こんにちは今回は、気功を独学でも教室でも練習するにあたって、上手く上達できない人が、よくつまずくポイント、もしくは全く気が付かない、知らない事についてお話ししたいと思います。
私が気功教室で生徒に気功を教えていて、改めて強く思った事があります。
気功教室で生徒に気功を教えて分かったのは、建築物や他の習い事でも基礎が大切なように、気功でも基礎が非常に重要という事です。
気功においての大切な基礎というのは瞑想、気を受けて感じる、この二つです。
1 瞑想の大切さ
一つ目の瞑想がなぜ大切かというと、気功の練習法を功法というのですが、功法の時に自分から出ている気を確かめたりするのですが、この確かめる際の感覚が瞑想中に気を感じる状態と同じだからです。
気を感じる独特の瞑想を生徒に行ってもらい、自分の気を十分に感じてもらいます。
気を感じる力を養い、自分の今の状態を把握できるようにします。
瞑想を通じて自分の気の状態を把握できれば、自分で答え合わせをしてもらえるようになれます。
先生がいないと良く分からない、自分では判断できないようでは、私自身が上手に教えられているとは言えません。
気功を教える際には、効果を実感して楽しみながら上達してもらいたいです。
また卒業した後にも気功を役立ててもらいたいからです。
具体的な瞑想方法の例:
- 静かな場所でリラックスする
- 体全体の感覚に意識を向ける
- 自然な呼吸を続けながら、体内の気の流れを感じる
2 気を感じて受ける大切さ
次に必要なのが、気を感じて受けることです。
功法の際に瞑想と同じように気を感じると言いましたが、実は瞑想も功法のうちの一つです。
初めのうちは、自分では発せない気を先生から受け取ることで、その変化を体感できます。
先生から受ける気を感じて、どこにどんな変化があるか、気の感覚も含めて体感できます。
気を受けて感じるのがどのように大切かというと、気を受けると明らかに通常時とは違う感覚が体内や体の表面などに感じます。
体が部分的に暖かくなる、静電気に包まれているような感覚、体の中が波打つよう、モワモワする、姿勢が良くなる、痛みや不快感が減るなくなる、気持ちが落ち着くなど様々な効果を実感できます。
症状が改善するのも気の効果のうちの一つですが気功の練習においては、先生から発する気を意識して感じ取り気感を育てることが大切になります。
気を感じる能力を気感というのですが気感を成長させて研ぎ澄ませていけば、気の良しあしや、気の種類などが自分で分かるようになってくるからです。
気の良い場所悪い場所、良い気を発している人悪い気を発している人というようにです。
自分でできるようになるために
もう一段階上に行くと、その気を自分で出せるようになってくるのです。
色々な気を発したり、吸収したりと、気功の幅が広がり、気功で出来ることが増えてきたり、自然と気功が上達するのです。
先生に教えてもらう機会がない方は、色々な気功の治療受けてみて、自分でコピーしてみてもよいかもしれません。
その場合は自分で気の質を理解できるほどの気感を高めておくと良いでしょう。
もし気功を始めてみたかったり、上達できないようなら参考にして見てください。
なぜこの2つが大切かというと、瞑想をしてもらい、気を感じてもらうとその後の成長が違うからです。
一回しか瞑想を行わない人と何回か瞑想を行う人とでは、明らかに気を気感(気を感じる感覚)の養われ方も変わってきます。
まとめ
気功をする時は、姿形、動作や呼吸に意識が向きがちになります。
しかし気功とは目に見える動きに重点が置かれるダンスなどとは違い、内面や意識の使い方を用いて行う技法なので、意識や感覚に目を向けることが大切です。
もし気功が上達したい方は、瞑想や感覚に重きを置いて練習してみることをお勧めします。
ご拝読ありがとうございました。