15年来の首の怪我がけっこう治った話

カイロプラクティックの首の矯正で頸椎捻挫に

ことの発端は、私がこの業界に入る頃の話。

当時、自分の体の不調を改善したくて、どこかいいところはないかと鍼やカイロプラクティックを受けていました。

その中で、カイロプラクティックの施術を受けた時の話です。

ドロップベッドと呼ばれる、施術台を「ドスン、ドスン」と落としながら矯正していく方法や、首をボキボキ矯正する手技をメインとした接骨院に行った時のことです。

カイロプラクティックのベッドで、ドスンドスンと骨盤や背骨などを矯正された後、最後に首の矯正をされていた時のことです。

一回目に首を矯正されたのですが、音がしなかったために、もう一度首を矯正されました。

その瞬間、首がグキッとなり、「本来、曲がってはいけない方向に無理やり曲げられた」という感覚がありました。

そして首に痛みが走り、明らかにおかしかったのですが、様子を見ろと言われてそのまま帰りました。

その夜には首が熱を持ち始め、首が痛くて眠れませんでした。

そのあと近くの総合病院でレントゲンを撮り、医師から頸椎捻挫と診断されました。

その後もずっと左側の首から耳にかけて熱を持つようになり、痛みとこわばりが続くようになりました。

やがて炎症そのものは治まりましたが、首の強烈なこりと痛みは残りました。

単純に「首がこっている」という程度ではなく、こり過ぎて痛い状態が何年も続きました。

何をしても戻ってしまった首の痛みとこわばり

その間、カイロプラクティックやオステオパシーなどの施術を受けたりもしました。

施術を受けると一時的に楽になることはありましたが、すぐに元の状態へ戻ってしまいます。

自分なりにいろいろ試しましたが、根本的に解決できる方法は見つかりませんでした。

怪我をしてから10年以上が経った頃には、自分でも気功を使って体を整えられるようになっていました。

それでも、この首だけは根本的には解決しませんでした。

自分で施術をすると多少楽になることはあっても、不快感が残ります。

首の傾きが日常生活や運動にも影響していた

さらに、何も意識せずにいると首が片側に傾いてしまう状態になっていました。

特に、首をまっすぐにしているつもりでも、力を抜くと自然に片側へ折れ曲がってしまう。

そのため、歩いているときも、座っているときも、常に「首をまっすぐにしておこう」と意識していなければなりませんでした。

意識していないと、首をまっすぐ保てない状態です。

リラックスしていても駄目でした。

何をしていても、首の違和感がついて回りました。

ボルダリングをしていても、片側だけ体を曲げにくい。

格闘技をしていても、なんとなく重心が定まらない。

自分がやりたいフォームを取ろうとしても、首の違和感が邪魔をする。

首の問題ひとつによって、日常生活だけではなく、運動や武術の動きにもいろいろな弊害が出ていました。

同じ部位でも施術後の変化が違うことに気がついた

そんな状態が長年続いていたのですが、あるとき、店で施術をしている中で、同じ部位を施術を同じように施術していても、施術後の変化が違うことに気がつき始めました。

そこで、「これを自分の体にも使ったらどうなるのだろう」

と思い、自分自身に同じ考え方で施術をしてみました。

15年以上続いた首の突っ張りと痛みが大きく変わった

すると、施術をしたあと、首のあたりから脇の下、肩周りにかけて、急にスッキリした感じがありました。

それまでとは明らかに感覚が違います。

そこで、いつもの首のつらさを確認してみました。

すると、片側にずっとあった強い突っ張り感やこわばり、痛みがかなり消えていたので驚きました。

完全に何も感じないというわけではなく、長年の名残のような違和感は多少ありました。

しかし、それまで15年以上続いていた「強い突っ張り」「こわばり」「痛み」がなくなっていたのです。

さらに驚いたのが、首に力を入れなくても、左側へ折れ曲がらなくなっていたことです。

それまでは、首をまっすぐ保つために自分で意識して力を入れていなければなりませんでした。

ところが、その必要がなくなっていました。

普通に力を抜いていても、首がかなり自然な位置にある。

まるで自分で施術したのではなく、誰か別の人にしっかり施術してもらった後のように、首が楽になっていました。

長年、自分で気功をしても、他の施術を受けても、どうしても解決できなかった首の問題が、そこで大きく変わったのです。

数日後も首の不快感と傾きは改善していた

ただし、施術の直後は、不快感から解放された分だけ、軽い感じが増すので、肝心なのは数日後の様子でした。

数日して結果はどうなったかというと、明らかに以前より不快感は減って、首が傾く感じは半分以上改善しています。

自分の感覚ではもう一段階は改善する伸びしろがある感じがします。

ただ、長年の強い苦しみから解放されたのは本当にうれしい限りです。

体の歪みが重心やフォームに与える影響

最近、49歳にして総合格闘技とキックボクシングのジムに15年ぶりくらいに通い始めたので、ちょうど良いタイミングでした。

どうしても体の歪みがあると、思うような理想のフォームが出来ないからです。

ゴルフやテニスなど運動全般に言えるのは、身体が歪んでいると、歪みを庇いながら動くので、思ったフォームが出来ないのです。

いくら自分でフォームを補正したところで、体の歪みから起こる重心を補正しようという、人間の生命維持するための働きの方が、優先順位が高いからです。

ギターやベース、ビアノ、管楽器、弦楽器に限らず、習字なども含めて体を使うすべてに通じる話です。

楽器を弾いていて、肩がこる、フォームが定まらないと言ったことは、本人ではなく、体の歪みから起きているのです。

首が整ったことで合気道の動きや感覚も変わった

合気道も20年以上やっていますが、今回首が整ったことにより無駄な力みが減って、小さな力で大きく相手を崩せるようにもなりました。

また体の動きや感覚も、不調によるノイズが消えて、精度が増しました。

ただ単に苦痛から解放されただけではなく、睡眠の質も上がり、疲労も回復しやすくなります。

つまり、いろんなことがポジティブに向かうのです。

諦めずに技術を磨き続けてよかった

気功や整体は職人みたいな仕事なので、終わりがなく上手くなり続けたいと思ったことが功を奏しました。

それといつか自分が上手くなったら、自分で治せると諦めないで良かったなという話です。

ご参考になれば幸いです。

またよろしくお願いします。