など微調整をして、正しい站椿功の型を体に覚えさせることが大切になるのです。
気が通る位置に各部位がぴったり治まると、腕を押されても肩を押されても、どこを押されてもビクともしなくなります。
各部位の位置がずれていては本来のタントウコウで得られる効果を十分に得ることが出来なくなってしまいます。
効果を確かめるためのセルフチェック
一般的なのはタントウコウをしている時に、前後左右から押されてもビクともしない程、重心が安定している状態です。
重心がしっかり安定していないと、相手に押されてよろけたり、力を入れて踏ん張るなど力業が必要になります。
しかし気が通っているタントウコウが出来ていれば、相手に力を入れて押されても、動じないでしっかり立ち続けられます。
相手に何かされてもしっかり立ち続けていられれば、タントウコウによる気功の稽古が出来ていると言えます。
4 タントウコウを続けることで得られる5つのメリット
站椿功がしっかりできていると、身体はドンドン強くなり気功も確実に上達していきます。
- 身体の変化は重心が安定する。
- 気を感じる力、気覚も上がる
- 力が多く発揮される。
- 打撃の威力が上がる。
- 速くなる。
- 打たれ強くなる。
などです。
筋トレの効果が科学的に証明されている通りに、肉体が強くなれば心も自信が持てるようになります。
気功の施術をする時にも、より強い気を発して人々を健康にできるようになります。
正しい練功(気功を鍛える事)をすれば自ずと、肉体と心が健康、丈夫になっていくのです。
くれぐれも良く理解していない気功の先生に教えてもらい、時間と労力や、お金を無駄にしないように。
5 まとめ ── 意功なしのタントウコウは“立ち姿の筋トレ”に過ぎない
- 形だけの站椿功では稽古にならない
- 「何をどう意識するか」で全身の気と重心が変わる
- 正しい姿勢+意功を同時に鍛えてこそ、体も施術力も劇的に向上する
自分で確かめる簡単テスト
教室に通っている人は、先生にタントウコウ姿勢を取ってもらい、 力を入れず真横からそっと押してみてください。
- びくともしない → 意功が通り、重心が整っている証拠
- よろける・踏ん張る → 形だけのタントウコウの可能性大
このチェックで、本物の指導かどうか一目瞭然です。