小学生の頃と成人してからの2回腎臓移植を受け、現在は人工透析を受けている50代の男性。
夜眠ろうとすると太ももむずむずしてきて、眠れないので、夜中に部屋の中を歩き回らずにはいられないとのこと。
薬を飲まないとむずむずの不快感で眠ることが出来ないので、寝起きも疲れ切っていて、以前よりイライラして怒りっぽくもなっていました。
これは侵害受容器が侵害刺激を受けていないにも関わらず、過剰反応を起こしている状態。
つまり、感覚センサーが過剰反応し、本当は痒くも痛くもないはずなのに誤作動で〝ムズムズ〟を起こさせているのです。
もともと、腎臓移植で手術を繰り返しているので、身体にメスを入れたときの〝切られた〟という感覚や恐怖が根底にあり、緊張が解けない状態が続いています。
さらに腎臓機能が極端に弱いので解毒できず、エコノミー症候群のようなむくみが生じています。
1回目の施術が終わった直後、気功の効果は全く感じないとのことでしたが、外を出て歩いてみると、体が軽くなったのが分かったので、効いている感じがしたとのこと。
その日の夜から、毎日眠れるようになって驚いているのと、夜眠れるとすごく体が楽なので、本当に助かったとのことでした。
2回目の来院では、以前は階段で2階まで上がると筋肉痛のように下半身がこわばっていたのに、いまは3階4階まで上がっても、なんともなくなったそうです。
「今は最初だから毎週1回で月に4万ちょっとかかるけど、あの辛さがないなら、ただみたいなもんですよ。」とおっしゃっていたので、相当辛かったんだろうなと思われます。
私の見立てでは都合5、6回通っていただければ、体質が改善され、あとは月1のメンテナンスで十分。
ご自身の心のブロックが解ければ早い可能性もあります。こちらも変化してくれるのが楽しみです。