現在現在精神科の医師の先生がお客さんで来られています。
医療従事者の方で薬剤師、看護師は来られるが絶対数が少ないので、なかなか医師の方は来られません。
その中でも精神科医は極稀です。
医者でも何でもない自分がお医者さんに施術するのはなんだか不思議な気持ちになります。
しかし同時に時に病院の薬や治療より即効性があり圧倒的な効果を出す気功が出来ることはやりがいもあり楽しくてたまりません。
この精神科医の先生は右ひざの痛み、肩こり、腰痛、顔の痛み、足の冷え、頭痛、顔の痛みなどの不調で来られています。
施術の方法は気功のみで結果はどうかと言うと、冷えと顔の痛みは一回の施術で9割減りました。
今現在4回目が過ぎましたが、やっと頭痛が起きなくなったので良かったです。
それと慢性的なうつうつとした気分の落ち込みが5割減ったというので経過は順調です。
でも坐骨神経痛のような腰痛はいまだあまり改善出来ていないので自分でも納得がいきません。
施術中の会話で気功の効果を実感しているかと聞くと、顔とからだの冷えについては認めるが他は分からないとのことでした。
それなら当院に通う意味があるのか尋ねると「あります」とハッキリ応えられました。
何故かと尋ねると、「患者は自分の事を客観視できていないからです」とのこと。
確かにその通りだと思った、なぜなら、いつも常々困っている事だからです。
何に困っているかというと、治してほしいと来ているのに自分の症状を把握できていない人が多いのです。
たとえば頭痛は週に何回ありますか?と小学生低学年でも応えられる質問に答えられない大人がいます。
自分の不調がわからないのに、どのように変化を感じ取れるのだろうと疑問になります。
そこで一緒に本人の症状をもう一度振り返って、痛みや不快感の度合いや、週何回くらい起きるかなど頻度や、どんな時など整理してもらうのです。
お医者さんで言う所の問診というものでしょうか。
そして一緒に振り返ってみてご自身の不調を自覚された後に、次は施術直前の状態を確認します。
なぜなら施術のビフォーアフターを比較すると、その場で起きる施術の効果がより分かりやすくなるからです。
猫背や、筋肉のコリ、疲労感、痛みや不快感などを把握しておくと施術の効果が分かりやすくなります。
これでやっと施術には入れるのです。
ここまで長いと数十分を要しますが、お客さんからすると丁寧に聞いてもらえる、見てもらえるという感じに受け取れるかもしれません。
しかしご自身の体調を正確に把握して頂いていれば、こちらの検査や問診は一切不要となります。
なぜなら、症状を聞かなくても、不調を改善することは可能だからです。
お話を聞いて施術が始まりますが、施術の最中も身体の固さや可動範囲などの検査をしながら進んでいきます。
施術が終わるとビフォーアフターの比較となるのでまた検査です。
そして最後に今度の見通しの説明となる、どのくらいの頻度や周期でくるのがよいのか、何か言っておきたいこと聞きそびれた質問などはないかなども伺うのです。
これがまどろっこしいが必要なのです。
施術以外にもあり電話相談でも、腰痛、肩こり、頭痛、自律神経失調症、起立性調節障害、適応障害でも何でもよいが、治りますかと聞かれることが良くある。
絶対の自信がある症状については良くなります言い切るが、こちらの説明が納得いかないのか、ご自身の不安に負けてしまうのか信じてもらえない。
ゆえにいかに理解、納得、信じてもらえるか説明が必要なのです。
ただ施術を受けてもらえるだけで、お望みの結果が出るにもかかわらず、結局来院することはない方もいる。
来ていればちゃんと改善できたものを来ないから改善しない道を自分で選んでいるのは皮肉なものです。
ただし、うちに来なくても他の整体やカイロプラクティックなどで良くなってくれたらよいのです。
しかし実際うちに来るお客さんの話を聞くとなかなかそうはいかないのがこの業界の水準です。
なので今回のように此方に判断を任せていただけるのは非常にありがたく、余計な説明が要らないので仕事がしやすいという事は、改善んさせやすいのです。
でもこれはちゃんと結果を出せる施術家に身体を見てもらえる場合に限ることでありそうでない場合は非常に危険である。
なぜかというと、自分では改善しているどころか悪化していると感じているのに、悪徳治療家は身体の状態は良くなってきているけど、症状が改善するまでは良くなっていないと上手い誤魔化し方をするからだ。
そして時間とお金をいつまでも使い続けるが、肝心の体調は悪いままという結果を待つに至ってしまうのである。
いずれにせよ、「患患者は自分の事を客観視できていないからです」という今回の精神科医の先生の言葉は、施術される側、施術を受ける側の客観性はと持て大切という裏返しにもなり得ます。
ちなみに今回の精神科医のお医者さんは、5回目の施術が終わる前まではずっと無表情で会話されていたが、打って変わって別人のように沢山笑うようになっていた。
結果どうなったかというと、鬱っぽさは消えて、元の元気な状態に戻られました。
ご自身が精神科医という事で、医師の診断の元にです。
余談だが、「ご自身は精神科医ですよね?精神科医や心療内科で出される薬を自分では飲まないのですか?」と聞いてみたら、「そんな薬なんて飲みません」と真顔で返事が返ってきた。
もちろん症状の寄るのでしょうが、現実はそんなものです。