空手の型と「気が通る/通らない」
空手には三戦(サンチン)やあらゆる流派のさまざまな型があります。
しかし実際に見ていると、気功や太極拳で言う所の気が通っていない型をしている人が多いように感じます。
では「気が通る/通らない」をどう判断するのか。
最も簡単な確認方法は、相手にゆっくり押してもらうことです。
- 押された側が特別に力を入れたり我慢したりしていない
- それでも体幹がしっかりと働き、重心が安定している
- その結果、倒れない・揺れない・よろけない
こういう状態が作れていれば、気が通っている状態だと言えます。
逆に、押されたときにバランスを崩したり、肩や腰が抜けてしまう場合は「気が通っていない」型です。
つまり「気が通る/通らない」という抽象的な言葉も、実際には身体操作としてできているかどうかで決まるのだと思います。
整理すると
- 気が通る/通らないの正体
= 身体の各部位が連動しているかどうか。
– 繋がっていない:肩や腰で途切れて崩れる → 押されればすぐに揺れる
– 繋がっている:体幹で支えられ、全体が一つの塊として安定する - 空手にありがちな問題
– フルコンタクト空手でも伝統型空手でも、型は「形」ばかり重視されがち
– 本来見るべき「質」(身体の繋がりや内部の安定)に目が向いていない - 本当の上達とは
– 見た目の型がきれいかどうかではなく、
– 「全身が繋がっているか」=力も気もスムーズに通る状態を作れるかどうか
空手と気功|型の美しさより「身体の繋がり」が上達のカギ
H2構成案
- 空手の型でよく見落とされるポイント
- 気が通る/通らないは「身体が繋がっているか」で決まる
- 重心が安定する人と崩れる人の違い
- 見た目の形より大事な「質」の稽古
- 気功で身体の繋がりを育てるメリット
- まとめ:空手を深めるなら「繋がり」を鍛える
身体が繋がっているかどうかで決まる安定性
実際には「気が通る/通らない」というだけでなく、身体がきちんと繋がっているかどうか、つまり身体操作のレベルで正しくできているかどうかが大切だと思います。
身体が繋がっていないと、各部をバラバラに使ってしまい、重心が安定せず、押されたときに肩が崩れてしまいます。
逆に身体がしっかり繋がっていると、力が全身を通っている──つまり「気が通っている」と言ってもいい状態になり、簡単には揺れず、びくともしない安定した体になります。
こうした身体操作ともいえる、身体の質を変えられる方は、意外と少ないのではないでしょうか。
指導方法の問題|「気が通っていない」だけでは伸びない
フルコン空手を3年半続けている方が、気功の体験に来られました。
空手などの武道と気は関係があるのか、確かめに来たという事でした。
その方に「型をやってみてください」とお願いしたのですが、全くできていませんでした。
指導方法を聞くと、先生からは「気が通っていない」と言われるけど、気が通るとはどういう状態か分からないと悩まれていました。
重心や手足の位置を数センチ調整すると、しっかりと安定していたので、本人も驚いていました。
ようは驚くほどのことではなく、コツがあるので、コツを教えるとその場で誰でもできるだけです。
コツを知らないと何年たっても身につかないという事です。
正直、3年半習ってできていないのなら、同じことを5年、10年と続けてもおそらく身につかないでしょう。
なぜなら、同じ指導を繰り返しても具体的な上達方法に気が付けないからです。
気が通る通らないと言った抽象的な説明では、まず理解できません。
気が通っていないという説明で理解できる人はまずいません。
其の説明で理解できる人は、どうすれば体に気が通るのか、気が通る状態を理解している方に限られます。
つまりすでに気が通る状態を会得している方なので、これから気がを通る状態を会得しようとしている人には、伝わらないアドバイスなのです。
「こういう理屈だから体が繋がる」「こういう動き方をすれば力が通る」といったメカニズムを具体的に説明できる先生の方が、生徒はずっと理解しやすく、会得しやすいです。
フルコンの強さの正体と限界
強いか弱いかで言えば、フルコンをやっている先生なのだから、当然とても強いと思います。
ただ、その強さの多くは 本人がもともと持っている運動神経やフィジカルの強さ、反射神経といった才能 によるものではないでしょうか。
加えて、カウンターや交差法といった組手のテクニックを知っているかどうか、そしてどれだけの試合経験を積んで身体に戦いの動きを染み込ませているか。
結局のところ、そうした資質と経験の積み重ねが今の強さを形作っているのだと思います。
気が通る感覚を身につけるには? 身体操作→意識→気
ただ、「気」や「武道における気功」の話になると少し事情が変わってきます。
これは自分一人ではなかなか気づけない部分が多いからです。
例えば、型をやっていても相手に軽く押されると身体がヘニャっと崩れてしまう──。
これは「気が通っていない」というより、単純に身体の使い方が間違っている状態です。
「こういう理屈で動けば身体が繋がり、安定する」「こういう操作をすればパンチが強くなる」「こうすれば打たれても効きにくくなる」といった具体的な説明を受けると誰でも数分で実践可能です。
大切なのは、まず身体操作を理屈として理解し、体で再現できるようになること。
その上で次の段階として「意識の使い方」や「気の通し方」を学んだ方が、圧倒的に分かりやすく、早く身につきます。
何も分からない人に、いきなり「気を通せ」「体を繋げ」と言っても伝わらないのです。
抽象論ではなく具体的なやり方が必要
でも実際に体の経験者に軸の話や重心の話をしたところ、一分、二分で会得されていました。
結局気という抽象的な概念でも、相手が飲み込みやすく教えてあげることで、すぐに会得できてしまうのです。
しかし、丸投げの用に教える側だけ理解していて、教えられる側に伝わらない言い方をすると3年半という長い時間をかけてもわからないままになってしまうのです。
「気の世界でいう“体が通る”“繋がる”という感覚は、まさに身体操作のことと同じです。
太極拳では、意識・気・体の使い方を体系的に学ぶため、自然と身体が繋がっていき、強靭な肉体を手に入れることができます。
合気道も同様で、気の概念を取り入れて型稽古を重ねる中で、勘の良い人は自分で課題を見つけ、工夫し、解決していくことで成長していきます。
一方で空手は、型だけでなく組手や実戦の比重が大きいため、どうしても“実戦的な動き”が優先されてしまうのではないでしょうか。
強くなるには最速です。
その結果、身体操作や意識の精度が十分に高まる前に、フィジカルや反射神経、スポーツ的な動きに依存してしまい、武道としての深みが後回しになりやすいのです。
ですから、もし年齢を重ねても強くあり続けたいのであれば、“武道的な体”を作るために、身体の繋がりや意識操作に長けた場で学ぶのが良いでしょう。
あるいは、そうしたポイントに特化した稽古を自分で組み立て、徹底的に磨いていくことが大切だと思います。
実際に「気が通る感覚」や「体が繋がる感覚」というのは、何年も稽古を積まないと身につかないのか?
そんなことはありません。
正しいやり方さえ知れば、感覚が良い方ならその場で会得出来ます。
現に、空手の大会で日本一のなられた方や剣道7段の方に教えた時は、その場で会得されました。
一般の方でも数分の説明と練習で体得可能です。
おぼえてしまえばその後は一人稽古でさらに高めていけます。
要は「知っているか、知らないか」の違いです。
段の稽古でも、先生にちょっとしたコツや体の使い方を修正してもらうだけで、見違えるほど上達する人はたくさんいます。
これは武道に限らず、他の習い事でも同じことが言えます。
大事なのは、至らない部分を的確に指摘し、修正して成長できるかという事です。
つまり停滞しないさせないような稽古の質、その上で、本人の意識や稽古時間が必要です。
あるいは、自分自身で徹底的にこだわり、試行錯誤を重ねる「一人稽古」に打ち込むことです。
結局のところ、どちらの道を選ぶか、それが上達できるかどうかの分かれ目です。
「もっと武道的な強さを身につけたい」と感じているなら、武道に役立つ気功を一度体感してみてください。
空手、柔道、合気道、剣道や武道・格闘技経験者の方は、ぜひご連絡ください。
実際に体感や打撃の威力が上がる感覚を体験してもらえます。
プロアマ問いません。
整理すると
- 気が通る/通らないの正体
= 身体の各部位が連動しているかどうか。
– 繋がっていない:肩や腰で途切れて崩れる → 押されればすぐに揺れる
– 繋がっている:体幹で支えられ、全体が一つの塊として安定する - 空手にありがちな問題
– フルコンタクト空手でも伝統型空手でも、型は「形」ばかり重視されがち
– 本来見るべき「質」(身体の繋がりや内部の安定)に目が向いていない - 本当の上達とは
– 見た目の型がきれいかどうかではなく、
– 「全身が繋がっているか」=力も気もスムーズに通る状態を作れるかどうか
空手と気功|型の美しさより「身体の繋がり」が上達のカギ
H2構成案
- 空手の型でよく見落とされるポイント
- 気が通る/通らないは「身体が繋がっているか」で決まる
- 重心が安定する人と崩れる人の違い
- 見た目の形より大事な「質」の稽古
- 気功で身体の繋がりを育てるメリット
- まとめ:空手を深めるなら「繋がり」を鍛える