気功や整体、マッサージ、カイロに通って「全然よくならなかった」「お金だけ損した」…そんな声をよく聞きます。
実際、この世界は目に見えないぶん、いい先生とそうでない人の差が激しいのが現実です。
この記事では、気功で失敗しがちな人の特徴と、損しないための判断基準を本音で解説します。
これから気功を受けようと思っている方にとって、きっと参考になるはずです。
1「この先生なら大丈夫!」と妄信する人は危ない
「ホームページを見て、この先生なら絶対に治してくれると思ったんです…」
そう話す方、実は少なくありません。
もちろん、そう思う気持ちはよく分かります。
辛い症状が続いていると、少しでも希望を持てる言葉にすがりたくなりますよね。
でも、気功の世界は実力差がとても激しい世界です。
人柄や言葉が優しそうでも、技術がなければ結果は出ません。
実際に、私が知っているだけでも「治せないのに、”大丈夫、治りますよ”と口だけの先生」は何人もいます。
そういう人は、お金をもらうことが目的になっていて、結果が出ないことに罪悪感すら持っていない場合もあります。
じゃあどうすればいいのか?
「なんとなく良さそう」で選ばず、以下を確認してください。
通った人の“直筆”の感想が多く掲載されているか
「この症状は治せますか?」という質問に、はっきり答えてくれるか
先生自身が、顔・名前・経歴をしっかり公開しているか
これだけでも、妄信してしまって失敗する確率はぐっと下がります。
2「2ヶ月は通ってください」は本当に信用していい?
気功の先生に「3ヶ月はかかります」「まずは2ヶ月続けてみてください」と言われたことはありませんか?
実際、どれくらい通えば良くなるのかは気になるところだと思います。
でも、ここに大きな落とし穴があります。
- 目安の回数を信じると、思考停止になる
- 「2ヶ月通えば良くなる」と言われると、
- たとえ効果を感じていなくても「まだ2ヶ月経ってないし…」
と通い続けてしまう方が多いです。
ですが本来、本当に技術のある施術家であれば、1回目・2回目から何かしらの変化があるはずです。
少なくとも「まったく変化がない状態」が数回続くなら、そこで見直すべきです。
本当に信頼できる先生はこう言います
「最初の数回で効果が出なければ、他を検討してもらって構いません」
「一回ごとに体調がどう変わるかを見てください」
こんなふうに**“通わせよう”とするのではなく、“判断してもらう”スタンス**を取ります。
見極めポイントまとめ
「2ヶ月で良くなる」と言われたら、その前に1回ごとの変化に注目する
3回受けて変化がなければ、見切る判断も視野に入れる
回数ではなく“毎回の変化”で判断するのが正解
3 「悪化してないからマシ」と思って通い続ける人へ
「良くはなっていないけど、悪くもなってないから…」
そんな理由で気功に通い続けていませんか?
その気持ち、すごくよく分かります。
せっかく時間とお金をかけたんだから、「通わないよりはマシ」と思いたくなるものです。
でも、“良くなっていない”時点で、本来の目的からは外れてしまっているはずです。
目的を見失っていませんか?
最初に気功を受けようと思ったのは、「このつらい症状から抜け出したい」「日常生活を普通に送りたい」そんな気持ちだったはずです。
もし通い続けているのに、それが一歩も近づいていないのだとしたら、
本当にそこが“あなたの体に合った場所”なのかを見直すべきタイミングかもしれません。
「悪くなってないからOK」は危険な思考
症状が変わらない = 改善していない証拠です
通い続けることで、判断が鈍ってしまうこともあります
「今より悪化しなければいい」ではなく「良くなるために通う」が本来の目的
次に進むためのヒント
気功は、本当に技術がある人がやれば一回一回で何かしらの変化があるものです。
「何も変わらない」のが何回も続くなら、思い切って別の院を探すことも大切です。
「通ってるからこそ、変化がないのが見えてきた」
そう受け取って、新しい選択をしてみてください。
4 1回で判断するのは早すぎる?見切りは“3回ルール”で
気功に興味を持つ方の多くは、それまでに整体・カイロ・マッサージなどで思うような結果が出なかった経験を持っていることが多いです。
だからこそ、「またダメだったらどうしよう」という不安から、1回受けて効果を感じなければ、すぐに見切ってしまう方も少なくありません。
その気持ち、本当によく分かります。
でも1回で判断するのは、まだ早い
身体の不調は、数ヶ月・数年かけて積み重なってきたものです。
それが1回で完全に治るケースは、正直レアです。
もちろん、1回で「何かが変わった」体感があるなら理想ですが、そうでなくても焦らず、最低でも3回は様子を見ることをおすすめしています。
「3回」で判断する理由
- 初回:反応が出るかどうかを見る(体感・変化)
- 2回目:変化が継続するか確認
- 3回目:改善傾向があるか判断
これだけ受けてまったく変化がなければ、そこは見切ってOKです。
大事なのは「通った数」ではなく「変化の質」
通えば治る、ではなく
「毎回、少しでも良くなっていく実感」があるかが重要です。
その変化が3回以内に全くないなら、れは技術不足の可能性が高いです。
結論:
1回で判断しない。けれど、ズルズル通い続けもしない。
3回で見極めるのが、失敗しない気功選びの基準です。
5 「先生のおかげで治った」と思い込んでいませんか?
よくあるのが、「前に通っていたところで、少しずつ良くなってきたけど、それ以上は変わらなかった」という方。
話を聞くと、半年〜1年も通っていたというケースが少なくありません。
でも、それって本当に施術の効果?
人の体は、自分で自分を治す力(自然治癒力)があります。
そのため、何もしなくても時間とともにゆっくり回復していくこともあります。
つまり、「たまたまその時期に回復した」だけかもしれないのに、「この先生のおかげ」と思い込んでしまうことがあるんです。
本当に効果がある施術なら、こうなる
- 通うたびに何かしらの変化を感じる
- 回数を重ねるほど、回復が加速していく
- 良くなるまでに、半年〜1年もかからない
実際、私の施術では「なんでこんなに早く楽になるの?」と驚かれる方が多いです。
これは自慢ではなく、「本当に効果がある施術とはどういうものか」を知ってほしいからです。
結論:
「先生のおかげ」と思う前に、「何回目でどんな変化があったのか?」を冷静に振り返ってみてください。
回数だけ重ねて、効果の実感がなかったなら、それはあなた自身の自然治癒かもしれません。
6 :「ここまで通ったし…」が判断を鈍らせる
「もう何回も通ったし、今やめたらもったいない」
「あと少しで効果が出るかもしれない…」
そんな気持ちで、効果が出ていないのに通い続けてしまっている方、本当に多いです。
「通った分、取り返したい」は危ない心理
人は「損したくない」という気持ちが強く働くと、本当はダメだと分かっていても行動をやめられなくなります。
これを“サンクコスト効果(埋没費用バイアス)”と言って、心理学でもよく知られている現象です。
冷静に考えてみてください
これまで何回通いましたか?
その間に、症状は本当に良くなりましたか?
今のまま通い続けて、何か変わる見込みはありますか?
もしこの質問に「うーん…」と迷うなら、見直すタイミングかもしれません。
見切りの判断基準(再掲)
3回受けてもまったく体感がない
毎回、先生の説明だけでごまかされている
「変化がないこと」を質問しても、具体的な答えが返ってこない
このような場合、そこで通う意味はありません。
結論:
「せっかく通ったから」は理由になりません。
本当に変えたいなら、“いま効果が出ているか”で判断すべきです。
勇気を持って見切りをつけることが、回復への最短ルートになります。
まとめ|後悔しないために、これだけは見極めてください
ここまで、気功に通って失敗してしまう人の特徴を紹介してきました。
では逆に、どんな気功の先生・お店を選べば失敗しないのか?
判断のポイントはこの3つです
通うたびに体調が変化していく実感があるか
過去の症例や直筆の感想がホームページなどに載っているか
「その症状、治せますか?」という質問に、はっきり答えてくれるか
重要なのは、「納得して選ぶ」こと
気功は、目に見えないからこそ“言葉のうまさ”や“雰囲気”に流されがちです。
でも、本当に効果があるかは、1回ごとに確かめるしかありません。
そして何より大切なのは、
質問にちゃんと答えてくれるか、
都合の悪いことを誤魔化さないか、
この1点です。
気功や整体、マッサージ、カイロで後悔する人が少しでも減ればいいと思います。
この文章が、ご参考になれば幸いです。
またよろしくお願いします。