虚弱体質から健康体へ:私の気功による体質改善体験談
30歳までの虚弱体質と姿勢の悪さ
こんにちは、今回は気功と体質改善の話です。
30歳くらいまで私は、いわゆる虚弱体質つまり「体が弱い人」でした。
小学生の頃から、冷え性、肩こり、腰痛があり、朝は目覚めが悪く不登校でした。
中学・高校、そして30代に入ってもそれは当たり前の状態でした。
仕事が終わった後は疲労もピーク、仕事終わりに元気に出かける人の気持ちが分かりませんでした。
今思えば自分の具合が悪いだけだったのですが。
姿勢もかなり悪く、人と一緒に歩いていると
「なんで肩がそんなに下がっているの?」
「左右の肩の高さが違うよ」
「足を引きずって歩いているけど大丈夫?」
姿勢が悪いと言われることも珍しくありませんでした。
今振り返ると、自分では気づいていないだけで、体のバランスはかなり崩れていたのです。
50歳手前で同世代より健康に:運動の効果と限界
それが現在、50歳手前になった今では、同世代と比べても明らかに健康な状態で生活できています。
正直な話をすると運動をしているのでそのおかげもないとは言えません。
合気道は20年ほど続けていたり、ボルダリングをしていた時期もあるからです。
しかし武道をやっていた頃も体調はあまり良くありませんでした。
もちろん、やらないよりはやった方が良かったです。
また、稽古をさぼると代謝が悪くなるのか不調が出てくる状態でした。
つまり運動だけで今のように体質が改善したわけではありません。
運動の健康効果には「限度」がある
結論から言えば、どんな運動でも、やらないよりはやった方がいいのは、間違いありません。
運動をすれば、代謝は上がりますし、筋肉量も増えますし、体力もある程度はつきます。
ただし、運動によって得られる健康には「限度」がある、という点です。
運動による基本的な健康効果というのは、
・代謝の向上
・筋力や持久力の維持
・循環の促進
といった範囲に収まります。
つまり、「プラスにはなるけれど、壊れているものを根本から立て直す力は弱い」ということです。
実際、太極拳ひとつ取ってみても、20年と続けてきた人たちが、体調を崩してやめていくケースは珍しくありません。
そうなると極端な話、「太極拳をやっていたけど、結局具合が悪くなった」という結果も普通に起こります。
ヨガを10年近くされている方でも肩こり腰痛をがある方は少なくありません。
これはヨガや太極拳が悪いという話ではなく、運動という手段だけでは、カバーできない領域があるという話です。
施術の変化は運動と全く違う:根本的な体質改善
一方で、施術によって得られる変化は、性質がまったく違います。
健康維持ではなく、不調を改善する事を目的としています。
施術は、筋肉を鍛えることでも、体力を消耗することでもなく、体の状態そのものを変えるアプローチです。
だからこそ、
- どれだけ運動しても取れなかった不調が変わる
- 年齢とともに落ちていくはずの状態が持ち直す
- 「頑張らなくても整った状態」を作れる
こういった変化が起きます。
言い換えるなら、運動で得られる健康と、施術で得られる健康は、伸びしろがまったく違う、ということです。
もう一段階上の体質改善や根本的な健康を目指すなら、運動だけに頼るのは限界がある、という現実の理解が必要です。
そして、その限界を超えるための手段として、施術として成立する気功がある、という話につながっていきます。
気功との出会い:整体から本物の体質改善へ
整体やカイロの限界と気功の決定的な違い
体質が改善できるという事を知る転機になったのは、整体の世界に入ってからです。
整体師として活動する中で、カイロプラクティックを学び、オステオパシーにも触れ、実際にさまざまな施術を受けてきました。
これらは確かに効果があります。
慢性疲労、肩こり、首コリ、腰痛、不眠、倦怠感など治りました。
ただ一つ、はっきりした限界があります。
「やってもらうことはできても、自分では再現できない」という点です。
施術を受けて良くなっても、日常生活の中でまた元に戻ってしまう繰り返しでした。
そこで最終的に行き着いたのが気功でした。
気功を通して、自分の体の状態を自分で調整できるようにしました。
外から何かをしてもらうのではなく、自分自身で体整えられるようになったことが、決定的な違いでした。
結果として、慢性的だった肩こりや腰痛は気にならなくなり、姿勢も自然と整い、年齢を重ねても大きく崩れない体を維持できるようになっています。
私にとっての体質改善とは、「特別な施術を受け続けること」ではなく、自分の体を自分で扱えるようになることでした。
その手段が、結果的に気功でした。
気功の二つの方向性:体質改善に選ぶべきは「施術型」
ここで誤解してほしくないので、はっきり言っておくと、気功には大きく分けて二つの方向性があります。
ひとつは、自分で体を動かしたり、呼吸を意識したりして行うタイプの気功。
もうひとつは、気を出して、相手(あるいは自分)の体に変化を与える施術としての気功です。
体質改善や、今ある不調を現実的に変えていきたいのであれば、選ぶべきなのは後者です。
- まずは、本物の気功師にふれて、健康になってみる。
- そこから体の状態が変わり、余裕が出てきて初めて、運動やセルフケアを考えればいい。
でも、健康になると再発の不安などが消えて、セルフケアすら考えなくなるかもしれません。
体質改善を本気で考えるなら、順番を間違えないことが何より大切です。
非接触で体を変える気功のシンプルな仕組み
本来気功というのは「触れること」を必要としません。
身体に対して直接手を当てなくても、気を使ったアプローチだけで、体の状態を変えることができます。
細かい技術論や気の送り方の種類についてはここでは省きますが、要点はとてもシンプルです。
気功を使うことで、整体やオステオパシーで外から整えてもらっていたのと、ほぼ同じ反応を、自分自身に対して起こせるようになる、ということです。
つまり、自分で自分の体を整えられるようになれるのです。
これは、私一人の感覚や思い込みで言っている話ではありません。
実際に10年以上整体と気功のお店を経営し仕事として、クライアントさんに施術を行い、そのときに起きている身体反応と、まったく同じ変化を、自分自身にも再現できるという事実を前提にしています。
だからこそ、「気功で健康になる」という話をしています。
他人に対してやっているのとまったく同じやり方で、自分自身にも行ったのす。
それが結果として、体調や姿勢、疲れにくさといった部分の改善につながっています。
だからこそ、私の中では、体質改善=「頑張って何かを続けること」ではありません。
自分の体に、正しく変化を起こせる手段を持つのです。
それができるようになった結果として、健康な状態が維持できているという認識です。
こんな症状に心当たりがあるなら、気功がおすすめ
今、もしあなたが
- すぐ疲れてしまう
- 朝起きても頭や体がはっきりせず、15〜30分動けない
- 寝つくまでに30分〜1時間かかる
- 夜中に何度も目が覚める
- 常に体がだるい
- 午後になると一気に調子が落ちる
- 仕事が終わるとクタクタで、他のことをする余裕がない
- 「やりたい気持ちはあるのに、体がついてこない」
こうした状態に心当たりがあるなら、気功による体質改善は十分に選択肢になると思っています。
体質改善というと、
- 「運動しなければいけない」
- 「筋力をつけなければいけない」
- 「生活習慣を全部変えなければいけない」
と考えがちですが、それができない状態の人も、現実にはたくさんいます。
そういう場合、無理に自分だけで何とかしようとせず、第三者の技術を一度試してみるという方が圧倒的にあらゆる負担が少なく楽に健康になれます。
私自身が、まさにその流れで健康を取り戻してきたからです。
間違えやすい「気功っぽいもの」と本物の気功の違い
ただし、ここで一つ、必ず気をつけてほしいことがあります。
私がやっている気功、そして実際に自分自身が健康になった気功というのは、巷でよく言われているような、太極拳のように体を大きく動かしたり、体操的な呼吸法や、運動を繰り返すタイプのものではありません。
いわゆる
- 「ゆっくり動く」
- 「呼吸を意識する」
- 「型を覚えて体を動かす」
といったことは、一切やっていません。
ここを間違える人が、本当に多いです。
「じゃあ“気功”って言葉で調べて、何か気功っぽいことをやればいいんだ」という話で、とっついた結果の話はこうなります。
- 気功と名のつく体操
- 呼吸法
- ゆっくり動く健康法
- イメージトレーニング的なもの
そういったものを一生懸命やっても、
- 「全然良くならない」
- 「思ったほど変わらない」
- 「時間だけ過ぎた」
という結果になってしまうケースは少なくありません。
そうなると、時間も無駄になりますし、期待していた分、二度とやろうとはなりません。
しかも、健康にもなれていない。
だから、そういう間違いを避けてほしいのです。
私が伝えたいのは、「気功なら何でもいい」という話ではありません。
本物の気功とは:他人に施術できるレベルの技術
では、何をしていたのかというと、やっていたことは非常にシンプルです。
純粋に「気を出す」こと、出した気によって体に変化を起こす、この理屈に基づいた気の施術を、自分自身に対して行っていただけです。
体を鍛えたわけでも、運動習慣を続けたわけでもなく、ストレッチや体操で柔らかくしたわけでもありません。
- 「気を出す」
- 「体の反応が変わる」
- 「状態が整う」
体質改善を本気で目指すなら、“自分に対して何となくやる気功”ではなく、“他人に施術できるレベルの気功”を身につける必要があるということです。
なぜなら、他人に施術して、実際に体の反応を変えられる技術であれば、それをそのまま自分自身にも使うことができるからです。
逆に言えば、他人に何も起こせない気功は、自分の体に対しても、はっきりした変化を起こせません。
もし、
- 本当に健康になりたい
- 体質改善をして、年齢を重ねても崩れない体でいたい
- 不調を「我慢する生活」から抜け出したい
- 自分で自分の状態を立て直せるようになりたい
そう思っているなら、選ぶべきなのは「気功っぽいもの」ではなく、人に対して施術ができる、本物の技術としての気功だと、私は思っています。
困っている方は、気功を受けて健康になってほしいと思います。
そしたら、セルフケアをする必要がなくなりますので。私自身が健康になってきた、一番大きな理由の話でした。
ご参考になれば幸いです。
最後までお読み頂き有難うございます。
またよろしくお願いします。
池袋自律神経気功院 院長上野高寛
整体師として15年以上を施術する中で、「触れずに身体を整える」という新たな可能性に目覚め、気功の道へ
世界医学気功学会元理事の気功師や、テレビで紹介された女性気功師に師事。
数千件の臨床経験を通じて、本当に効果のある気功やヒーリングといったエネルギーワークの技術を確立
気功歴10年、整体歴17年、開業14年、指導歴10年、10,000件以上の施術実績を持つ
鍼灸師、柔道整復師にも技術指導を行い、LINEでの無料カウンセリング(15分)も提供。
献体解剖経験を基に、科学と伝統を融合した非接触気功で、自律神経失調症、慢性痛み、トラウマを改善。3〜5回で卒業可能な結果重視のアプローチが特徴。
その技術を活かした「自律神経氣功整体」で多くの方の不調を改善する傍ら、現在は気功教室も主宰し、後進の育成にも力を注いでいます。
気功の体験会や気功教室も開催しています。お気軽にご相談ください。

