開業失敗の真実!気功・ヒーリングサロンが潰れる8つの理由
こんにちは。今回は、どうしたら気功やヒーリングサロンを開業して失敗しないか、そしてなぜ多くの人がうまくいかないのか、その共通点をお話しします。
気功やヒーリングの技術を学び、「いつか自分のサロンを持ちたい」と思う方は多いです。
でも、残念ながら開業してもうまくいかずに、半年〜1年以内で辞めてしまう人が後を絶ちません。
では、なぜうまくいかないのでしょうか?
技術が足りないから?場所が悪いから?集客ができなかったから?――確かにそれも一因かもしれません。
でも実際に多くの例を見てきた立場から言わせてもらうと、サロンが潰れる人には共通する「考え方の癖」や「行動の特徴」があります。
本記事では、私自身が10年以上現場で見てきた事例をもとに、気功やヒーリングサロンが失敗する典型的な7つの理由をお伝えします。
逆に言えば、この記事に書いてあることと真逆のことをやれば、開業はかなり高い確率で成功します。
「自分のお店を持ちたい」「失敗せずに軌道に乗せたい」と本気で考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
1集客の知識がない
開業や経営で失敗する方の特徴は成功する集客のノウハウがない事が一番に上げられます。
新規のお客さんを集客出来ないからお客さんが来ない、お客さんが来ないから売り上げが経たなくて維持費を賄えずに店じまいする羽目になります。
集客するにはティクトック、YouTube、エックス等、どんなSNSが自分に合っていて楽しくできるか知ることがとっても大事です。
他の集客媒体はチラシ、ポータルサイト、雑誌、タウン誌などあります。
でも時代錯誤や、集客媒体の利用者とお店に来てほしいターゲットがずれていると費用対効果が全くない事もあります。
つまり業者だけが儲かりこちらは利益が全くない契約です。
もの自体が悪くこっちにメリットない物も沢山あります。むしろそっちの方が多いです。
契約期間は大抵は6か月など縛りがあるので、反響のない媒体と契約してしまうと、お客が来るどころか毎月の支払いが増えてマイナスになってしまいます。
ホームページにしてもこっちが言うがまま作る会社や、マーケティングの知識や情報など根拠がないのにデザインだけ出して、これが良いホームページだと勧めてくる会社もあります。
大抵は依頼したこちらが気に入ったもの作ってもらえても、いざ完成してもお客さんが来ない現実が待っています。
なぜなら、依頼したこちらと作った会社は問題なくても、お客さんがお店に行ってみたくなるホームページではないからです。
こういう感じだとお客さんに来てもらえずに気功やヒーリングサロンを開業しても失敗します。
開業志望の生徒を見てわかった「成功できる人・できない人」
私のところには、気功やエネルギーワークを学びに来る生徒がたくさんいます。
その中には「将来、自分のサロンを開業したい」「独立してやっていきたい」と考えている方も少なくありません。
ただ、現実は甘くありません。
正直に言うと、話を聞いていれば、どの生徒が成功しそうか、どの生徒が失敗するか、ある程度わかってしまいます。
たとえば――
- 人の話を最後まで聞けず、すぐに自己流に走る人
- やる前から「これは無理」と決めつけて行動しない人
- 教えられたことを深く考えず、形だけ真似しようとする人
こうした人は、残念ながらうまくいきません。
いくら気の使い方を覚えても、現場で結果を出せない、経営が回らない、人が離れていく――そういう展開になります。
逆に、成功する人は、以下のような特徴を持っています。
- アドバイスを素直に受け入れる
- 疑問があれば必ず確認してくる
- 「なぜそうするのか?」を常に考えながら学ぶ
この違いが、そのまま開業の成否に直結します。
1 お客さんの立場に立てない
お店を開業するということは、自分の夢を形にすることでもありますが、そのお店を選んでくれるのは“お客さん”です。
だから私は、「お店は自分のものではなく、お客さんのためにあるもの」だと考えています。
正直、うちのホームページには「接客しません」と書いてあるので、これを読んで驚く方もいるかもしれません。
でも、それでも私は心の中ではいつも「お客さんが第一」だと思っています。
自分を二の次にして、お客さんにとって本当に必要なものを突き詰める。
その姿勢こそが、気づけば成功につながる最大の鍵だと思っています。
2 集客の知識がない
開業してうまくいかない人に共通する一番の原因は、集客の知識がないことです。
どんなに技術があっても、お客さんが来なければ売上は立ちません。
とくに注意が必要なのが、「どの媒体で集客すべきか」の判断を間違えるケースです。
たとえば、チラシやポータルサイト、タウン誌などは、今のターゲット層とマッチしていなければまったく反応が出ません。
費用だけかかって、成果ゼロということも珍しくありません。
さらに、6か月契約などの縛りがあると、結果が出なくても支払いは続きます。
こうなると赤字がかさみ、サロン経営自体が成り立たなくなってしまいます。
ホームページ制作でもよくあるのが、「見た目だけ良いホームページを作って満足してしまう」パターンです。
こちらの要望どおりに作ってくれる業者であっても、それが「お客さんが来たくなるホームページ」でなければ意味がありません。
デザインだけでなく、「どうやって信頼を生み、問い合わせにつなげるか」というマーケティングの仕組みが必要です。
これが分かっていないまま制作会社に丸投げしてしまうと、「きれいだけど誰も来ないホームページ」が完成します。
つまり、“来てもらえる仕組み”を理解せずに開業すると、最初から負け戦になるということです。
3 根拠も戦略もない「思いつき」で動くと失敗する
これから開業するお店が成功するかどうか――
すでに現場で経営している人や、その道に詳しい人なら、ある程度は見て判断できます。
でも、経験のない人にとっては、それを判断するのは非常に難しいのが現実です。
そんな中で、「なんとなく良さそう」「誰かがやってたからマネしてみよう」と、感覚だけで動いてしまう人が多くいます。
しかし、その場しのぎで作ったものには、“なぜそうなっているか”という根拠がありません。
なぜこの形なのか
なぜこのデザインにするのか
なぜこの手順を踏むのか
一つひとつの理由が理解できていないままでは、いくら表面を真似しても的外れな結果になります。
理屈も戦略もなく作った商品や施術は、安っぽく見え、価値を感じてもらえず、お客さんからは選ばれません。
4「誰に教わったか」で9割決まる
開業で成功するかどうかは、どんな人に教わったかで大きく左右されます。
もし、技術や経営に本当に優れた先生に学んでいれば、開業についても具体的なアドバイスがもらえるはずです。
ですが、実際には「開業の話は一切出てこない」「具体的な集客方法を教えてもらえない」…という環境にいる人も少なくありません。
それはつまり、そもそも教えている側が成功していない可能性が高いということです。
あなたの周りに、実際に開業して上手くいっている人がいない場合、それは「質の良い情報や成功の法則に触れる機会がない」ということでもあります。
この状態では、いくら頑張っても方向がズレてしまい、結果としてうまくいかなくなるのは自然な流れです。
5 客観性がないと判断を誤る
開業してうまくいかない人の多くは、「自分が今どんな状況にいるのか」を冷静に見られていません。
つまり、主観だけで判断し、必要な行動を取れないまま手遅れになるパターンです。
私は開業して10年以上経ちますが、順調なときほど「最悪の事態」を想定して動いてきました。
たとえばコロナの時も、「これって余裕かましてると店潰れるかもしれん、でもこんなことは二度とないから、これ乗り越えれば一生困らないはずだと」と考えました。
当時、世の中は混乱していましたが、「今ここで動けるかどうかが分かれ道になる。
絶対にこんなものには負けないぞと気合入れたのです」と判断し、集客の見直しや導線の再設計を徹底しました。
結果的に、売上が落ちることもなく、普段通りに仕事が続けられました。
もしあの時、「まぁ大丈夫でしょ」と何もせずにいたら、おそらく私は今こうして書いていないと思います。
何が言いたいかというと、客観的に自分と市場の状態を見て、先手を打てるかどうかが、開業の成功を分けるということです。
「今のままでいい」と思い込んでいる間に、状況はどんどん変わります。
冷静に現状を見つめ、足りないものを認めて補える人が、失敗する可能性が減り、成功の確率が上がり、長く続けられる人です。
6 他人の話を聞けない人は伸びない
開業して失敗しやすい人の特徴として、「人の話を聞けない」というものがあります。
やりたいことを応援してくれる人や、経験から本気でアドバイスしてくれている人がいても、「自分はこうしたいから」と他人の意見を跳ね返してしまう。
こうしたタイプは、成長のチャンスを自分で潰してしまっていることに気づいていません。
本当に成功する人は、耳が痛い意見ほどよく聞き、素直に実行に移します。
もちろん、天才的なセンスや抜群の行動力があるなら別ですが、大半の人はそうではありません。
普通に暮らしてきた人が、いきなり自分ひとりで成功できる確率は、現実的にはとても低いです。
だからこそ、自分より先を行っている人の意見を素直に受け入れ、「まずやってみる」という姿勢があるかどうかが、成否を分ける鍵になります。
7 強すぎる“こだわり”は成功の妨げになる
「あれはやりたくない」「これは苦手」――そんなこだわりが強くなるほど、サロン経営の選択肢はどんどん狭くなっていきます。
なぜなら、拒絶は可能性を閉ざす行為だからです。
その“嫌だ”と思ったことの中に、本来なら成果につながるチャンスや、大きなメリットがあったかもしれないのに、自分でそれを捨ててしまうのです。
もちろん、すべてを我慢して従えという話ではありません。
でも「これは本当に必要ないこだわりなのか?」「ただのわがままではないか?」と冷静に見つめ直すことは、可能性を広げる上でとても大事です。
自分の思い込みを捨てられる人ほど、柔軟に成長していきます。
8 カルテが作れていないと信頼されない
気功やヒーリングの施術は、体感や感覚が中心になるため、毎回の状態変化を記録しておくことが信頼のカギになります。
しかし、開業してうまくいかない人の中には、「カルテを作らない」「記録を取らない」「毎回その場の感覚だけで施術している」といった傾向があります。
カルテがないと、次回来たときに「この人、自分のことを覚えてないな」とお客さんが感じてしまいます。
それだけで、信頼は大きく損なわれてしまいます。
記録があれば、「前回は肩が重いと言っていましたが、今日はどうですか?」など、施術の組み立てや会話にも具体性が生まれます。
これが積み重なることで、「この先生に任せたい」という信頼が築かれます。
カルテ=信頼の土台です。
これを疎かにする人ほど、リピーターも紹介も生まれません。
改善策:
前回の施術内容、効果の反応、気になった点などを必ず記録
会話の中のちょっとしたキーワードも記録しておくと信頼構築に役立つ
手書きでもアプリでも良いので、自分に合った方法で「覚えている施術」を実現す
まとめ
今回は、気功やヒーリングサロンの開業で失敗してしまう人に共通する特徴をお伝えしました。
突き詰めて言えば、**「自分との向き合い方」「他人との関わり方」**がうまくできていない人ほど、経営も軌道に乗りづらいということです。
- 自我が強すぎる
- 人の意見を素直に聞けない
- チャンスをくれる人との出会いを軽く扱ってしまう
- 他人を尊重できない
- お客さんの変化を覚えていない
こういった姿勢は、お店に限らず、何をやってもうまくいきません。
大事なのは、謙虚さと感謝の気持ちを忘れないことです。
少し厳しいことも書きましたが、すべては「成功してほしいから」です。
大切なのは、謙虚さ・柔軟さ・観察力・記録力です。
今回の記事と“逆の行動”をすれば、開業成功の確率は大きく上がります。**
ぜひ、少しでも参考にしていただければと思います。
最後に、僕の話を少しだけ
少し話が固くなってしまったので、最後に僕自身の体験をお話しします。
開業する前、たまたま友人にコンサルタントをしている人がいて、色々と教えてもらったんです。
もう一人は、当時の施術に来てくれていたお客さんで、WEB業界で働いているすごく頭の良い方でした。
「こういうふうにホームページを作ったら、ちゃんと見てもらえますよ」と、施術の合間にアドバイスをくれたんです。
その結果、開業して2か月目には、ありがたいことに新規のお客さんがどんどん来てくれました。
今こうして、経営が安定しているのも、あの2人の存在があったからこそだと思っています。
もし当時、彼らの話を軽く受け流していたら――
今の自分はなかっただろうと、経営者として10年以上やってきた今でもはっきり言えます。
やっぱり、人の意見を素直に聞くのは大事だと思います。
これは、僕が身をもって感じた成功の本質の一つです。