先ほどの話で、膝が痛いという話で予約してこられました。
気功を始める前の問診はとても大切なので、今回の膝の痛みについてお話ししてもらいました。
50代の女性で合気道をしていたら、ふくらはぎの裏あたりに違和感を感じた後から、左ひざが痛くなってしまったとのこと。
しゃがむときに、膝が痛くて一番下までしゃがみこめなくなってしまうのが一番なおしてほしいとの事でした。
もう少し話を聞くと、合気道の稽古を始める前から、お正月に休まずに働いたため疲れ固まっていたらしく腰の調子も良くなかったと教えてくれました。
原因が分からなかったり、いつのまにか膝が痛くなってしまった場合は、ほぼ100というほど膝が悪いことはないので、他に膝が痛くなる原因を触診で探し始めました。
すると、背骨の一部が固く動きにくくなっていた箇所があったので、調整して、出来なかったしゃがむ動作をしてもらうと、先ほどはしゃがんだ時に、ふくらはぎと裏腿が付かずに浮いていたのが、しっかり深くまでしゃがみこめるようになっていました。
ご本人も、さっきはしゃがめなかったのが今はしゃがめるのと、痛みが半分くらいに減っているとのことでした。
私の臨床では、半分くらいでは、私が納得いかないので、まだほかに悪いところがあるはずだとまた触診で探し始めました。
すると、実は右肩もとてもこっていて、触っただけで痛みがあるとおっしゃったので、右肩の原因もしゃがみ動作の改善と並行して探すことにしました。
右肩は簡単で、胸郭つまり、胸側にもんだいがあったので、そこに気功をすると、痛みが1.2割程度に減ってほとんどいたくもないし、違和感が残る程度とのことでした。
1.2割程度まで減れば、その後に自然と良くなっていくので、右肩は経過観察としました。
のことった社が未動作の痛みがまだ5割のこっていたので、膝の根本的原因を探すことにしました。
すると一か所ゆがみが強く出ている箇所があったので、そこに気を送りました。
するとしゃがんだ時の痛みが1割程度まで減って、しゃがんで立っての動作がかなり楽になった教えてくれました。
気功の施術が上手くいったかどうかの判断基準は、筋肉や関節の症状において、
3割ほど減ると、その日のうちに元に戻るレベル
5割で、また数日後、数週間ですぐに元に戻って痛みが出てしまう、つまり再発するから、通い続けなければならないレベル
7割以上減れば、その日の施術は成功で良しとできるレベルです。
今回は1.2割程度残るものの、見た限り膝に問題があるとは分からないくらいに、動けるようになっていたので、施術を完了することが出来ました。
おそらく、上手くいけば、今回の気功で卒業と行くかもしれませんが、またきてもらうにしても、あと2.3回で卒業してもらえると判断しました。
きがつけば、膝の調子が悪くなったり、立ったりしゃがんだりの動作がつらくなった方は、気功を受けてみてるのもおすすめします。