はじめに

皆さんが治療院に通って治らない時があります。

そして多くの皆さんが思うことは

  • ご自身の症状が重いから
  • 患って長いから
  • たまたま治療法と自分の症状が合ってなかった
  • 運動不足、睡眠不足、食生活、その他ストレスなど

自分に治らない要因があったのではと思う方が沢山います。

でもこれらは真実ではありません。

これから治療院に通って治らない本当の理由をお話しします。

プロ、プロフェショナルとは

専門的な知識やスキルを持つ人

特定の分野で高い専門性を有し、それを実践的に活用して結果を出せる人物

熟練した達人や職人

長年の経験や訓練によって技術や知識を極めた人

職業としてその分野で生計を立てている人

「アマチュア」と対比され、収入を得ながら活動していることを特徴とする

2. 治療家に求められる基準

治すことの定義

  • 卒業させられるか
  • 再発しないまで改善させられるか
  • 以前の元気な状態に改善できるか
  • 生まれて虚弱な方は一般的な健康な人まで体質改善できるか

施術効果の条件

施術の効果とは施術のたびに改善していく、

明らかに施術による変化だと判断できる

長期間(半年・一年)自然治癒なのか施術による効果か分からないような改善は施術の効果はとしない。

※来院初期の不調が続き、いつまでも毎週・各週通い続けるようなものは、その場しのぎの対処療法

3 結果を出せない治療家の問題点

この話は今現在治療家で、セミナーや書籍などで知識や技術を勉強されている方は当てはまりません。

勉強した気になっている人、勉強していない人の話です。

結果を出せない、治せない治療家に言いたいのは、そもそもそれはプロじゃないということです。

整体やカイロプラクティック、オステオパシーなどの手技療法を初めとして、霊気、気功、その他のヒーリングなどのエネルギーワークの仕事にしている人の話です。

患者を通わせておきながら、後になって「治りませんでした」「効果が出ませんでした」というのは、治療家としてどうなの?という話です。

なぜなら、プロである以上、初めから結果を見越した判断と計画を立てられるはずだからです。

自身の過去に実績と照らし合わせれば、消去法、確率論などを用いれば簡単に答えを出せます。

治せないなら、治せないで断るべき、もしくは結果を出せるか保証できないのならそれを伝えて、了承を得た後に仕事を受けるべきです。

患者の状態を正しく把握し、適切な施術を提供するのがプロの責任だからです。

結果がだせないということは、最初の段階で状態の読みが間違っていたということです。

  • その間違いを引きずったまま治療を続け、
  • 経過観察も正しくできないまま、
  • 最終的に治らない状態に至るのは、

毎回の施術がすべて誤りだったと言わざるを得ません。

患者は「これで治るだろう」と希望を抱いて通うのに、その期待を裏切り、結果として「治らない」という現実だけを突きつけられる。

患者にとっては高額な費用を払って得たのが「治らない事実」だけという状況です。

これでは、その治療院が「ダメな治療院だった」という結論しか残りません。

しかし何も知らない患者は、私だけに合わない治療法だったのかと自分に落ち度があると自己完結する。

結果治療家本人はお金を受け取るだけで満足し、患者には何の利益も与えられない――こんな状況はどう考えてもおかしいです。

それでいて白衣を着て「治療の専門家」や「医療従事者」のような顔をする。

そういう偽物の治療家がこの業界にいるのです。

結果を出せないなら技術や知識の習得を怠ってはならないはずです。

勉強するべき人が勉強もせず、セミナーに出るべき人がセミナーにも出ない。

そして、自分では「やっているつもり」でも、実際には結果を出せていない。

試行錯誤をしているつもりでも結果を出せない結果がついて来ないというのは自己満足以外の何物でもないです。

そして結局はマッサージやボキボキといった限られた方法しかできない。

今の時代、これだけ情報が手に入る環境が整っているにもかかわらず、他の選択肢を探すことすらしない。

そして、患者に「セルフケアをしないから治らない」「生活習慣を変えない限りは治らない」「性格や考え方の問題」と責任転嫁する。

そもそも、治せない理由を患者のせいにできるだけのレベルに達していない。

結局のところ、人に指摘するなら、まずは自分自身がやるべきという話です。

結果が出せない治療家が行っていることは、以下のような問題点を含んでます。

事前の状態把握と見立てのミス

最初に正確な状態を判断できない時点でプロとしての資質が疑われます。

患者さんの状態を誤解したまま治療を続ければ、結果が出ないのは当然です。

経過観察の無責任さ

途中経過で結果が出ていないにも関わらず、その事実を患者に説明せず、「通い続ければ良くなる」と思わせる態度は、不誠実です。

結果を出す覚悟の欠如

治療家は「責任を持って改善する」という意識が必要です。

その場しのぎの施術で患者を引き留めるのではなく、確実に改善させる技術を持つべきです。

患者への敬意の欠如

金銭を受け取る以上、患者に対して正当な対価を提供する責任があります。

結果が出せない治療家は、その責任を放棄しています。

結局、こうした治療家は患者を「金づる」としてしか見ておらず、治療の本質である「患者の人生を良くする」ことに対して向き合っていません。

それでいて、白衣を着て「専門家」のふりをするのは、まさに欺瞞と言えます。

  • 嘘をついたり、偽りの情報を与えたりして、他人を騙そうとする行動。
  • 自分自身に対して嘘をつくことや、自分の本心を隠して事実を認めようとしないこと。
  • 自分の未熟さと向き合わずに言い訳、責任のがれをする。

本物の治療家であれば、結果に責任を持ち、「治療は終わり、患者は卒業」というゴール、もしくは「その良い状態を維持するためのメンテナンス」に到達させるのが使命です。

中途半端なスキルで患者を引き留め、期待を裏切る行為は許されるべきではありません。

そのため、技術がない人は治療家を名乗る資格がないと、強く主張したいところです。

とはいえ治療家自身の生活もあるので、未熟な自身を認めて、患者が治してもらうためにお金を払うのと同じように、治療家もお金を払って勉強してほしいです。

4 治せない治療家の具体的な問題

現場で見られる問題点

  1. 勉強不足・努力不足
    • まともに新しい知識や技術を学ばない。
    • セミナーや研修にも参加せず、自己研鑽を怠る。
    • 自分の限界を認めずに現状の技術にしがみついている。
  2. 試行錯誤の欠如
    • 患者を治せなかったときに、自分の技術を疑うことがない。
    • 状態が悪化したり結果が出なかった場合、何が間違いだったのか検証しない。
  3. 選択肢の乏しさ
    • マッサージやボキボキといった従来の手法だけに頼る。
    • 他の治療法やアプローチを模索しない。
    • ネットや本など、情報が簡単に手に入る現代でさえ調べる努力をしない。
  4. 責任転嫁
    • 患者にセルフケアを押し付ける。
    • 「治らないのは患者の努力が足りないから」という態度を取る。
    • 自分の技術や診断の精度が足りないことを反省しない。

5 治療家として求められる意識

学び続けること

どれだけ経験を積んでも、常に新しい技術や知識を吸収し続けるのがプロです。

施術で困ることがなくなれば、学ぶ必要はなくなります。

自分の技術に疑問を持つこと

治せない患者が出た場合、まず自分の技術や見立てを疑い、改善方法を探す姿勢が上達に繋がります。

責任を持つこと

セルフケアを求めるのは、治療の不足を相手に求めるという結果の表れです。

学べば施術だけで完結できる腕前になれます。

下手な治療家から成長できれば、施術を受ける度に改善していき、やがて卒業させられる技術を提供できます。

患者の視点を忘れないこと

患者が治らない場合、それを患者のせいにするのは、自分の至らなさに目が行かないだけ。

治療家が結果を出す責任や意識を持てば解決できる問題です。

結論

治療家を名乗る以上、結果を出せなければ、問題解決のために学びを求められます。

「人を助ける」という仕事に携わる以上、患者の健康や生活を預かっているという認識を持つべきです。

それができないなら、プロどころか単なる「金稼ぎの素人」にすぎません。

言葉だけでなく、行動と結果で示すことこそ、本物の治療家の条件です。

勉強もしない、結果も出せないでは、お客さんの為にもならないので、言われてしかないです。

いわれたくないならやるしかないってことです。

※私は上記のような考えですが、極論営利事業なので、お金儲けと割り切った経営もそれはそれでありです。否定はしません。

ただ私は自分がされたくないことを人にしたらダメだなって思うし、自分が行きなくないお店にはしたくないので、こんな考えでお店やってます。