そもそも「自然治癒力が高まる」とは、何がどういう状態?

「自然治癒力が高まる」と説明されていますが、そもそも、何を測り、何が変わったことで「高まった」と判断しているのでしょうか。

でも、その「高まる」とは、具体的に何を指しているのでしょうか。

食事を整える。よく眠る。適度に運動する。

食事や睡眠、運動が健康に関わることと、それで目の前の不調が治ることは、同じ話ではありません。

寝不足の人が十分に眠って、頭が働くようになる。飲みすぎていた人がお酒を控えて、翌日のつらさがなくなる。

それは、身体にかけていた負担を減らして、元の状態に戻す話です。

すでに睡眠時間を確保していて、お酒も飲まず、食事も極端に偏っていない人は、何を変えればいいのですか?

生活習慣を改善すれば、本当にその不調はよくなるのでしょうか?

「自然治癒力を高めるには、生活習慣を改善しましょう」

ネットでは、こうした説明をよく見かけます。食事を整える、適度に運動する、よく眠る、ストレスを減らす。

書かれているのは、だいたい同じようなことです。

でも、生活習慣を改善したことで、長く続いていた不調が治った人を、皆さんは身近に知っていますか?

つまり、「生活習慣を改善すれば自然治癒力が高まり、不調もよくなる」という説は、本当なの?

生活習慣を改善して、生活習慣病がよくなることと、原因不明の症状が改善することは別です。

大前提として、あなたの生活習慣は、本当に人と比べて悪いのでしょうか?

具体的な健康リスクや、症状への悪影響が見込まれる習慣には、以下のようなものがあります。

睡眠時間を削る生活が続いている

仕事や夜更かしなどで、必要な睡眠時間を確保できていない。

成人は6時間以上を目安に、個人に必要な時間を確保することが推奨されています。

眠るためにお酒を飲む、深酒する

寝つきがよくなっても、睡眠の質を悪化させる場合があります。

夕方以降にカフェインを取り、眠りに影響している

コーヒーなどの量・時間帯を見直す対象になります。

喫煙する

健康上のリスクがあり、睡眠の妨げにもなります。

身体活動が少なく、座りっぱなしが長い

運動だけでなく、仕事・家事・移動を含めた活動量と、座り続ける時間を見ます。

就寝直前の食事や夜食が習慣になっている

睡眠を妨げる可能性があり、見直す対象です。

では、それに当てはまらない人は、何を変えるのか?という話になります。

次に、以下のような疑問が残ります。

そもそもその症状、生活習慣を改善したら治るの?

たとえ生活習慣を改善しても、生活習慣が原因ではないから不調は治らないのでは?という疑問を投げかけたいです。

こうした症状に悩んでいる方は、一度考えてみてください。

  • 気持ちに身体がついてこないのは、食事?睡眠?運動ですか?
  • 繰り返す頭痛は、食事を見直せば治るのでしょうか。
  • いつも感じている肩こりは、睡眠時間を増やせば取れるのでしょうか。
  • 長く続く腰痛は、規則正しく生活すればよくなるのでしょうか。
  • めまいやふらつきは、生活習慣を整えれば治まるのでしょうか。
  • 胃もたれやお腹の張りは、食生活に気をつければ解消するのでしょうか。
  • 便秘や下痢を繰り返す状態は、生活を見直すだけで変わるのでしょうか。

すでに食事に気をつけ、睡眠を取り、普通に生活している。

それでも症状が続いているなら、「もっと生活習慣を改善しましょう」という説明だけでは足りないのではないでしょうか。

生活習慣に見直すところがあるのか。そして、今ある症状は、それを見直すことで改善するものなのか。

この2つを一緒にせずに考えると、視野が広がり、改善につながる可能性が上がるということです。

まず、マイナスがあるなら、プラスする前にマイナスを減らす

生活習慣に問題がある人は、毎日お酒を飲んでいる。明らかに睡眠が足りていない。

ラーメンやお菓子を毎日のように食べている。食事はいつもコンビニで済ませている。

そうした生活に思い当たるなら、何か特別なものを足す前に、今ある明らかなマイナスを減らすということです。

「自然治癒力を高めるには、何を食べればいいのか」「どんな健康法を取り入れればいいのか」と、何かを足すことばかり考える必要はありません。

その前に、身体に負担をかけている習慣がないかを振り返る。

飲酒を見直す。睡眠不足を解消する。偏った食事を見直す。

分かってはいる。でも、気持ちに身体がついてこないという人は、詰んでしまうの?

気持ちに身体がついてこない場合や余裕がない方には、体調を整えるために、自分ではなく、気功や整体といった人の手に任せて調子をよくしてもらうという選択肢もあります。

ただ、まだ自分でできることや、考えられる選択肢はあります。

現実として、生活習慣が悪くないのに、不調に悩んでいる方がいます

身体の調子が悪いからといって、すぐに「自分の生活習慣が悪いのだ」と考える必要があるのでしょうか。

当院には、普通に生活していても原因不明のさまざまな不調を抱え、何とか治したいと来られる方がいます。

普通に生活し、他の整体や気功を受けても身体がつらい。

そうした方に、さらに「もっと生活習慣を改善してください」と言っても、具体的に何を、どこまで変えればいいのでしょうか?

当院では「生活習慣を改善してください」とも言いませんし、数回の施術でしっかり結果を出して卒業していただいています。

ということは、こうした方の不調を改善するために、生活習慣の改善は不要ということです。

普通に生活していても、精神的ストレスで身体は緊張する

特別に無理な生活をしているわけではない。それでも、首や肩に力が入り、身体が休まらない。

こうした身体の緊張は、食事や睡眠の問題だけで起こるものではありません。

精神的なストレスを受けたときにも、筋肉は緊張します。

人は、不安や脅威を感じると、それに備えて身体を守ろうとします。

筋肉に力が入るのも、その反応の一つです。

重い物を持ったり、激しく動いたりしていなくても、精神的な負担によって身体が身構えることがあります。

一時的なストレスなら、その場が過ぎるとともに緊張も緩みます。

しかし、ストレスが長く続くと、身体が身構えた状態から抜けにくくなり、筋肉の緊張が続くことがあります。

つまり、普通に生活していることと、身体が緊張せずに過ごせていることは別なのです。

食事や睡眠だけを見ていては、捉えきれない身体の負担もあります。

今の不調とは関係ないと思っている、昔のけがが古傷となり、不調の原因に?

突き指、骨折、捻挫、打撲、むち打ち。過去のけがについて、今の不調とは関係ないと思っている方もいるのではないでしょうか。

私が施術の現場で見ているのは、昔けがをした場所が、今も痛むというケースだけではありません。

本人が思いもよらない場所が、今の不調に関わっていると考えるケースも、数多くあります。

たとえば、昔、突き指をした指です。

整体的に見ると、その部分に歪みがあり、手首、肘、肩、首へとつながって、こりを生み、頭痛にも関わっている。

私は、突き指の古傷を整えた結果、頭痛や肩こり、首こりが解消したケースを、開業して15年、ずっと見てきています。

古傷に限らず、「自律神経が乱れているのではないか」と悩んでいる方に対しても、私は同じように身体を見ています。

生活習慣やストレスの話だけでなく、過去のけがや、本人が今の不調とは結びつけていない身体の歪みにも目を向けます。

自律神経の問題だと思っていた不調に、身体の別の場所が関わっているのではないか。

「自然治癒力を高める」ということを目指すのであれば、生活習慣の改善を求めるだけでなく、こうした身体の状態にも目を向ける必要があるのではないでしょうか。

生活習慣を変えることだけが、不調を改善する道ではありません

当院では、生活習慣の話だけでなく、昔のけがや、本人が今の不調とは結びつけていない身体の歪み、筋肉の緊張にも目を向けています。

開業して15年以上にわたり、本人の記憶にないあらゆる古傷を整えた結果、頭痛や肩こり、首こり、腰痛などが解消したケースもたくさん見てきました。

生活習慣の改善を求めず、数回の施術でしっかり結果を出し、卒業していただいている。

それが、当院の現場で起きていることです。

「自然治癒力を高めるために、もっと生活を正さなければ」と、自分で何とかすることだけにこだわる必要はありません。

生活を見直すことと、今ある不調に対して施術を受けることは、別の選択肢です。

生活習慣を見直しても変わらない方、そもそも何を変えればいいのか分からない方は、当院の気功整体を受けることも、改善に向けた選択肢として考えてみてください。