こんにちは、今回は抗がん剤の副作用と気功の効果についてお話しします。
抗がん剤の副作用で、治療後もしびれが残ってつらい思いをされている方は少なくありません。
「がんは治ったのに、手足のしびれだけがずっと残っている」「日常生活が不便なまま」――そんな悩みを抱えている方が、実は多くいらっしゃいます。
実例1:肺がん治療後に残った手のしびれが、5回の施術で改善
ある日ご相談いただいたのは、肺がんの治療を終えた50代の男性でした。
抗がん剤治療によってがん自体は消失し、手術も不要となったものの、その後ずっと「手のしびれ」が残り続けているというお悩みでした。
最初に気功を受けられた際には、「なんとなく楽になったような気がする」という程度でしたが、2回目の来院時には明らかにしびれが軽減している実感があるとおっしゃっていました。
その後は週に1回のペースで継続され、5回目の施術を終えた段階で、しびれは完全に消失。
ご本人いわく、「以前のように、手の感覚が自然に戻った」「しびれのない状態が何年ぶりかで嬉しい」とのことでした。
その後、6回目の予約には連絡がなく、来院されませんでしたが、こちらから連絡することもなく、症状が安定して自然に卒業されたのだと考えています。
実例2:抗がん剤治療から5年、手袋なしで家事ができるようになった叔母のケース
もうひとつの例は、私の叔母(70代・宮崎在住)のケースです。
5年ほど前にがんを患い、抗がん剤による治療を受けたあとから、ずっと手のしびれが残っている状態でした。
その影響で、普段の生活では常に手袋をつけていないと、物を持ったり触ったりするのがつらいという状態が続いていたそうです。
そこで、宮崎県の本家を40年ぶり訪れた際、「ちょっと受けてみる?」と声をかけたところ、快く気功の施術を受けてくれました。
初回の施術後、驚いたことに、その日のうちに手袋なしでもコップや調理器具を扱えるようになったとのこと。
「いつもはしびれがひどくて、素手で何かを持つのが怖かったけど、今はそれがない」と話してくれました。
一時的な変化ではあるかもしれませんが、慢性的に残っていたしびれがその場で軽減した体験は、叔母に印象がよかったようです。
その後も定期的な施術までは行っていませんが、「気功でこんなに変わるとは思わなかった」と感想をもらいました。
なぜ改善したのか?気功による作用の考察(仮説)
今回のように、抗がん剤の副作用で起きる手足のしびれが軽減したケースを振り返ってみると、ある共通点が見えてきます。
それは、気功によるエネルギーの働きかけによって、体の神経伝達や血流のバランスに変化が起きているということです。
気功では、外から「気(エネルギー)」を送ることで、体の中の流れを整えることを目的としています。
その働きにより、末梢神経に関連する過敏な反応や、緊張した状態がやわらぎ、自然治癒力が働きやすくなる可能性が考えられます。
もちろん、これは医学的な治療とは異なりますし、すべての方に同じ効果があるわけではありません。
ですが、今回ご紹介したような事例のように、「しびれが和らいだ」「物が持てるようになった」といった変化が実際に起きた方がいるのも事実です。
こうした変化が何を意味しているのか、医学的な証明は難しい部分もありますが、気功が人の感覚や身体の状態に働きかける力を持っている可能性は十分にあると感じています。
気功を検討される方への注意点
ここでひとつお伝えしておきたいのは、すべての方に今回と同じような変化が必ず起こるとは限らないということです。
体の状態や不調の原因、生活習慣は人によって異なるため、効果のあらわれ方にもどうしても個人差があります。
とはいえ、実際のところ、これまでに**「抗がん剤の副作用による手足のしびれ」に悩んでいた方の多くが、数回の施術で明らかな変化を実感された**というケースは、私の臨床経験の中でも珍しいものではありません。
「病院での治療は終わったのに、後遺症のように不調だけが残っている」
そんな状態でつらい思いをしている方にとって、気功という方法が選択肢のひとつになる可能性は十分あると感じています。
「何をしても変わらなかった」「このまま付き合っていくしかない」と感じている方がいれば、一度ご相談ください。
お話を伺ったうえで、気功の施術が本当に合っているかどうかも含めて、正直にお伝えいたします。