潰瘍性大腸炎のイメージ画像

潰瘍性大腸炎で気功院に来られた方のケースを紹介します。

潰瘍性大腸炎は厚生労働省の指定難病に挙げられている病気で、医療機関での診察と治療が前提となります。

潰瘍性大腸炎の主な症状

腹痛・下痢・粘液を伴う血便が主な症状です。

重症化すると、発熱・頻脈・貧血・体重減少などが現れることがあります。

腸の炎症が進むと、腸管が狭くなったり、腸管に穴があくこともあります。腸以外の部位に症状が出るケースもあります。

腸内にガスがたまって大腸が膨らむと、中毒症状が起こり緊急手術を要する場合もある深刻な病気です。

気功と潰瘍性大腸炎について臨床で見えること

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潰瘍性大腸炎は腸の病気とされていますが、臨床で見ていると腸だけの問題ではないと感じています。

その鍵は、人の身体の働きにあります。

食べ物が消化される流れ

  1. 食べ物は口から入り、食道を通って胃に届きます。
  2. 胃酸で消化され、食べ物は酸性になります。
  3. 胃を出た食べ物は十二指腸に送られます。
  4. 十二指腸で膵臓から出るアルカリ性の膵液が加わり、食べ物は中性に変わります。
  5. 中性になった食べ物が腸に送られ、栄養が吸収されます。

下痢が起きる仕組み

胃酸と膵液のバランスが崩れて、食べ物が酸性のまま腸に運ばれると、腸はそれを吸収できません。

そのため、身体は下痢として外に出そうとします。

下痢は、腸が正常に働いているからこそ起こる反応です。

胃と膵臓が正常に働いて初めて、腸は本来の働きができます。胃と膵臓の働きが落ちると、胃酸と膵液のバランスが崩れて腸にしわ寄せがきます。

腸の内壁にダメージが蓄積し、潰瘍性大腸炎やほかの症状の背景になっていると私は考えています。

気功は全身に働きかける施術

気功は、身体の局所ではなく全身に働きかける施術と臨床で捉えています。

胃や膵臓を含めた全身の働きが整うことで、結果として腸への負担も変わってくると見ています。

臨床では、姿勢・睡眠・冷え・むくみ・めまい・耳鳴り・痛みなど多岐にわたる項目で変化が出るケースを見てきました。

難病というと回復しにくいというイメージがありますが、私はそうは見ていません。

潰瘍性大腸炎やその他の指定難病のように、日常生活に支障が出たり命の危険がある病気は深刻な問題です。

ただ、症状の重さと回復の早さは比例しないと臨床では感じています。

例えば、骨盤や足の太い骨を骨折しても命に直接の危険はありませんが、骨が癒合するまで数か月かかります。

一方、大きな血管が切れた場合は数分で出血多量となり命に関わりますが、手術で縫合すれば数日で繋がります。

このように、症状の重さと回復の早さは比例しません。

難病とされる症状でも、自然治癒力が働きやすい状態であれば、日々の体調に変化が出るケースもあります。

気功は、自然治癒力が働きやすい状態に身体を整えていく施術と私は捉えています。

潰瘍性大腸炎で来院された方のケース

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ここからは、紹介で当院に来られた方のケースをお伝えします。

潰瘍性大腸炎で当院に来られる方はあまり多くありませんが、これまで指定難病や原因不明の症状で来られた方を多く見てきました。臨床経験から、今回もお引き受けしました。

来院時の状態

まずお話を伺い、症状や困っていることをお聞きしました。

潰瘍性大腸炎を発症したのは10年ほど前から。

下痢でトイレに行く回数は1日最低でも10回。便は常に下痢で、いつも血便があったそうです。

腹痛と下痢で夜中に目が覚め、3〜5回はトイレに行く生活が続いていると話されていました。

ほかに残尿感もあるとのことでした。

お話を伺ったあと、身体の状態を確認しました。

左右の肩の高さの違い、猫背の有無、筋肉の痛み、関節の可動範囲などを確認します。

この何気ない、どこの整体院でもやっていそうな確認が非常に大切です。

気を送ったときに見られた変化

身体の状態を確認したあと、私は気功師なので、相手の身体に触れずに離れた距離から、30分ほど気を送ります。

気を送る前までつま先に重心がかかっていたのが、気を送り続けると踵の方にもバランスよく体重がかかるようになりました。

重心が変化したり、猫背が和らいで姿勢が変わるなど、数分単位で身体に変化が見えてきました。

30分後に身体の状態を確認すると、ぱっと見で分かるほど姿勢が真っすぐになり、ご本人もお腹の不快感は全くないと話されていました。

ここまでは、気を送ったあとに臨床でよく観察される変化です。

大切なのは経過観察

大切なのはここからです。その時だけ変化があっても意味がありません。

大切なのは、来院後の日々の生活で身体がどう変わっていくかです。

これから起こることは未来のことなので、経過観察が必要になります。

今回の方には、これから1週間ほど毎日経過を見て、再度来ていただくようお伝えしました。

1週間後の経過

1週間後に再度来られた際、ご本人から経過を伺いました。

来院者ご本人の話によると、次のような変化があったとのことでした。

  • 1日10回だった下痢が2回に減った
  • お腹の違和感・圧迫感が和らいだ
  • 夜中に3〜5回トイレで起きていたのが、朝までぐっすり眠れるようになった
  • 下痢から軟便に変わった
  • 多少の血便は出るが、以前よりかなり減った
  • 便の色もほぼ通常に戻った
  • 残尿感も少なくなった

今回の方は、気功との相性が良かったケースだと見ています。

3回で卒業されました

まだ1回目の時点でこの変化でしたが、その後も経過を見ていきました。

ご本人もここまで変化が出ると思っていなかったようで、驚かれていました。

結果として、この方は3回の通院で「もう気功を受ける必要はない」とご本人が判断され、卒業されました。

ご参考になれば幸いです。

最後までお読み頂き有難うございました。

変化の出方には個人差があります。