潜在意識の覚醒を現実的に解説 – 脳科学でトラウマを解放し能力を最大化
こんにちはよろしくお願いいたします。
昨今どこでどんな実績を積んだのか分からない人たちがSNSを使いヒーラーや気功師と名乗って、心の弱っている人、何かにすがりたい人たちを標的にして好き勝手言っています。
そういう人達に対して、正直もやもやしているので、潜在意識の覚醒・開放について現実的な観点からお話ししたいと思います。
「潜在意識の覚醒」とは、魔法のように能力以上のものを生み出すことではなく、「本来持っている能力を最大化して発揮できる状態にすること」です。
そもそもの話、潜在意識の開放とは本来の自分の能力を最大限に使う事であり、能力以上の結果を出すのは非現実的であり、実現不可能です。
潜在意識を覚醒させても能力以上のものは出せない(現実的限界)
人間には、肉体的・脳科学的な限界があります。
潜在意識を覚醒させても、物理法則を超えて空を飛んだり、特殊能力を使ったりすることはできません。
- 非現実的・実現不可能な部分:「能力以上のもの」というのは、東大や芸大に行く才能のない人が受験に合格できない。
- 経営能力や感性のない人がビジネスで成功するのは不可能。
本来の能力の「解放」が本質
潜在意識の覚醒が意味するのは、以下の現実的な変化です。
- 制限の解除:過去のトラウマや成功への執着(ブレーキとアクセルの葛藤)によって無意識にかけていた「リミッター」や「思い込み」を外すことです。
- エネルギーの集中:不安や雑念に割かれていた脳のリソース(エネルギー)を、「今ここ」の課題に集中投下できるようになります。
- 直感の活用:論理的な思考(顕在意識)だけでなく、無意識下で処理されている膨大な情報(潜在意識)からのサイン(直感やひらめき)を意識的に使えるようになります。
「潜在意識の覚醒」によって現れる驚異的なパフォーマンスは、決して「能力以上」のものではありません。
「これまで自分で自分に課していた制限を外し、本来の自分が持っていた可能性の100%を使い切った状態」のことです。
潜在意識の覚醒は非現実的な超能力ではなく、科学的にも説明可能な「能力の最大化」を指します。
なぜ潜在意識を発揮することが出来ないのか5つの理由
潜在意識(脳の9割以上を占める無意識の領域)が発揮できない理由は、脳が「未来の可能性」よりも「過去の生存データ」を優先するからです。
トラウマと成功体験がどのように「ノイズ」として潜在意識を封じ込めるのか、そのメカニズムを詳しく解説します。
トラウマによる「生存優先のロック」
トラウマは脳の扁桃体という部位に「恐怖の記憶」として強く刻まれます。これが潜在意識の働きを阻害する最大の原因です。
- 思考の短絡化:何かに挑戦しようとした際、潜在意識がクリエイティブな答えを出そうとしても、脳が過去の痛みと紐付け「危ない!やめろ!」という緊急ブレーキ(回避行動)を最優先でかけます。
- エネルギーの浪費:トラウマがある状態は、常に「敵がいないか」を監視する監視カメラに脳の電力を使い果たしている状態です。本来の能力(潜在意識)に回すエネルギーが残っていません。
- 感情の麻痺:傷つかないために感情に蓋をすると、潜在意識の言語である「直感」や「ワクワク」まで感じ取れなくなります。日本トラウマサバイバーギルドの解説にある通り、これは防衛本能による「機能停止」です。
成功体験による「認知のゆがみ」
意外かもしれませんが、過去の成功もまた、潜在意識を曇らせる強力な「執着」になります。
パターンの固定化:
一度うまくいった方法は、脳にとって「安全な正解」になります。すると潜在意識が「今の状況には別の最適解がある」とサインを出しても、顕在意識が「いや、前はこのやり方で勝った」とそれを無視(思考停止)させます。
エゴの肥大:
成功体験が「自分はこうあるべき(有能な自分)」というエゴを作ると、失敗を恐れて新しい情報を取り込めなくなります。これを「成功の罠」と呼び、柔軟な潜在意識の働きを著しく低下させます。
変化への抵抗:
「今の地位ややり方を守りたい」というアクセル全開の執着は、変化を前提とする潜在意識の柔軟性と真っ向から衝突します。
「ホメオスタシス(恒常性維持)」の抵抗
脳には「現状を維持しようとする」本能的な機能(ホメオスタシス)があります。
たとえ今の状態が不満足でも、脳にとっては「昨日まで生き延びられた今の状態」が最も安全です。
潜在意識をフル活用して「本来の自分」へ変わろうとすると、脳が「未知の恐怖」を感じ、無意識にやる気を削いだり、体調を崩したりして、元の自分に引き戻そうとします。
「社会的・文化的刷り込み(メンタルブロック)」
自分自身が経験したこと以外に、親、学校、社会から植え付けられた「常識」や「価値観」が邪魔をします。
「目立ってはいけない」「楽をして稼いではいけない」といった観念(ビリーフ)が、潜在意識が導き出そうとする直感的な答えにフィルターをかけてしまい、思考を鈍らせます。
「脳の過覚醒とノイズ」
現代人は情報過多によって脳が常に過覚醒状態にあります。
潜在意識からのメッセージ(ひらめき)は、脳波がリラックスした状態(アルファ波やシータ波)の時に届きやすいものです。
常に焦燥感や義務感で「思考のノイズ」が鳴り響いていると、潜在意識がキャッチした重要な情報を、顕在意識(表面上の思考)が拾い上げることができません。
結論
潜在意識を発揮できないのは、「過去の傷(トラウマ)」「過去の栄光(成功体験)」「変化への本能的恐怖(ホメオスタシス)」「外部の刷り込み」が重なり合い、脳のリソースを占拠しているからです。
これらを「中庸」の姿勢で一つずつ手放していくことが、結果として「覚醒」と呼ばれる能力の最大化に繋がります。
この中で、特に「自分にはこれがあるかもしれない」と、直感的に引っかかる要素はありますか?
本来の能力を出すことを止めている「最後の重石」のようなものは、何だと感じますか?

