こんにちはよろしくお願いします。

今回は犬の気功整体です。

犬の状態はこんな感じです。

犬の状態

犬種・年齢:19歳のトイプードル雌

主な症状:

立ち上がって歩く時間が大幅に減少

不随意運動(顔や足がガクガク震える)が頻繁に発生

昨年は3か月に1回の頻度で発作が発生

今年に入ってから、前後の脚がハの字(または蜂の字)のように広がり、床についている時間が長くなった

※昨年11月頃までは、外で1時間以上の散歩ができ、家の中でも5時間ほど歩き回っていた

病院での診断

特に治療すべき箇所はなし

心臓に僧帽弁・大動脈弁の弁膜症があり、薬を服用中

施術経験

気功の先生による遠隔施術を10回ほど受けたり他のペットの整体にも通院したが変化を感じられないので当院に来られました。

心臓の大きさは別の気功を受けたところ、小さくなったとのこと。

内臓に問題はないが、背骨や椎間板が全体的に弱くなっているとの指摘

年齢・体力的に回復は難しいと判断された

その他の状態

目が見えにくくなっている様子がある

水やごはんの場所を見失うことがあり、匂いで探している様子

食欲は日によるが、概ね良好

体の特徴

背骨が大きく曲がっている

歩行時に後ろ両脚が地面から浮かない

背骨が曲がっている

今回の犬はとても良い子で、全然吠えたりしませんでした。

通常、嫌な部分があると噛みついてくるような犬もいますが、この子はそんなこともなく、少し避けるくらいでした。

年齢が高いからそこまでする元気もなかったのかもしれませんが、何にせよ仕事がとてもやりやすかったです。

気功を始めてから5分、10分くらい経った頃、片側の足が少し閉じるような動きが見られました。

最初の状態は、立ち上がってもすぐぺたんと座り込んでしまい、後ろ足がほぼ180度開脚したように開いていました。

また、飼い主さんは「今日は調子が良い」と言っていましたが、実際には後ろ足は曲がっておらず、地面からも離れず、前足だけで歩き、後ろ足を引きずっていました。

さらに、背中も大きく丸まっていました。

しかし、5分~10分後には座った状態で開いていたのが左後ろ足が元の位置に戻りました。

立ち上がった時に右足が少し浮いているのが見えました。

施術を続けていくうちに、左後ろ足は完全に上手に座れるようになり、右後ろ足も徐々に変化が見られました。

歩いた時には、両足とも地面から離れて、しっかりと歩くようになりました。

それまでは、ほぼ動いていないと言ってもいいくらいだったのが明らかに変わりました。

飼い主さんも「さっきよりしっかりしている」といっていまいた。

背中も大きく曲がっていたのが、施術後にはかなり真っ直ぐになりました。

最後には術前とは全く違い、普通とは言いませんが後ろ両足を少し曲げて地面から浮かせて歩けるようになりました。

犬の19歳は、人間で言うと92歳から98歳くらいにあたります。

たった一回の施術で、時間にして15分から20分くらいだったと思います。

ちゃんと伸びしろがあれば元気になるということです。

3 事実に基づく話

高齢だから治らない、重症だから治らないという考え方がありますが、それは完全に誤りです。

お客がそのように思うのは仕方ないとしても、プロがそう言ってしまうのは問題です。

例えば、「椎間板の間が狭くなっていて再生が難しい」という説明であれば納得できますが、年齢が高いせいで治らないというのは根拠のないでたらめです。

実際、「治らない」と言われた犬やペットを私のところに連れてきた場合、改善しないことはまずありません。

その改善した姿を見て、治らないと言った治療家は実際に治る事実を目の前にして、どう説明するのかきいてみたいです。

老犬でも「伸びしろ」があれば元気になる

老犬でも改善する理由は、「伸びしろ」があるからです。

長い間、メンテナンスを受けていない体は問題点が多く、その分、施術による変化が目に見えてわかりやすいのです。

例えるなら、綺麗に整頓された部屋を掃除する場合、隅々まで細かく掃除しなければ変化がわかりません。

しかし、ホコリが目立つほど溜まった部屋であれば、どこを掃除しても明らかに綺麗になります。

同様に、老犬の場合も、問題点が明確な分、改善させるのは簡単なのです。

そして施術を行うたびに目に見える効果が得られるのです。

ひとつの体に治りやすいものと治りにくいものが混在している

ひとつの体には、「治りやすいもの」と「治りにくいもの」が混在しています。

例えば、交通事故で骨折してしまった場合、骨折自体はすぐには治りません。

しかし、事故の衝撃で起きたむち打ちの痛みや、筋肉のこり、体の歪みといった部分は整えることで短期間で改善することができます。

同じように、糖尿病を患っている方でも、糖尿病そのものは治らなくても、体のだるさや筋肉のこりによる痛みなどは施術によって大きく軽減することが可能です。

これらの変化が出るだけで、生活がぐっと楽にできます。

施術結果は目で見て確認できる

施術の結果は、理論だけでなく目で見て確認できる

今回の犬の場合、後ろ足が180度近く開いて座っていた状態が、施術後には片足ですが普通に座れるようになりました。

またぶら下げて歩いているような後ろ両脚も地面から浮かして歩けるようになりました。背中も大きく曲がっていたのも、明らかに改善しました。

立ち姿勢も安定しました。

さらに、飼い主さんも「明らかにしっかりしてきた」と変化を実感していました。

こうした変化を実際に見て確認できるからこそ、施術の効果を確信できます。

医学や科学的な議論ではなく、実体験に基づいている

私の施術の根拠は、理論だけではありません。

もちろん理論は重要ですが、現場での実体験によって確認できた事実が何よりも大切です。

例えば、動物病院で「改善が難しい」とされる症状でも、実際には私の施術によって改善することは数多くあります。

これはどちらが上とか下ではなく、得意分野が違うためです。

今回の犬も短時間の施術で背中や足の状態が明らかに改善した事実を元に情報を発信しています。

実際に改善が可能であり、自信を持って「老犬でも改善する」と言える

私はこれまでに、「老犬は治らない」と断言されたケースでも、実際に改善する犬を多く見てきました。

これは理論や仮説だけでなく、実際の経験に基づくものです。

私は結果が目で確認できる施術を行っているので、老犬でも改善すると自信を持って言えます。

他の治療家が「治らない」と言った症例を改善させることができるのは、こうした実践に裏打ちされた技術と経験があるからです。