遠隔気功のお願いを受けてペットの犬に遠隔気功で施術することになりました。
犬の健康状態はすでに15年近く生きているダックスフントの老犬、乳腺に癌があるが手術できないので、そのまま様子見している状態で暮らしていたそうです。
また目は緑内障で見えなくなっているとのことでした。
なぜ遠隔気功を依頼されたかというと、数日前から急に元気がなくってしまったからということでした。
以前は1時間以上部屋の中を歩き回っていたが、数日前に具合が悪くなってからは10分ほどで自分のケージの中に戻ってしまうようになったとのこと。
ビデオ通話で犬の様子を見せてもらうと、よろよろと歩いていて、以前の状態を知らない私でも明らかに具合が悪そうなのが見て取れました。
上手く歩けずに、ヨロヨロよろけて、コテンと腰から崩れてしまいました。
飼い主さんが言うには、乳がんの腫瘍が5センチ以上あり、お腹にぶら下げて歩いているので重たくてよろけてしまうのだろうというお話でした。
さっそく遠隔の気功を行うと、普段とは明らかに様子が違いそわそわしているから何か感じ取っているようだと飼い主さんが言いました。
そのまま15分ほど遠隔で気功を行ってみると、明らかに歩幅と歩く速さが良くなっているのが見て取れました。
よろけることなく安定して歩くようになりました。
初回はこれで終わりにして後は翌日など、様子を見て下さいという事で遠隔気功を終えました。
飼い主さんからその後翌日も体調は良さそうで遠隔気功を受けた時と変わらず、歩き方は以前より元気でよかったと教えてくれました。
遠隔気功だけではなくて、一度整体をした方が良いと思って提案すると、出来れば直接手でを行う整体もやってほしいという事で整体もすることになりました。
そこで静岡まで今度はペットの出張整体に行きました。
そして当日になり犬に整体をする際に、まず思ったのは私は別れがさみしくて犬を飼えないですが、やっぱり目茶苦茶可愛いなと、久しぶりに犬にさわれてなごんでしまいました。
いざ犬のコンディションを確かめてみると、尻尾から背骨や首、頭や脚の関節、つまり全身の関節が固く動きが鈍くなっているのが分かりました。
腰椎は椎間板が減っているのか、可動範囲がほぼなく非常に関節の動きが少ないのが分かりました。
胸椎に関しては動きは少ないものの手技を施せば機能がある程度戻るような手ごたえがありました。
頸椎に関しては非常に状態が悪いものの施術すればよくなる見通しがつきました。
いくつかの手技と気功を用いて施術を行いました。
私が行うのは整体にしても気功にしても全く痛みの出ない方法なので、ペットの犬も抵抗するわけでもなく、目をとろんとさせて大人しくしてくれていました。
余談ですが以前youtubeで犬の整体の動画を見ていた時のことです。
整体師が犬に触るとキャン！と鳴き声を上げて痛そうにしているのです。
その犬を整体している整体師が「あぁ、ここが悪いね～」など言っているのを見て、痛いところが悪いと勘違いして、グイグイ押したり触っているのをみて、痛がらせる施術をしていて、あれこれ述べているのを見て腹が立ったのを思い出しました。
世の中には無痛でソフトに身体を整えるやり方はいくつももあるのですが、この犬の整体師は痛い整体しか知らない未熟者だからです。
飼い主さんたちは、犬の整体法など知らないために、施術者を信頼して任せるしかないから、犬が痛がっていても見守ることしかできないですが、私にはわかります。
それが痛がらせているだけで大した効果がない事は。
話は戻りますが、とても大人しくしてくれて、仕事もはかどり無事犬に気功と整体を終えることが出来ました。
各関節の可動範囲が改善されたので、背骨も動きを取り戻し初め、尻尾はちゃんと曲がるようになりました。
身体全体の筋肉が凝り固まったような触れた時の固さも減り、大福を触っているような柔らかい手触りに変わりました。
施術による変化を感じてもらうために飼い主さんに犬に触れてもらいました。
施術前より触った感じが全体的に柔らかくなり、いつのまにか気付かぬうちに犬の体が固くなっていたのが飼い主さんにもわかってもらえてよかったです。
数日後に犬の様子を教えてもらうと、呼ぶとまた尻尾を振るようになったそうです。
以前は10分ほどでケージに入っていたのが、1時間ほど部屋の中を散歩するようになったという事でした。
また元気になった犬を見て飼い主さんのお子さんとお母さんに「なんだか元気になってるけどどうしたの？何かしたの？」と聞かれたと教えてくれました。
いずれにせよ、明らかに改善してくれてよかったです。
もしペットの気功や整体をされる時は、一回目で何かしらの変化が見受けられるところを選んでください。
人と同じように効果がある技術者が施術した際は、ちゃんと目で見て分かる変化が起きますので。
