今回書く内容は腕のない気功師でも有名になれてしまうので、すこし書きたくない内容です。

有名になるのは簡単です。

本を出してセミナーを開いたり、コネを作ったり、テレビやラジオ、いまはYoutubeの出演のチャンスもやりかたをしっていれば、わりとすぐに叶います。

有名人が多く住んでいる所や芸能関係の人が多く住む町に開業してればそのうち、遅かれ早かれやってきます。

で、テレビに出してください、などお願いすれば遅かれ早かれチャンスは巡ってきます。

なんで?そんなこと知ってるのと思う方もいるでしょうが、私に有名になるチャンスがいくつもあったからです。

誤解を招くと嫌なので先に説明しておくと、私からお願いしたわけではなく、向こうが私の技術を認めてくれて、こういう話あるけどどう?と勧めてくれたという点です。

でも、有名になりたいとかそういうミーハーな気持ちがなかったり、誰かの言われたとおりに仕事をするのが好みではないので、結局断ったりしてきました。

そのなかで実際に起きた出来事をお伝えします。

  • 芸能人ご用達の隠れ家的な店のオーナーにうちで一緒に治療をしてほしい。
  • 東京オリンピックの選手を公式に依頼するから治療してほしい。
  • 表参道の予約二か月待ちの人気サロンで、ぜひ一緒に働いてほしい。
  • 先生の本音でぶっちゃけるストレートな物言いや考え方を本にしたら絶対売れると思うから出版してほしい
  • テレビに出たかったら出してあげるよ

このような話は他にもまだありますが、またかという感じで気にしなくなりました。

有名人に気功をするのも良いかもしれませんが、難しい症状や、難病や癌などを改善できる方が、やりがいや達成感があります。

この話の共通点は、ブランディングと言って、自分に箔をつけていくだけで有名になれるという事です。

有名人と絡んだり、本を出したり、誰もが知っている信用度の高いところで働いたりと、そういう経験を積むと人は、腕前関係なく勝手に名前が広まっていくのです。

むろん多少の腕前は必要ではありますが、群を抜いてとか、達人級に気功がうまいという必要はありません。

だから、有名=気功の達人であったり、気功が上手いという事ではないのです。

一つ言えることは有名な方が上手いとは関係ないですがメリットとしては、事故が起きたり、セクハラや、クレームが起こるようなリスクは起こりにくいという事はあります。

ちなみに10年来の友人は芸能関係の取締役をやってるので、いつでもテレビ出たけりゃ言えよ、さすがにゴールデンとかは無理だけど、ある程度なら話付けられるからよって言ってくれてますが、お願いしたことはありません。

一般の人の難病や病院などで治らない難しい病気や癌などをいくら治しても有名にはなりません。

ただ体調不良で学校行けない子供を元気になり登校できるようになった噂が広まり、その地方に出張することになって大勢見させてもらったという事はあります。

クチコミで多少はお客さんが来ることはありますが、メディアで紹介されるほど爆発的には広がらず有名にもならないのです。

何年も前に、紹介制の治療院で政治家や芸能人を見ていた、先生に師事していたことあり、その先生が言っていたことがあります。

僕にとっちゃ、テレビに出てる芸能人だろうが大物政治家とか関係ない、目の前の困っている患者さんと全く同じ何も変わらないということを。

それを聞いた時に自分もそうだよね、同じ人間だものねって思いました。

そういう事なんですよ、興味がある人がそういう方向に行けばよいですし、興味がない人は実直に目の前の人に真摯に向き合って結果を出していけばよいのです。

私は今でもそして今後も後者を選んで生きています。