先日、40代の女性の方がご両親と一緒に来院されました。
知的障害があり、1歳か2歳くらいのコミュニケーションが取れるほどで意思疎通はほとんどできません。
生活はトイレに行く、食事をする、好きなテレビを眺めるその範囲です。
気功やヒーリングは催眠やプラシーボ効果と言われることもありますが、そういう物が通じない世界での施術が必要となります。
来院時の主な症状:頻繁な膝の脱臼
親御さんからのご依頼は、膝が頻繁に抜ける、脱臼する、それが起きないようにしてほしい、というものです。
初回来院時の体の状態
初回の体の状態は、来られた時点で、体は捻れて歪んでいました。
肩幅くらいに足を開いて立ってはいますが足のつま先は外側に向いていました。
首は右に傾き、下を向いてうなだれ、ほとんど真下に近い角度まで落ちていました。
普段の行動:大きな声や親御さんを引っ張る
加えてこの方は、普段から大きな声を出したり、親御さんの体を引っ張ったり、何かを訴えるような動きをくり返します。
体に触られることを嫌がられたので、初回はただ気を送るだけの施術にしました。
当院の気功施術:体に触れず離れたところから気を送る
私の施術は、体に触れることは一切せず、気を送るだけの時もあります。
揉んだり押したり、関節を動かしたりといった操作はせずに、離れたところから気を送ります。
施術直後の変化:数分で声が止まり落ち着いた
気を送り始めると、数分で声が止まり、大人しくなりました。親御さんは「普段こういうことはありえない」と驚いておられました。
そもそも落ち着いていること自体が珍しいので、何が起きたのか不思議だ、ともおっしゃっていました。
3回目の変化:姿勢が真っ直ぐに、首が自分で持ち上がる
3回目に来られたときには、姿勢が変わっていました。
捻れて歪んでいた体が、わりと真っ直ぐになっていたのです。
下を向いてうなだれ、ぶら下がるように落ちていた首を、自分で持ち上げられるようになっていました。
首が起きたことにより、肩の高さが揃ったことにお母さんも気づいて喜んでおられました。
3週間後の変化:膝の脱臼が1回のみになる
そして通い始めて3週間で、膝が抜けたのは1回だけという事でした。
来院前の頻度を思えば、大きな変化です。
4回目の変化:お腹を整え、さらに姿勢が改善
4回目になる今日も、来られました。今日はお腹が硬くなっていました。
そこに気を送って整えたところ、捻れていた体がより真っ直ぐになりました。
これにもお母さんは喜んでおられました。
騒ぐ行動が5割減→殆どなくなった
さらに、これまでお風呂のときや、何かの拍子に、大きな声を出して騒ぐことがあったそうです。
それが減ったと聞いて、私は少し減った程度かと思っていました。
ところがお母さんは、5割ほど減ったとおっしゃいました。これは大きな変化だと思います。
その後気功を受ける回数を重ねたことにより、殆ど騒がなくなったと教えて頂きました。
最終的な変化:膝の脱臼がずれる程度に収まる
最終的には膝が極端に抜けるという事はなくなり、ずれるという程度に収まっているとのことでした。
施術内容:体に気を送って整える+トラウマ施術
これらの変化は、体に気を送って整えること、加えてトラウマに対する施術を、こちらから一方的に行った結果です。
ここまでが、この方に実際に起きたことです。
気功の効果がプラセボ効果ではない理由
この変化について、催眠効果やプラセボ効果ではないかと考える方もいるかもしれません。
しかし、この方は会話ができません。
「効くと思えば効く」「治してもらえると期待する」といった思い込みが働く状態ではありません。
言葉での意思疎通が難しく暗示が届かないからです。
そもそも、思い込みで実際に膝の脱臼が止まるかといえば、止まりません。
気持ちの問題で関節が外れなくなるわけではないからです。
触れる施術も行ったが、手技で関節は整えていない
慣れてくれたのか触れても嫌がられない時に、触って気を送る施術もしましたが、手技で関節を整えてはしていません。
カイロプラクティックやオステオパシーで長年施術して培った能力で、異常がある個所見分けて、気を送るだけです。
意思疎通が難しい方でも変化:気功の効果証明
意思疎通ができない方に、気を送るだけで、これだけの変化が出ました。
これは気功が効いているという一つの証明だと、私は考えています。
脱臼ということであれば、肩でも膝でも同じです。
起きている仕組みは変わりません。
そして、健常者であっても障害のある方であっても、人体の構造は何ら変わりません。
体の歪みと自律神経の関係:経験則から
ここからは、私の経験則です。
体がひどく歪んでいると、普通の人でも気持ちは沈みますし、苛立ちます。
自立神経と体の歪みはある程度比例します。
神経が高ぶっていると些細な事や本来気にならないことも癇に障ります。
痛い、鬱陶しい、そういう感覚が常にあれば、誰でもそうなります。
体の不快感が行動に影響している可能性
今回の、騒ぐ、大きな声を出すといった行動も、体のコンディションの悪さから来ている部分が大きいのではないか、ということです。
そして、こうした不快感は、体を整えることや気功で賄える部分です。
意思疎通ができない方の不快感は見逃されがち
普通の人であれば、痛みや不快はその都度気づかれ、対応されます。
ところが意思疎通ができない方の場合、それを言葉で訴えられないために、見逃されたり、取りこぼされたりします。
障害のせいだと片づけられて、本当は対応できたはずのものが、手つかずのまま残っているという思いです。
障害のある方・触られるのが苦手な方へメッセージ
当院では、意思疎通ができない方でも、変化を出すことができます。
体に触れないので、触られることが苦手な方でも、変化が認められます。
膝や肩の脱臼でお悩みの方へ
膝でも肩でも、脱臼がくり返して治らずに困っている方。
あるいは、触られることが苦手で施術を受けにくい方の、お役に立ちます。


