こんにちは今回は気功やヒーリングサロンといったエネルギーワークを用いたお店の失敗と成功についてお話しします。

一般的には売り上げが100万円達成出来たら、個人店としては成功と言われていますが、この100万円て何なんでしょう。

かくいう私も開業したての頃は100万円を目指していました( ̄▽ ̄;)

また自分の力では手に入れたことがなかった100万円、100万あれば幸せになれる、100万あれば何かゴールのようなものが見えると幻想を抱き妄信しきっていました。(^_^;)

いざ月の終わりに100万円を達成した時には、100万円を目の前にして達成感がこみあげて感動しました。

それは嬉しかったですお金ではなくやり遂げたという達成感に満たされました。

でも数日で感動は冷めて、また普段の生活に戻ってしまいました。

それから10年以上たった今、色々経験した上で、気功やヒーリングサロン独立開業で、何が成功で何が失敗なのかお話しさせて頂きます。

お客さんを誘導できているか

お客さんを誘導できているかというのは 二つの意味があります。

1 新規のお客さんを自分のお店に呼び込めているか

2 初回の後に二回目三回目と継続して来てもらえているか

という二つの意味でお伝えしています。

たとえば上手くいってるお店は、新規の集客がちゃんとできているから、毎月一定の新規のお客さんに来てもらえています。

そして何回もお客さんにリピートして来てもらえる接客もできています。

だから毎月の売り上げを立てられて安定した経営が出来ているのです。

しかし経営が上手くいってない所は、新規のお客さんの集客もうまくいかないから、月が替わるごとに不安になり、不安から接客も安定しません。

お客さんにも満足や喜びを与えられずリピートにも繋がらない、当然売り上げは上がらないといった悪循環に陥ります。

私はお客さんに困ったことはないですが、一人でやっているのに、集客に気合を入れすぎてひと月に60人来た時がありました。

その時は流石に対応できないのですぐに広告を止めて、新規のお客さんが来ないようにしました。

これは新規のお客さんの数をコントロールできていないので明らかに失敗です。

あとは正直な話、長年の悩みで、お客さんに笑い話でするのが、いつも全力で施術するので思った以上に良くなり、すぐ卒業してしまうというのも悩みです。

卒業してしまえばお店に来ないので売り上げにならないから、ゆっくり改善すればそれだけ利益になります。

でもせっかちだから一回で出来るとこまで、これなら間違いないという所まで仕上げるので、その分治りが早いから卒業して来なくなるのです。

ちょっとずつ改善させて回数を稼げばよいと思う方もいるかもしれませんが、せっかちなので早く結果が見たい、結果を出したいという気持ちから待てないんです。

早く結果を出さないとお客さんが治るのか、不安に思ったりして、その不安や疑心がこっちに伝わって自分もモヤモヤする感覚から解放されたい一心で施術をするからというもの改善が早い理由の一つです。

で、結局早く改善して卒業するから売り上げ的には悪循環になっているのです。

本当なら、ちょっとずつ治してお金を儲けてって感じで上手くやりたいけど出来ないというのがダメなところです。

またもう一つダメなところは早く治したとしてもメンテナンスで来てもらう手もあるのです。

しっかり改善して信用を得た後に、再発するから安定するまでは油断せずに通ってとか言えば、こちらの腕を信じてくれているから、説明するだけで、数回は来てくれるのですが、こういう足元を見るような説明や商売をするのも苦手だからできない。

すぐまた悪くなることないから安心してくださいとか言っちゃうから本当に卒業して来なくなるから儲からない。

お客さんには喜んでもらえますが、これは売り上げを上げたい経営者なら失格ダメです。

成功している店はお客さんをちゃんとコントロールして、定期的に来てもらえているという事です。

施術で結果を出せているか

これは掘り下げていくとなかなか難しい問題なのです。

よくあるのが、何をもって改善というのか、効果って何?という話になると屁理屈を言う治療家もいますが、

ハッキリ言っときますけど、施術の効果とは症状が良くなったり姿勢が改善されたり、気分が晴れること!

改善とは症状が減るまたは出なくなること!

依然と同じかもしくはそれ以上に健康に暮らせるようになること!

これです。

お客がお金を払うのは、症状を治してもらうために払っているのであって、治療かと話すためや、合いに来ているわけではない。

暇や寂しさを紛らわしに来ているわけでもない。

だから、改善するの当たり前の事で、改善できなければお金をもらう資格はないに等しい。

しかしこの改善する対価としてお金をもらっている自覚がないで施術をしている人間が非常に多い。

腕がなくて良く出来ないからって論点すり替えたり、屁理屈こねて自分を正当化するのカッコ悪い。

一般の人はえ?ちゃんと治していれば問題ないでしょ?と思われる方がいるかもしれませんが実際の現場の状況は違うのです。

治せない改善できない治療家と呼ばれる人が九割を超えていると思っています。

どういうことかというと、マッサージやストレッチ、ボキボキ整体がありますが、そんなに有効な手段ではないのです。

主流だから効果があると思われていますが、主流なだけで効果的では決してないのです。

他にもっと良い方法いくらでもあります。

しかし治療家の実力が低いためにお客さんに説明する際は

  • この症状は治るのに時間がかかる(通っても治らない)
  • 通い続けないと辛くなる体質だから通ってください
  • 今の仕事を続ける限り良くならない
  • どうしても生活しているだけで体は歪むから症状は出るもの

など、悪くなる前提、通わないとダメ、通っても良くならないという方向で説明をする治療家が多いのが現状です。

もし治った後にも来てもらいたいなら、しっかり改善させた後に、再発はしないけど定期的に来ると来ないより明らかに体調良く過ごせるのを理解してきてもらうのが健全な経営だと思います。

うちは治ったらすぐ卒業だから、メンテナンスで来てもらってもいないので、これもダメです。

ただ個人の主観は抜きにして、営利事業なので売り上げを上げられているお店が成功であるというのも理解しています。

売り上げをコントロールできているか

これは景気や季節などで売り上げが下がる場合もあります。

しかし、下がった時になぜ下がったのか、下がった時にお客さんを増やしたり、リピート率を上げられるかという話です。

うちのお店だと、態度の悪い人、めんどくさい人、極端に疑り深い人は、それとなく来なくさせています。

たまに明らかに無理という人はハッキリとお断りします。

気功の教室もやっていて、生徒を希望する方が来ることもありますが、普通に断ることもあります。

苦手な人が続いて、あまりに断りすぎて暇になった時があります。

その時に売り上げを見て、これではいかん!立て直さねばとなって1.2週間でいつもの状態に戻したことがありました。

通常は仕事だと割り切ってお金のために働きますから、うちみたいに断って暇になることはないはずですが、季節などの影響を受けないように常に売り上げをコントロール出てきているかが成功か失敗の差になります。

モチベーションを保てているか

もう10年以上同じ場所で同じことをしてお店を経営しながら施術して働いていますが、朝仕事に行く時は、今日も仕事するぞ!っと楽しみになったり、休みで暇になると仕事してえなぁと普通に思います。

今日はどんな人が来るかな、重い症状かな珍しい症状かなとか、良くある症状ならどうせちゃっちゃとやって改善できるから楽な仕事だなとかそんな感じです。

また集客のためにホームページに手入れをしたり、自分の考えを整理したりとブログを書くのも楽しいです。

だから経営も技術も楽しみながらやっていて、この仕事以外にやりたい仕事もないし、この仕事をずっと続けていこうと思っています。

むしろこのお店がなくなったら、他の環境で働かないといけなくなるので、そうならないように日々努めています。

逆にこの仕事にやりがいを感じられずにお金の為だけにやっているような方がいるなら、開業は失敗とまでは行かないけれど成功に?がついてもいいくらいだと思います。

常に目標をもったり、やりたいことを見つけられたりと変化をつけられればモチベーションは保てるかもしれません。

日々成長、挑戦できているか

ふと我に返れば、まさか自分がこんな言葉を発信するなんて、ひと昔それ以上前の根性論を振りかざす経営者みたいで嫌ですけど。

でも10年以上店をやってきてずっと挑戦してきています。

経営というより技術、いかに効率よく、労力と時間を少なく、短期間で改善させるかこれだけにこだわってやってきました。

これをやってきたおかげでさきほどお話しした、早く改善して早く卒業するから困るという矛盾が起きたのです。

そこで少ない回数で卒業させる代わりに、単価を上げて調整をするために、単価が高くなったのです。

また、自分の実力が上がったので、質の高い商品を提供すれば必然的に価格も上がるのは、おかしなことではありません。

開業当初は筋肉を揉むなどマッサージこそしていませんでしたが、ストレッチのような手技や、ソフトなテクニックを使っていました。

今は施術の内容は開業当初やっていたテクニックはほとんど全くと言って良いほどやっておらず割合にすると実質5%もしていません。

現在は主体となっている気功やヒーリングといったエネルギーワークもやっていまます。

ほかにも気功や整体を教えてみたり、開業のコンサルをしてみたりと開業当初には想像していなかったことをやってきました。

上手くいく行かないは別として、新しい試みをして経験で来ているか、経験から学べているか、また学んだことを日々の仕事に還元で来ているかというのが経営の地力をつけさせ、店を長続きさせる鍵のような気がします。

今後(10年先20年先)を考えられているか

私は開業したての頃から、10年後20年後店じまいする時の自分をイメージして働いています。

30前半の頃から、将来自分が60歳になって明らかに体力が落ちてきた時に、今と同じようにお客さんの手や足を持ち上げて汗をかきながら仕事をしているのか?

自分より年下の人たちに老齢になり疲れた体に鞭打って働くのかという事を考えていました。

自分のイメージでは、そういう働き方はかっこよくないなと、高齢の先生なら最小の労力で最大の効果をだす、かっこいい仕事の仕方があるはず、そうなっていたいと思って行動してきました。

いまは気功に出会って開業当初のテクニックも使っていないので体力は消耗せずに仕事が出来ています。

このぐらいの感じなら、ずっとやっていてもいいかなと思えるところまでは来れました。

この先はこの実績のあるテクニックを人に伝えて、多くの人に気功を習得してもらい、多くの人を健康にしてもられば、間接的な社会貢献にもつながるかなと思っているところです。

いま40半ばあと5年10年は確実に働いているはずなので、また次の目標を立てて行動したいところです。

まだお店は途中なので成功か失敗かはわかりませんが、10年以上好き勝手やって成り立っていて、つぶれる心配もないので一応成功としておきたいです。

人によって描く未来やゴールは違いますが、お店を開業、経営していて引退するまで同じことより、新しい事や楽しみなど味わえる環境であれば成功と言えるのではないでしょうか。