体操のイメージ画像

自分で病気を治す気功について思う事があるので書いてみたいと思います。

YouTubeなどで気功の動画を検索すると、太極拳のようなゆっくりとした動きで、体操をしている動きの動画をよく見かけます。

しかし私は、あの太極拳のようなゆっくりとした気功の体操の動きで自分の病気を治せるとは思いません。

なぜ、このような一般的な気功の健康法を根底から否定するようなブログを書くかというと、

もしとても具合が悪い方がいて、藁をも掴む(×藁にも縋る)思いで一生懸命動画の真似をして、体操のような気功の健康法を何週間も真面目にやって治らなかったら、どう思いますか?

私はそういう人のことを思うとやりきれない気持ちになります。

そこで私は、一般的な体操のような気功の健康法を否定する記事を書くことにしました。

少なくともこの記事を見て納得された方は、効果のない体操をしたり、具合の悪い中、無駄な労力を費やしたり、時間を過ごす必要がなくなるからです。

納得されない方は実践してみれば、本当の答えはその時に分かるでしょう。

なぜ私は一般的な気功の体操を否定するかというと、私が気功で自分を治療する時にあのような動作は一切しないからです。

どのように自分を気功で治すかというと、気のよどみをみたり、気の通りが良くないところの気の通りがよくなるように整えるだけだからです。

また気の通りをよくする方法は、病気の人を気功で治療する時にも同じように行っています。

そもそも自分を治す時だけ気功の体操をしてるというのは矛盾が生じます。

もし本当に自分を治すときに気功の体操で元気になれるなら、人にも気功の体操をやってもらうことで健康になってもらえるはずです。

そして、気功の治療院でも気功の健康体操を教えてあげればよいと思いますが、教えているところはあるのでしょうか?

わたしは気功の体操は、気功の治療が出来るようになる練習法だと思っていて、気功体操自体が健康にさせる効果は、正直薄いと思います。

あってもラジオ体操や軽い運動程度の効果でしょう。特殊な動きだからと言って、もの凄い効果があるとは思えません。

気功の体操が効果がないとは言いませんが、一度気功や整体の治療院に足を運ばなくてはならないほど、自律神経の乱れや体調が崩れてしまった人には効果がない、または効果が薄いと思います。

なぜなら健康な人は治癒力が働いて、少し疲れたりしても寝たら回復出来たり、風邪をひいても自分の回復力で治れます。

しかし自律神経がとても乱れてしまったり、長年にわたり体調不良が続いている方、虚弱体質の方は回復力・治癒力といった病気や怪我を治す力そのものが落ちているので、自分で自分の身体を治せず、いつまでも具合が悪いままです。

そこまで体調を崩している方が自分で行う健康体操をしても、落ち切ってしまった力は戻らないのです。

もし、かりに気功の体操で、下がりきった治癒力を元に戻す効果があるのならば、必ず体調不良は回復しますが、私は気功体操にそこまでの効果があるとは思えません。

良くなったとしても、以前よりは良いけど、まだ完全に治りきらない程度か、一番ひどい時が10悪かったとしたら良くなっても2割か3割程度でしょう。

私の10年以上の整体師と気功師として働いてきた実績からは、他人に治療をしてもらうように気功体操で治るというのはちょっと難しいと思います。

もし、気功の体操で本当にめちゃくちゃ健康になれた方がいたら、ぜひ連絡してほしいです。

その時は本気でめちゃくちゃ広めます。