こんにちは、今回は効果の出にくい気の出し方のお話をします。

当院では気功の体験会というのをやっていて、すでに他で気功を習われたり、独学で気功をされている方が来られる機会があります。

そしてそういった方の中には、自分の気が出ているか、どれくらいの気なのか気功を受けて欲しいという方もいます。

実際に気を受けてみるとわかるのは、ほとんどの方が気が出ていないというか、気の出し方が分かっていないのです。

これは、気功のやり方が大きく分けて二つあって、集中する方法と集中せずに気を送る方法があり、ほとんどの方は集中する気の出し方をするためです。

どういうことかと言うと、細かいことは省きますが、古来から日本に伝わる気の出し方は集中しないやり方なのですが、中国に伝わった中国で良く見られる気の出し方は集中するからです。

そして中国で気功を覚えたにしても日本で気功を学んだ気功師にしても、気功を人に教える時に集中して気を出す気の出し方しかしらないから、集中する気の出し方をする人が多いからでしょう。

また独学で気の出し方を学ぶ人は、日ごろの人の習慣として、何か物事をする時に集中するために気功も集中した方が良いと錯覚するために、集中して気を送ってしまうからです。

何がいけないかと言うと集中と念は別物なのに、一緒くたにしてしまっている所です。

気を送ることに集中しても良いのですが、気を送る集中と念を勘違いして気を出そうとしているのです。

気を出すときに意識は非常に大切ですが、念とは全く違います。

念とはある事柄が実現すると強く願うとあります。

つまり、気を出すときに、治れ治れや、気が出ろ気が出ろと強く念じている人がいますが間違いです。

上手に気を出すには気を感じ気を操り、相手へ気を出すのです。

念じる必要は全くありません。

気を出すときに念じてしまうと、本人は気を出そうとしても、やってることが違うので気が上手く出なくなります。

念じてしまうと効果は落ちるし変に集中するわで疲れるだけ良いことはありません。

どうしたらよいかというと念じない、ただ気を出す気を感じることに集中するのです。

そうすれば念じるより圧倒的に効果の高い気を出すことが出来ます。

もし、気功をする時に念じてしまう人がいたら、決して念じようとはしないでほしいです。

念じるのではなく、気を出すことに集中して気を感じて気を送るのです。

この辺のことを教えらない気功師がいたら、ハッキリ言ってセンスないです。

あまりにも間違えているとまでは言いませんが、気の出し方わかってない人多いのでお話しさせて頂きました。