気功が太極拳を変える理由
太極拳を続けていると、 気を意識しろと言われる。意念を使えと言われる。
でも実際に何も体感できない。
推手をやっても 相手を崩せない。
その原因は稽古量でも才能でもありません。 身体の内側を感じるセンサーが育っていないことです。
私自身、合気道を20年以上、気功を並行して15年以上稽古してきました。
その結果として、YouTubeに出てくる武術・武道の達人が見せている技と同じことができるようになりました。
なぜそうなったのか、その理由をお話しします。
センサーが敏感になる
気功の稽古を続けると、身体の内側が繊細に感じられるようになります。
気功は身体の感覚と向き合う稽古でもあります。
気功の鍛錬を続けていくと、自分の身体がどんどん繊細に感じられるようになっていきます。
繊細に感じられるということは、精度が増すということです。
意識の使い方、自分の感覚の確認、身体の使い方の精度が増すに伴い、意識や身体の使い方が上手になっていきます。
要は自分の体や意識に対してのセンサーが敏感になるということです。
良い感覚と悪い感覚の物差しができる
感じ取る力が増すと、試行錯誤の精度が根本から変わります。
「これは良い感覚だ」「これは悪い感覚だ」という物差しができてきます。
物差しが出来るという事は、自分でどうしたら上達できるか、発見できるようになれるのです。
発見したら後は数をこなして、体で覚えるまで、数を稽古すればいいだけの話です。
この物差しができたことが気功を行って得た最大の変化でした。
上達できない人が抜け出せない理由
逆に成長できない、上達できない方の多くは、自分のイメージだけで動いていて、現実の意識と身体と照らし合わせることができていません。
センサーが鈍いから、正しい動きと間違った動きの区別がつかない。
だから同じことの繰り返しになってしまい上達できないという悪循環にハマるのです。
感覚ではなく「やり方」で伝える
私自身はYouTubeにでている合気道や武術の達人と呼ばれるような方たちが行う技が同じようにできるようになりました。
それは太極拳に限らず剣術でも、杖術でも、体術でもです。
打撃の効かせ方、柔道の崩し方も可能です。
何でも練習したわけではなく、全てが共通の法則だから、共通して表現することが出来るのです。
すべて共通している事は意識と身体を使って表現するという事です。
つまり意識と身体を上手に使えれば、なんでもある程度は上手にできてしまうという事です。
達人の技が真似できない本当の理由
しかし、実際に意識使い、身体使いを人に教える時の話は全く別の話です。
達人の技を武道格闘技経験者が習っても真似してもできない理由があります。
それは指導者がコツと言った感覚で覚えよう伝えようとするからです。
他の武道の教室はコツや感覚を伝えて、生徒を育てようとしますが、コツを掴むのや、感覚が鈍い人は成長できません。
その感覚がそもそもわからないから、教えても掴める人と掴めない人の差が出てしまいます。
掴める人と掴めない人の差が出ない方法
なぜ私と稽古された、空手、キックボクシング、柔道、剣道、柔術、合気道、少林寺などあらゆる武道格闘技の経験者が驚くのか。
私は感覚ではなく、やり方で教えるから、段階を踏んで誰でもできるようになるからです。
私が感覚を伝えることはしません。
感覚を掴むコツを教えます。
覚える側が教わった分だけ新しい感覚・方法を会得出来るという教え方をしています。
やり方として体系立てて教える
自分が長年かけて磨き上げてきた感覚で得た技を、いきなり人に伝えようとしても、感覚を掴むことや体現することは不可能です。
なぜなら、人は経験したことや知らないことをすぐに理解して実行できるように作られていないからです。
そんなことが出来る人は頭が良くて、運動神経も良い人、つまり天才という極僅かな人だけです。
ですから武道や格闘技の経験者と言えども、教える際はやり方として体系立てて教えます。
そうすると感覚はわからなくても、やり方通りに動くことでできるようになります。
できる動きが増えると、無理のない動きや、どうしたら弱い力で相手に効かせるかなど、正解が自分で分かるようになり、どんどん上手なやり方を感覚として覚えていきます。
逆に悪い感覚もわかってきて、悪いやり方を自然とやらなくなっていくのです。
すると弱い力で相手に強く効かせられる、小さい動きで相手を大きく崩せるという現象を起こせるようになるのです。
これが頭打ちにならずに上達に繋がる一番の近道です。
教えられたらできる、という段階から、自分でわかってできる段階に上がるのです。


