小学生の起立性調節障害が1回の施術で変わった理由

お子さんが朝起きられない、頭痛や吐き気が続く——そんな症状で病院に行ったら「起立性調節障害」と診断されたお母さんは多いです。

薬をもらっても、生活指導を受けても変わらない。

そういう状況で、何か新しいものを試してみようと気功を受けに来られる親御さんがいます。

このケースもそうでした。

小学6年生の男の子。

来院時の症状は深刻でした。
すでに起立性調節障害になってから四年が経過しているという事でした。

来院前:症状が日常を支配していた状態

頭痛は週3回。

吐き気も週3回。

腹痛は週4回。

夜寝つくのに2.5時間かかり、朝は9時に寝ても10時半から11時までなかなか起きられない。

吐き気が強い日は、洗面器を枕元に置いたまま寝ていました。

いつ吐くかわからない、そういう不安の中で毎日を過ごしていたわけです。

お母さんも、毎日子どもの症状に付き添うことで疲弊していました。

症状の根底にあったもの

ですが、話を聞いていくと、興味深いことがわかりました。

本人は「問題ない」と思っていたのです。

ところが、お母さんが話してくれたのは、引っ越しと転校が繰り返されていたこと。

さらに、本にに向けてではないですが、同級生の悪口や言動を目の当たりにする日々。

その環境ストレスが、このお子さんに心理的な負荷をかけていました。

大人は「子どもなんて環境が変わってもすぐ適応する」と思いがちです。

ですが、考えてみてください。

もし自分が強制的に住まいを変えられ、新しい人間関係に放り込まれたら、ストレスにならないでしょうか?

大人以上に、子どもの心には負荷がかかっているのです。

心理的ストレスは、脳の過覚醒を強化します。

過覚醒が強まると、自律神経のバランスが乱れ、その乱れは身体に現れます。

身体が緊張し、骨格が歪み、さらに過覚醒が強化される——こういう悪循環が生まれるのです。

つまり、このお子さんの場合、心と身体の両面に問題があったわけです。

だから、骨格を整えるだけでなく、心理的なストレス、トラウマ的な影響にもアプローチする必要がありました。

なぜ従来の治療では変わらなかったのか

起立性調節障害は、自律神経のバランスが崩れている状態です。

一般的には薬物療法と生活指導が中心になります。

ですが、このお子さんの場合、医学的な対応をしても改善しませんでした。

理由は、症状の根底にある脳の過覚醒状態に対してアプローチできていなかったからです。

過覚醒というのは、脳が常に警戒状態にあること。

その状態では、薬を飲んでも体は緊張を手放しません。

骨格が歪んだままだと、その歪みが脳に信号を送り続け、過覚醒が維持されるのです。

精度の高い施術が必要な理由

ここからが大事なポイントです。

起立性調節障害の改善には、骨格の歪みを正確に整えることが不可欠です。

ただ触るだけ、曖昧な調整では効きません。

私の15年の臨床では、同じ症状でも施術の精度で結果が大きく変わることを何度も見てきました。

その違いは、どれだけ正確に歪みを見つけ、調整できるかにかかっています。

このお子さんの場合、全体的な骨格の歪みを正確に整えることに徹しました。

施術時間は15~20分。

オーソドックスな手法です。

特別なことはしていません。

ただ、正確に。

1週間後:症状がほぼ消えた

お子さんが2回目に来院したとき、お母さんはこう言いました。

「頭痛がゼロになりました。

吐き気もゼロです。

腹痛は1~2割減って、回数も半減しました。

この子、めちゃくちゃ元気になってます」
あの洗面器は、枕元に置かなくてもよくなりました。

睡眠はどうなったのか。

まだ完全には戻っていませんが、朝起きやすくなったと報告がありました。

たった1回の施術で、です。

お母さんも一緒に変わった

興味深いことに、お母さんも変化を体感しました。

子どもが施術を受けているのを見ていて、私が「子どもがどんな感じで施術を受けてるか、体感した方が安心するかな」と声掛けしたところ、お母さんも施術を受けることになりました。

本格的なものではなく、全体を軽く施術しただけです。

2回目の来院時、お母さんはこう言いました。

「それまで腰痛があったんですけど、この一週間はありませんでした」

親子で一緒に体が整うことも起きます。

なぜこんなに早く変わったのか

「たった1回で?」と驚く人は多いです。

理由は、お子さんの骨格の歪みが、脳の過覚醒を強く維持していたからです。

正確な調整で、その歪みが整うと、脳に送られていた「警戒信号」が消えます。

すると、体の緊張が一気に抜ける。

吐き気、頭痛、腹痛——これらは過覚醒の身体表現なので、脳が整えば症状も消えるのです。

ただし、これは「すべての起立性調節障害がこうなる」という意味ではありません。

お子さんの場合、骨格の歪みが明確で、その調整で反応が出たケースです。

症状が長く続いている場合、複数回の施術が必要になることもあります。

現在の状況

このお子さんは、その後も予約を取って帰られました。

今後も施術を受けながら、様子を見ていく予定です。

親子で体が整っていく過程を見守っていきます。

起立性調節障害が改善しない理由

お子さんが薬を飲んでも、生活指導を受けても変わらないのはなぜか。

それは、脳の過覚醒状態に対してアプローチできていないからです。

起立性調節障害は、自律神経のバランス異常です。

ですが、その根底には、脳が常に警戒状態にあることがあります。

骨格が歪んでいると、その歪みからの信号が脳の警戒を強化し続けるのです。

だから、骨格を整えない限り、脳は警戒を解きません。

よくある質問

起立性調節障害は気功で治りますか?

「治る」という表現は使いませんが、臨床では体の変化を観察するケースが多いです。

このお子さんのように、症状が大きく減るケースもあります。

ただし、すべてのお子さんがこうなるわけではありません。

症状の根底にある骨格の状態によって、反応の速さや程度は異なります。

何回受ければいいですか?

個人差があります。

このお子さんは1回で大きな変化が出ましたが、通常は5回前後で卒業していきます。

初回で体の反応を見た上で、その後の計画を立てることをお勧めします。

小学生でも大丈夫ですか?

大丈夫です。

骨格の歪みは子どもにも大人にも起きます。

むしろ、症状が出ている時点で、何らかの歪みや緊張パターンが形成されている可能性が高いです。

早い段階で調整することで、その後の体の発達がスムーズになることもあります。

薬は飲み続けてもいいですか?

医師の指示に従ってください。

気功と薬は並行して受けることは可能です。

本当に困っているお母さんへ

お子さんの起立性調節障害で、毎日不安を抱えているお母さんは多いです。

「このまま治らないのではないか」「学校に行けなくなるのではないか」——そういう心配の中で、様々な治療法を試されていると思います。

ですが、重要なのは施術の精度です。

どんな治療法でも、その精度が低ければ結果は出ません。

当院では、身体を正確に整えることに徹しています。

15年の臨床を通じて、その精度がお子さんの体を変えることを確認してきました。

本当に困っていて、本気で改善したいお母さんは、一度ご相談ください。