第1章:仕事・施術で感じた気功のメリット
1. 触れずに身体へ施術し働きかけられる
- 触れずに身体へ働きかけられる
- 基本的に身体へ触れずに行える
- 揉む・押すといった力を必要としない
- 筋肉へアプローチする
- 関節へアプローチする
- 可動域・動作制限などを狙って使う
- 身体の特定の場所を狙って使う
- 施術前後で変化を確認する
単なる「気を送る」という単純な施術ではなく、目的を持って狙って使えて、自分の理想に、かなり近い効果を出せる技術になったことです。
2. 受ける人に痛みや怪我・怖さを与えずに施術できる
気功は基本的に身体に触れないため、強く押したり、揉んだり、関節をボキボキ鳴らしたりする必要がありません。
受ける側にも「強く押されたら嫌だ」「ボキボキされるのが怖い」といった怖さや不安、不快感を与えることも全くありません。
ストレッチの店で肩を脱臼させられたなども事故も実際に起きています。
気功は施術そのものによる痛みや揉み返し、だるさなどの身体的な負担を与えずに施術できます。
身体に余計な負担をかけず、不快な思いをさせずに施術できることも、非接触の気功を身につけて良かったことの一つです。
3. 痛い場所や症状にとらわれず、原因を見つけて施術できるようになった
気功を続けて大きく変わったのは、クライアントが訴えている不調の原因となる場所を、気で感じ取れるようになったことです。
気功というと、相手の気の流れを見て、邪気を抜いたり、良い気を入れて気の流れを整えると言ったイメージを持つ方が多いです。
しかし、ごく最近まで、そんなことは非現実的、ありえないと思っていました。
以前は、手技療法の施術と同じで、いくつもの検査をしながら原因を探し、見つかった問題を一つずつ施術して改善していくという施術の方法でした。
どころが試行錯誤したところ、相手の悪いところまでは、まだわかりませんが、その悪いところを改善するのにどこに気を送ればいいのか分かるようになったのです。
例えば肩が痛くても、原因が別の場所にあると分かれば、そこに気を送ります。
それによって、肩の痛みや動きの悪さを改善できるようになりました。
以前よりも原因を探すための検査や施術を減らし、必要な場所を狙って施術できるようになれたのは、気功を身につけて、上達して得た大きなメリットです。
4. 施術のうまくいった・いかなかったが分かりやすい
触れずに気を送る気功のシビアなところでもありますが、触れないがゆえに明暗がはっきり分かれるという所も好きです。
一切相手に触れずに気を送り施術する方法のために、もし的外れに気を送ると何も変わらないのです。
正確に気を送ればどう変わるかというと、
可動域が変わる
身体が柔らかくなる
筋肉の状態が変わる
姿勢が変わる
本人が楽になったと感じる
という変化が分かりやすく起こります。
ダメな時はダメ良い時は良いというように、効果・改善が非常に分かりやすいのです。
長年「外れ」も経験してきたからこそ、結果が出る気功のやり方だけを残せてきたというメリットもあります。
5. 原因を探すための検査や試行錯誤が減った
以前は、
「どこだろう?」
「ここかな?」
「これをやってみよう」
と身体をくまなく調べ、複数の部位を検査しながら施術を進める必要がありました。
現在は気を感じる感覚と方法が発達したことで、原因と思われる部位を以前より早く特定できるようになりました。
その分、原因を探すための余計な検査や思考、試行錯誤が減りました。
施術にかかる労力が減ったことも、気功が上達して感じているメリットです。
労力が減るというのはメリットです。
6. 短時間で多くの部位を施術できるようになった
マッサージで筋肉をほぐすのは一か所一か所に五分など柔らかくなるまで時間がかかります。
オステオパシーでも、ちょうどいい位置まで身体を操作して、反応が終わるまでじっと待つ施術だと一か所に何分も掛ける必要があります。
しかし気功ではすぐに反応し変化するので、- 施術が終わるまで待つ時間が大幅に減ります。
感覚的な表現を言語化するなら、「気が通れば、ふわっと柔らかくなる」という感じです。
その結果、施術の時短につながりました。
一回の限られた時間の中で施術できる部位は増えたので、クライアントは多く改善してもらえるということです。
7. 体力・体格・腕力への依存が少ない
これも気功を仕事として使う場合の大きなメリットです。
手技療法のように、揉み続けたり、体重をかけて押したり、相手の手足や身体を持ち上げて動かしたりする必要がありません。
そのため、
大柄である必要がない
強い筋力を必要としない
相手との体格差に左右されにくい
施術による身体的な疲労が少ない
年齢を重ねても続けやすい
というメリットがあります。
小柄な女性が大柄な男性をマッサージする場合、押したり揉んだり、身体を動かしたりするだけでもかなり体力を使います。
気功はそうした力を使う施術とは性質が違うので、他の手技療法と比較して疲労が少ないのです。
私自身も、気功が上達するほど、手足や身体を持ち上げて動かすことが減り、肉体労働的な負担がかなり少なくなりました。
また、クライアントに何度もうつ伏せ、仰向け、横向きと体勢を変えてもらう必要も減りました。
力を使わず、汗だくにならず、それでも施術ができる。
これは仕事として長く続けていくことを考えても、気功を身につけて良かったことの一つです。
8.道具が必要なく、場所を選びにくい
特別な道具や場所など一切関係なく施術が出来るのはメリットです。
マッサージは普段ベッドの高さで体重をかけて揉みほぐします。
カイロプラクティックもある程度の高さのベッドが必要ですが、気功はベッドも何も必要ないのも良い所です。
特殊な機械がいらない
ベッドなど大掛かりな設備がいらない
場所への依存が少ない
自分の身体一つで使える
非常に身軽な技術です。
地方に出張の気功整体にいくことがありますが、身一つで行けるのもメリットです。
9. 人にも使える
当然ですが、これも気功習得の基本的価値。
自分だけで完結するものではなく、身につけた技術を他人に対して使える。
そして、人にやって喜んでもらえること自体もメリットです。
仕事でなくても、「自分が身につけたもので、人に何かしてあげられる」という価値があります。
10.離れた相手にも使える
私の場合、気功を遠隔にも応用してきました。
色々検証して遠隔気功を身につけたので、
→ 目の前の人
→ 離れた人
にまで対応できる幅が広がったことは、「目の前にいなければ施術できない」という制限がなく、対応できるのは魔法の様で、大きな面白さがあります。
11.仕事として他の施術者との差別化になる
実務面ではこれもあります。
整体・マッサージ・手技を行う人は多い中で、非接触の気功を実際の施術に組み込めること自体が差別化になります。
11.仕事としてのスタイルを自分自身が気に入っている
これも意外と大切かもしれません。
力いっぱい揉むでもなく、汗だくになって押すでもないので、もし自分が70歳を超えて仕事している時の見栄えもいいです。
身体に触れず、必要なところへ気を使うのも気に入っています。
「さらっとしていて格好いい」という印象があります。
自分が「こういう仕事の仕方がかっこいいし好きだ」と思えるのは、職業として長く続けるうえでは立派なメリットです。
12.医療の専門職の人にも実力を認めてもらい教えた実績
医師、薬剤師、看護師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、整体師、エステ・リラクゼーション関係者など、身体や医療・施術に関わる人にも気功の効果を認めてもらえたのは、社会的信用性などから見てもメリットです。
第2章:自分の身体・感覚に起きた変化
13.自分自身にも使える
整体やカイロプラクティックは、自分の手が届かない所や、無理な体勢で施術はできません。
しかし、気功は接触する必要がないので、自分にも他人と同じように施術できるのが良い所です。
自分の不調が出たり、どこか痛めた時にも、いつも自分に気功を使っています。
肩こりや首コリ、頭痛腰痛など身近な不調から、寝違え、肉離れなどにも使ったことがあります。
人に使える技術が自分に使えるのは、めちゃくちゃ便利です。
14.気功を瞑想や思考・感情にも使えるようになった
気功は身体への施術だけではなく、自分の意識や思考、感情にも使っています。
私は実際に、気を使った瞑想もしています。
以前、海岸で気を使った瞑想をしていたとき、それまで感じていた身体の不調がなくなった経験がありました。
それから身体だけではなく、思考や意識の状態にも気功を使うようになりました。
例えば、何か大きな悩みがあると、そのことばかり考えてしまい、頭の中が悩み事でいっぱいになることがあります。
しかし、同じ出来事でも、それをどれくらい大きな問題として受け取るかは人によって違います。
そこで気を使って瞑想し、頭の中の余計な思考を減らしていくと、思考がクリアになり、それまで狭くなっていた視野が広がることがあります。
すると、
実はそこまで気にするような問題ではなかった
今できる対処法が見えてくる
今すぐ答えを出さなくても、時間が解決することだと分かる
別の見方ができるようになる
新しい発想が出てくる
といった変化が起こります。
問題そのものが消えたわけではなくても、思考が整理されて視野が広がることで、心が落ち着きを取り戻すことがあります。
そして心が落ち着くと、そこからまた別の考えや発想が生まれてきます。
こうしたことを繰り返す中で、過去の心のしがらみやトラウマから解放されたこともありました。
私にとって気功は、身体だけに使うものではありません。
瞑想を通して思考をクリアにしたり、感情を観察したり、狭くなった視野を広げたりするためにも使っています。
これも気功を身につけてからできるようになったことの一つです。
15.身体の内部を感じる感覚が細かくなった
ここから「施術技術」以外のメリットに入ります。
気は微細な感覚を感じ取る必要があるので、そういう稽古を続けていると
気功を続ける中で、
自分の身体を日常的に感じる
身体内部の状態を観察する
微妙な違いに気づく
良い状態・悪い状態を区別する
といった感覚が鋭くなりました。
内部の感覚が鋭くなると、外部に対しても鋭くなりました。
難しい言葉を使えば、内受容感覚・固有受容感覚・運動感覚などと向き合う稽古の感じがします。
続けていった結果は
悪い気と良い気の差や、違いが分かるようになった。
患部の原因となる悪い場所が分かるようになった。
相手が良い気や悪い気を出しているか分かるようになった。
こういった感覚を感じ取れるようになっているのを経験として実感しています。
16.自分の身体の反応の良し悪しを感じて、修正できるようになった
単に、「身体を感じられる」だけではなく、
感じるという感覚から
→ 今の状態を判断する
→ 良くないところに気づく
→ 自分で修正する
というところまで使っているのですが、これが武術にも大きくつながりました。
第3章:武術・格闘技への応用
17.武術・格闘技・合気道・打撃・寝技など総合格闘技への応用
大前提として気を感じるというのは、絵空事ではなく体の中や外を感じ取る必要があります。
そういう独特の感覚を、格闘技や武道をする際に応用した結果、
- 重心
- バランス
- 体幹
- 身体操作
- 意識操作
- パンチ
- 蹴り
- 打撃
- 攻め
- 防御
など、武術や格闘技における動き、威力、精度、上手さの向上にも気功で身につけた感覚を応用しています。
これは単なる自己満足ではなく、50歳を目前にした現在も、20代の人たちと実際にスパーリングをして、自分の技術が通用するのかを試しています。
実際に「どうしたらそんなに強く蹴れるのか」「どうやったらそんな打撃が打てるのか」と聞かれ、教えることもあります。
組技にしても、四つに組んで押し合うなどは、10キロ20キロと体重差のある人と勝負をしても、同レベルなら問題なく対処できます。
むしろ30手前に総合格闘技のジムに通っていた時より、圧倒的に強くなっています。
これはなぜかというとスポーツに分類される格闘技は、体重、筋力、スピードの後に勝ち負けがきますが、武術は上手い下手の後に勝ち負けがあります。
また武術の考え方が、体の大きい人に小さい人が勝てるかという理合いが強いこともあります。
興味がある方には、実際に来ていただければ、その場で体感してもらう事もできます。
ただ、単純に「気功をやれば武術が強くなる」という話ではありません。
私にとって大きかったのは、
自分の身体を細かく感じる
↓
何が良くて何が悪いのか分かる
↓
自分で修正する
↓
もう一度試して確認する
ということができるようになったことです。
以前よりも、人から「そこが違う」と指摘されなければ分からないのではなく、自分自身で違いを感じて修正できるようになりました。
いわば、自分の身体を使いながら、自分で答え合わせができるようになったということです。
これによって、武術や格闘技の技術を身につけたり、修正したりする速度も上がりました。
第4章:日常生活・気功そのものの面白さ
18.日常生活でも気の感覚を使って判断できるようになった
気功を身につけてから、施術以外でも気の感覚を使うようになりました。
食べ物、物、場所、人など、何かを選んだり判断したりするときに、「これはどう感じる?」と自分の感覚を確かめることがあります。
例えば私は以前、飲食店でメニューの写真を見て選んでも、「なんか思っていたのと違う……」というものを選ぶのが通常運転でした。
そこであるとき、「俺は気功師だ! 気で選ぼう」と思ったのです。
自分でも「ちょっと頭悪いことやってるな」と思いながら、写真や説明を頭で考えて選ぶのではなく、自分がどう感じるかで選んでみました。(笑)
すると以前より、「これ美味しい」と思えるものを選べるようになりました。
くだらない話に見えるかもしれませんが、私にとっては一つ悩みが解決したので、これも気功を身につけて良かったことの一つです(笑)。
食べ物だけではありません。
- 「この場所はどう感じるか」
- 「この物はどう感じるか」
- 「この人はどう感じるか」
と、いろいろな場面で自分の感覚を使うようになりました。
頭で考えたことだけで判断するのではなく、自分が感じたことも判断材料にできるようになった。
気功を身につけたことで、物事を見る方法が一つ増えたことは、普段の私の選択を大きく変えました。
頑固、疑い深い、卑屈な人が、何となく嫌というようなネガティブで内に籠る判断基準とは正反対で、運のよい人、感が働く人が当たりを引き寄せる力みたいなものは、こういう感覚で選んでいるのかなと思いいます。
19.他人の気功・ヒーリングを「気」で判別できるようになった
気功を身につけてから、他の気功師やヒーラーについても、見た目や雰囲気、説明だけではなく、実際にその人の気を感じて判断するようになりました。
「なんとなく怪しい」「胡散臭そう」というイメージで判断するのではありません。
相手がどのような気を出しているのかを、自分で感じて確かめます。
自分自身が長年、
- 気を感じる
- 気を出す
- 人に使う
- 相手の気を感じる
- 結果を確認する
ということを繰り返してきたからこそ、他人が行っている気功についても、自分の感覚を使って判別するようになりました。
説明がもっともらしいから信じるのでも、怪しく見えるから否定するのでもなく、自分で気を感じて確かめられるようになったことも、気功を身につけたメリットの一つです。
20.上達するほど余計なことをしなくなった
昔より、
- 余計な検査を減らせる
- 余計な思考を減らせる
- 余計な体力を使わない
- 余計な手技を使わない
- 必要なところを狙う
方向へ進んできたと、仕事を通じて体感しています。
つまり、「複雑なことをたくさんすること」ではなく、「必要なことだけで結果を出せるようになること」でもあります。
21.上達しても新しい発見が続く
完成したと思って終わりではない。
私自身、昔と今では気功の使い方が変わっています。
- 感じ方
- 狙い方
- 精度
- 身体への使い方
- 原因についての捉え方
- 武術への応用
- 遠隔
- 日常での使い方
などが変化してきました。
上達すると新しい問題が見えて、新しい方法も見えてくるのが、簡単単純ではない所が、長く続けられる理由です。
22.研究対象として面白い
これも「メリット」です。
- 「これをやったらどうなる?」
- 「こっちは?」
- 「離れていても?」
- 「武術なら?」
- 「物なら?」
と試せる。
気功は、施術の道具であると同時に、長年研究し続けられる対象になったのも良い所です。
23.気功は趣味や遊びとしても面白い
全部を仕事や施術に結びつけなくても、気功は単純に面白いところが良いです。
「こんなことできるの?」
「じゃあこれは?」
「お、できた」
というシンプルな楽しさがあります。
触っていないのに変化を感じたり、離れていても試せたり、身体だけではなく色々な対象で感覚を試せたりします。
医学や解剖学の知識だけから考えると、到底現実的には無理だと思うようなことが起こるのも面白いところです。
だから、「分かっているから面白い」だけではなく、**「分からない部分があるから面白い」**という魅力もあります。
24.身につけた技術を長期間使い続けられる
気功は道具や機械を使う技術ではありません。
一度身につければ、自分自身の感覚と技術として持ち続けることができます。
しかも、覚えたら終わりではなく、年数を重ねるほど感覚や精度を高め、新しい使い方へ発展させていけます。
長く使い続けながら、さらに上達していけることも、気功を身につけたメリットです。
まとめ|気功を身につけて感じた一番のメリット
こうして振り返ってみると、私にとって気功の魅力は、単純に「触らずに人を施術できる」ということだけではありません。
最初は「気を感じる」というところから始まりました。
- →気を感じる→ 気を出す
- → 自分に使う
- → 人に使う
- → 身体を細かく感じる
- → 自分で身体を修正する
- → 武術・身体操作へ応用する
- → 離れた人にも使う
- → 物・場所・食べ物などでも感覚を試す
- → 自分なりに検証する
- → 精度を高める
- → 新しい使い方を発見する
となっています。
施術から武道・格闘技・果ては日常生活でも使ってみると広がってきたのが分かります。
気功という一つの技術が、用途ごとに完全に分断されているわけではないのです。
だから最終的な結論は、気功の一番のメリットは、今まで感じなかったものを感じ、できるようになって、さらに「これにも使えるんじゃないか」と自分で試し続けられることです。


