気を感じるとはどういうことか
こんにちは。今回は、「気を感じる」ということについてお話ししたいと思います。
何の練習もせずに気を感じられる方というのはいらっしゃるのですが、私自身は昔は感じられませんでした。
しかし気が付けばある時から、気を感じられるようになりました。
人に伝える際に、気感、つまり「気を感じるとはどういうことなんだろう」と考えたときに、やはりスピリチュアル的なことではなく、ある程度、医学や科学に則ったことでお話しした方が伝わるのではないかと思いました。
私は一貫性のないこと、間接的にも証明できないことは、胡散臭く感じたり、無責任な発言でしかないと思うからです。
ですから「気」というと、宇宙の気を取り入れる、生命エネルギーといったあいまいな話ばかりになりがちですが、大気の気やエネルギー、呼吸によって体に取り入れるといった、証明できない言い伝え話ではなく、もっとちゃんとお話しできないかなと思っています。
この気感については私が目にしてきた書物やウェブのどこにも書いていなかったので、今回書いてみようと思います。
気を感じる人と感じない人がいる理由
気を感じる感覚というと、うさん臭く聞こえるかもしれませんが、実際に気を送ると、ざわざわすると感じる方や、手足がびりびりすると感じる方がいらっしゃいます。
そういう方が、大体10人に1人くらいの割合でいらっしゃいます。
こちらが気を送っていることを伝えていないにもかかわらず、感覚としてとらえられる方がいるのです。一言で表すと、感覚の鋭い方というのでしょうか。
感覚が鋭い人の特徴
では、感覚の鋭い、敏感な方とはどんな方かと言いますと、気功でなくてもあります。
たとえば「あの通り、ちょっと嫌だよね」「私も何だか変な感じがする」というように、ものものしい感じや、陰気臭い場所を察知される方がいます。
反対に、「あのお店、なんか居心地がいいよね」「あの人、なんか感じがいいな、話しやすいな」というように、良い雰囲気やその人が持つ心地よさを敏感に感じ取る方もいらっしゃいます。
お互いに口に出さなくとも、何となく同じ感覚を共有しているということです。
そういう、目には見えない独特な雰囲気などを感じ取れる方がいらっしゃるということです。
心霊スポットなどではなく、換気がされていない、湿気があるなど、色々な要素が含まれます。
お店を出してもすぐ潰れてしまう場所や、人が入居してもすぐに引っ越してしまうような建物も含まれます。
一見神聖な場所とされる神社などでも、なんか嫌な感じがする、入りにくいなどの所はあります。
かといって、そういう嫌な場所は分かるけれども気は分からないという方もいます。
つまり、一緒くたに見えないものを察知する感覚が鋭いというのではなく、何かを感じる感覚に長けているということです。
こういういわくがありそうな場所や、その「気を感じる」とは何なのかと言いますと、要は体の表面や内側を感じる感覚のことです。
気を感じる正体は「体の感覚」にある
体の中で起きていることを感じ取る力は、医学や心理学の分野で「内受容感覚」または「内臓感覚」と呼ばれています。
それぞれの内容を整理してご紹介します。
内受容感覚
脳科学や心身医学の分野の概念では、体の内部にあるセンサーのような働きをし、心身の状態を一定に保つために欠かせない感覚とされています。
心臓の鼓動、呼吸のしづらさ、胃腸の動き、空腹感、満腹感、喉の渇き、体温の変化などが代表例です。
脳はこうした情報を常に受け取ることで体内の状態を把握し、バランス(恒常性)を保っています。
内臓感覚
生理学における伝統的な分類で、内臓の壁や器官にあるセンサーが受け取る感覚を指します。大きく2つに分けられます。
- 臓器感覚:吐き気、尿意、便意、喉の渇きなど、特定の臓器の状態から生じる感覚
- 内臓痛覚:胃のキリキリした痛みやお腹がねじれるような痛みなど、病気や強い刺激によって起こる痛み
深部感覚
内臓ではなく、筋肉や関節など体の奥側で感じ取る感覚です。
目を閉じていても手足の位置がわかる位置覚、手足の動きがわかる運動覚、持ったものの重さがわかる重量覚などがあります。
視覚や聴覚といった特殊感覚、皮膚で感じる表面感覚に、これらの体内の感覚が加わることで、私たちは自分の体の状態を正確に捉えています。
このように体の中を感じ取る能力が人にはありますが、逆に中には何も感じないような非常に鈍感な方もいます。
触るとガチガチにこっていたり、筋肉が張っているのに何も感じない方です。
こういう方は、痛みや不快感に鈍感なのでつらい思いはしなくてすむという良い面もありますが、自分の体調の良し悪しに気が付けないという負の面もあります。
こうした総合的な自分の体の感覚を高めていくことが、気感を高めることそのものだと経験から思います。
深部感覚を高めると気を感じられるようになる理由
私がよく言うのは、スポーツではフォームのチェックや自分の体をどう使うか向き合います。
音楽では楽器や歌にしても、自分の感覚と向き合う必要があります。
自分と向き合う中でだんだん自分の感覚をとらえる力もついてきて、感覚が研ぎ澄まされてくるというのは共通する部分があると思います。
気感に関しても、その感覚を養う訓練があります。その訓練をやると、どんどん感覚が冴えてきて、気が分かるようになってきます。
練習をしなくても気を感じ取れるようになる方はいます。
人によっては気功の施術を受けている中で、最初は分からなかったけれど、だんだん分かるようになってきましたという方もいます。
気功の施術を受け始めた最初は何が起きているのか分からないけれど、だんだん理解度が上がって、「ああ、こういうことなんだな」というのが感覚として捉えられるようになり、成長していかれる方もいらっしゃるということです。
ですから、気感というのはスピリチュアルなことではありません。
敏感な方は、運動や音楽など上達するために自分と向き合う稽古を続けたことで体の中を感じとる能力も長けた結果、気も感じ取ることができるということだと思います。
では、気を感じる力を高めるにはどうしたらいいのかと言うと、答えはその深部感覚という感覚が一番近いのかなと思います。
筋肉や関節など、体で感じる感覚を磨けばいいのかなと思います。
合気道の稽古で気づいた「体を内観する」感覚
なぜこう思うようになったかと言いますと、私は合気道をやっているのですが、合気道の達人と言われる方が披露している不思議な技が、私も同じようにできます。で
すが合気道を稽古していても9割を超える方が、できるようにはなりません。それは稽古の質にあります。
他の方は、手足の動き、体の向き、力の方向などに重きを置いています。しかし私はそこは全く重要視していません。
なぜなら、お互い瞬間瞬間、全力で動く最中に、腕や足の角度、力の方向なんて調整できるわけがないからです。
私が何に重点を置いているかというと、体を内観することにめちゃくちゃ重きを置いていて、どういう感覚で動くと相手がどのように反応するかということを、ずっと考えてやってきました。
その結果、腕力に頼らず、相手を大きく崩す体術を身につけました。
これは気を扱った施術にも通じるのです。
気を出したときもそうですし、受けたときもそうですし、自分で自分に気を送ったときも、「これはいいな」「これは悪いな」ということが分かって、質を高めることができるようになります。
そういうことが一番大事なところで、気感を高めるには、その深部感覚というものを高めれば、自ずと感じる情報が増えてきて、試行錯誤の材料も増えます。
そして検証した良い結果をまた向上させていくという、プラスの連鎖が起きるのです。
まとめ|気を感じる力は深部感覚を高めれば誰でも育つ
ですから気感を高めたい、気を上手に感じ取りたいという方は、自分の体の中の感覚に目を向けることをお勧めします。
まとめ|気を感じる力は深部感覚を高めれば誰でも育つ
気感を高めたい、気を上手に感じ取りたいという方は、自分の体の中の感覚に目を向けることをお勧めします。ご参考になれば幸いです。またよろしくお願いします。
気の感じ方だけでなく実際に気を出す練習をしたい方は、気の出し方の練習法もあわせてご覧ください。
ご参考になれば幸いです。
またよろしくお願いします。


