こんにちは。今回は「気功が効かない人は本当にいるのか?」という話です。
この疑問を持つ人はとても多いです。
結論から言えば、「気功が全く効かない人はいません」。
でも実際には、「効かない」と感じる人が出てしまいます。
その理由は、術者側の問題がほとんどです。
【1】気功は全員に作用する技術
「気功って、本当に効くの?」という疑問を持つ方も多いですが、それは“気功を信じるかどうか”という思考や感情の話になりがちです。
でも実際には、気功が効くかどうかは信じるかどうかとは無関係です。
人体を構成する要素――神経、内臓、筋肉、骨など――は誰でも共通です。
ということは、同じことをすれば、同じような反応が出るのは当然なのです。
つまり、気功は個人の信念に関係なく、誰にでも作用する技術です。
実際に私は、何も説明せずに気を送る実験を何度も行いましたが、受けた人のすべての人に効果がありました。
暗示や催眠の効果を省くために、私が気功師であることを伏せて、尚且つ気を送っている事を隠して施術をしても、皆同様に効果があったのです。
自分で考えられることをすべて検証して、納得するまでは、気功などエネルギーワークを信じておらずむしろ疑っていました。
2 気功の範疇外・適応範囲の症状もある
気功がすぐに効かないケースもあります。
それは、時間をかけなければ改善しない症状 です。
例えば、過去に重度のヘルニアのしびれを改善しようとしたことがあります。
私の経験では、ヘルニアが原因とされる腰痛は気功で施術すれば、その場で何かしら改善は当たり前のように見てきています。
しかし、紹介で重度のヘルニアとしびれの方が4回来られました。
しかし、神経の回復には数か月かかることもあるため、4回では改善するのは非常に難しかったです。
気功の効果が発揮されていても、回復に必要な時間が足りなければ「効いていない」と判断されてしまうこともあります。
または気功は万能ではないので一度ダメージが残ると再生しない組織や、回復しない病気などは無理です。
その場合は気功は効かないとなります。
3 全く効果がない場合は、気功師は気が出せていない
一番分かりやすいのがこれです。
気功をやっている“つもり”だけで、実際には全く気が出せていないパターンです。
つまり、「効かない」のではなく「そもそも何も起きていない」。
当然、変化はゼロです。
これは術者が完全に実力不足ということです。
だから当然、気功を受けた方も「気功は効かない、効果がない」と感じます。
【2】効果があるにはあるけど、弱すぎて体感できない
次にあるのが、大した効果はないが、若干の変化はある、変化が小さすぎて分からないケースです。
・気の出力が弱い
・やり方が分かっていない
・施術の手順が毎回バラバラ
こうなると、変化を体感できるレベルまで届かない。
気の出し方や送り方が分かっておらず、結果的に受け手に伝わらない。
体感してもらえるほどの変化が起こせない。
これもやはり術者の実力不足と言えます。
4 仕事が甘い・検査がいないと「効かない」と思われやすい
検査が曖昧なまま施術して、「どうですか?楽になりました?」と聞く。
これは最悪のやり方です。
施術前にしっかり検査して、施術後にビフォーアフターで“違い”を明確に見せる。
これができれば、気功が効いたかどうかは明確になります。
・検査が甘い
・やることが雑
・施術が流れ作業
・お金だけもらって終了
こういう“だらしない仕事”が、「気功は効かない」という印象を作ってしまいます。
でもそれは気功のせいではありません。
施術の質が低いだけです。
5 効果は出ていても「効かない」と思われるケース
本当に気を出せていて、気功がちゃんと効いていても、受け手が変化を認識できていないと「効かない」と思われてし舞う事が実際にあります。
これは、術前検査をきちんとしていないことが原因です。
- どこが、どういうふうに痛いのか。
- どんな体勢で辛くなるのか。
- どの角度で痛むのか。
- どんな動きをしたときか。
- どんな時間帯か
- 日や週で頻度はどれくらいか
こういった細かい検査を事前にしっかりやらないと、施術後に「何が変わったのか分からない」となってしまいます。
私は施術前に必ずこう伝えます。
「申し訳ないですが、一番つらい動きを今、再現してください。施術後に同じ動きをしてビフォーアフターをを比べてもらいますので、ちゃんと覚えておいてください」
実際、症状をちゃんと理解している方と、なんとなく「漠然と痛い、辛い」と感じている方もいます。
人によって自身の症状は違うために、施術前に「具体的にどう辛いか、どんな動きで痛いか」などを一緒にしっかり確認してあげることが重要です。
そして術後に「さっき痛かった動きをもう一度やってみてください」と確認すれば、施術後に変化があったかどうか、はっきり分かります。
つまり、クライアントに症状を覚えてもらうことで、自分も逃げ場がなくなるわけです。
そして気功を受ける側とする側の透明性や公平性を出すような仕事を見せて、信頼関係を築くという意味でも行っています。
これは施術者としての責任でもあります。
このように、事前の検査、術後の確認をしっかり行っていれば、「効いたか効いてないか」は明確になります。
「なんとなく気持ちよかった」で終わらせない。
効果があったのか、なかったのかを曖昧にしない。
そういう意味では、検査をちゃんとやっている施術者は、自分の気功に再現性があることを理解しているからこそ、堂々と比較させることができるのです。
逆に、検査が甘い人というのは、大雑把で、いい加減で、ただ金をもらって適当に返しているだけのケースもあると思います。
仕事がだらしない、技術もあやふや。
やり方も分かっていない。
そういう施術を受けた人は、「気功を受けたけど効かなかった」と感じてしまうでしょう。
でも本当は、気功が効かなかったのではなく、「効かせる仕事をしていなかった」だけなのです。
つまり、受けた側の問題ではなく、施術する側の仕事の質が低いという話です。
ですから、検査をきちんとやって、ビフォーアフターの差を出すことができれば、気功が効かないと感じる人はいなくなります。
【まとめ】気功が効かない人はいない。問題は技術と見せ方にある。
「気功が効かない人はいるのか?」という問いに対しての答えは――いません。
人体の構造は誰でも同じです。神経・筋肉・骨格など、共通の仕組みに働きかける以上、気功は必ず何らかの作用を及ぼします。
それでも「効かない」と思われてしまうケースがあるのは、以下の理由がほとんどです。
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そもそも気が出せていない(技術不足)
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出力や方向性が弱すぎて体感されない(力量不足)
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施術前後の検査がないため変化に気づけない(仕事の甘さ)
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神経損傷や回復に時間がかかる症状など、時間が必要なケース
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技術が未熟なまま施術して、結果を出す方法を理解していない
つまり、「効かない」のではなく――“効かせられていない”だけ。
私は、施術前後でビフォーアフターの変化を明確にし、再現性を持って結果を出すことを徹底しています。
それが「プロの施術者」としての仕事だと考えています。
「気功は本当に効くのか?」と疑っている方にこそ、ぜひ一度、実際に体験してみてください。
その場で変化を体感していただければ、「気功は効かない」という誤解はきっと消えるはずです。